92 / 243
092 新婚旅行初日です 6
しおりを挟む
ここは恐竜が生息する島です。
私たちはステゴサウルスを見ました。次は休憩にします。
おやつは、パン屋で買ったチョコクリーム入りのメロンパンです。
お皿にのせて、二人に配りました。
アンナ「飲み物はアイテムボックスから好きな物を出してください」
政樹さんはサイダー、朝美さんはアイスティーにしたようです。
わたしはアイスカフェオレです。
アンナ「いただきます」
二人 「いただきます」
わたしのメロンパンはさっきの食べかけです。
政樹 「ビターチョコのクリーム、うまいな」
朝美 「うん。美味しい」
パン屋のルバンさん、いい仕事しています。
日本人が美味しいと思うレベルですよ。
*
政樹 「それにしても、恐竜が見られるとは思わなかったな。
異世界、最高だよ」
朝美 「でしょう。でも異世界の話をする私のこと、
散々馬鹿にしたくせに」
政樹 「ごめん。悪かった。俺がバカでした」
朝美 「まあいいけどさ。私も楽しいから」
政樹 「全日程、恐竜三昧がいいな」
朝美 「えー」
アンナ「新婚旅行が恐竜ツアーになってもいいですか?」
朝美 「それはだめ」
政樹 「わかったよ」
花嫁に花を持たせてくださいね。
*
おやつが終りました。
アンナ「ごちそうさまでした」
二人 「ごちそうさまでした」
*
休憩とトイレタイムが終わり、全て片付けました。
アンナ「魔法で移動します・・・転移」
* * *
転移した場所は、岩場と草原が入り交じったところです。
恐竜がいます。2頭のアンキロサウルスです。
けんかをしているみたいです。縄張り争いでしょうか。
体高は約2メートル、全長は約10メートルです。
全身が茶色、頭部や背中に突起がたくさんあります。
尻尾の先はハンマーのようになっています。モンスターを狩るゲームに出て来そうです。
政樹さんは、恐竜のけんかを撮影しています。
*
勝負がつきました。1頭が逃げて行きます。
政樹 「すげー動画撮れた」
朝美 「すごい迫力だったね」
政樹 「化石やロボットじゃない本物の恐竜。いいねえ」
けんかしたばかりの恐竜は気が立っているかもしれません。
近づくのを少し待ちました。
*
アンナ「一緒に写真撮りましょう」
二人はアンキロサウルスの側に立ちました。
恐竜の大きさが実感できますね。
撮影します。
カシャ。
別アングルで・・・
カシャ。
わたしは朝美さんにスマホを渡しました。
朝美 「すごいね。この写真」
政樹 「博物館で撮った写真みたいだな」
朝美 「そんな感じ」
政樹 「これが本物の恐竜だなんて、誰も信じないよな」
二人 「 ww 」
アンナ「次の場所に移動します」
政樹 「次も恐竜がいいな」
朝美 「アンナさん、こいつの言うこと聞いちゃだめだからね」
アンナ「はい。わかっています」
アンナ「まだ見ていない、魔物を見に行きます」
政樹 「魔物。それもいいな」
アンナ「それでは魔法で移動します」
アンナ「転移」
* * *
ここは、以前にツアーで来た森の中のです。
泉から少し離れたところに転移しました。
木漏れ日がきれいです。
私たちは少しずつ泉に近づきました。
泉には魔物の気配があります。
前回見た青い鹿ではありませんが、別の魔物がいます。
アンナ「腰を下ろしてください。
あれを見てください」(小声)
朝美 「馬?」(小声)
アンナ「ユニコーンです」(小声)
政樹 「おお。いいね」(小声)
ユニコーンは、全身が白。競走馬のように筋肉質です。頭に角があります。
木漏れ日の中で水を飲むユニコーンはとても神秘的です。
アンナ「これ以上近づくのは難しいです。
ユニコーンはこちらを警戒しています」(小声)
アンナ「ここから写真撮れますか」(小声)
政樹 「望遠でなんとか撮れるかも」(小声)
カシャ、カシャ。
政樹 「なんとか写ってる」(小声)
朝美 「一緒に写真撮りたいね」(小声)
そうですよね。
私たちで打ち合わせをしました。
私たち「***********」
朝美 「わかった」
政樹 「なるほどね」
わたしは朝美さんのスマホを受け取りました。
千里眼を使い、アングルを確認します。
二人は泉を背にして、ゆっくり立ち上がりました。
アンナ「転移」
カシャ。
アンナ「転移」
わたしは、最初の転移でユニコーンに近づき撮影して、すぐに別の森に転移しました。
ヒット&アウェイです。
うまく撮影出来たはずです。
私たちはステゴサウルスを見ました。次は休憩にします。
おやつは、パン屋で買ったチョコクリーム入りのメロンパンです。
お皿にのせて、二人に配りました。
アンナ「飲み物はアイテムボックスから好きな物を出してください」
政樹さんはサイダー、朝美さんはアイスティーにしたようです。
わたしはアイスカフェオレです。
アンナ「いただきます」
二人 「いただきます」
わたしのメロンパンはさっきの食べかけです。
政樹 「ビターチョコのクリーム、うまいな」
朝美 「うん。美味しい」
パン屋のルバンさん、いい仕事しています。
日本人が美味しいと思うレベルですよ。
*
政樹 「それにしても、恐竜が見られるとは思わなかったな。
異世界、最高だよ」
朝美 「でしょう。でも異世界の話をする私のこと、
散々馬鹿にしたくせに」
政樹 「ごめん。悪かった。俺がバカでした」
朝美 「まあいいけどさ。私も楽しいから」
政樹 「全日程、恐竜三昧がいいな」
朝美 「えー」
アンナ「新婚旅行が恐竜ツアーになってもいいですか?」
朝美 「それはだめ」
政樹 「わかったよ」
花嫁に花を持たせてくださいね。
*
おやつが終りました。
アンナ「ごちそうさまでした」
二人 「ごちそうさまでした」
*
休憩とトイレタイムが終わり、全て片付けました。
アンナ「魔法で移動します・・・転移」
* * *
転移した場所は、岩場と草原が入り交じったところです。
恐竜がいます。2頭のアンキロサウルスです。
けんかをしているみたいです。縄張り争いでしょうか。
体高は約2メートル、全長は約10メートルです。
全身が茶色、頭部や背中に突起がたくさんあります。
尻尾の先はハンマーのようになっています。モンスターを狩るゲームに出て来そうです。
政樹さんは、恐竜のけんかを撮影しています。
*
勝負がつきました。1頭が逃げて行きます。
政樹 「すげー動画撮れた」
朝美 「すごい迫力だったね」
政樹 「化石やロボットじゃない本物の恐竜。いいねえ」
けんかしたばかりの恐竜は気が立っているかもしれません。
近づくのを少し待ちました。
*
アンナ「一緒に写真撮りましょう」
二人はアンキロサウルスの側に立ちました。
恐竜の大きさが実感できますね。
撮影します。
カシャ。
別アングルで・・・
カシャ。
わたしは朝美さんにスマホを渡しました。
朝美 「すごいね。この写真」
政樹 「博物館で撮った写真みたいだな」
朝美 「そんな感じ」
政樹 「これが本物の恐竜だなんて、誰も信じないよな」
二人 「 ww 」
アンナ「次の場所に移動します」
政樹 「次も恐竜がいいな」
朝美 「アンナさん、こいつの言うこと聞いちゃだめだからね」
アンナ「はい。わかっています」
アンナ「まだ見ていない、魔物を見に行きます」
政樹 「魔物。それもいいな」
アンナ「それでは魔法で移動します」
アンナ「転移」
* * *
ここは、以前にツアーで来た森の中のです。
泉から少し離れたところに転移しました。
木漏れ日がきれいです。
私たちは少しずつ泉に近づきました。
泉には魔物の気配があります。
前回見た青い鹿ではありませんが、別の魔物がいます。
アンナ「腰を下ろしてください。
あれを見てください」(小声)
朝美 「馬?」(小声)
アンナ「ユニコーンです」(小声)
政樹 「おお。いいね」(小声)
ユニコーンは、全身が白。競走馬のように筋肉質です。頭に角があります。
木漏れ日の中で水を飲むユニコーンはとても神秘的です。
アンナ「これ以上近づくのは難しいです。
ユニコーンはこちらを警戒しています」(小声)
アンナ「ここから写真撮れますか」(小声)
政樹 「望遠でなんとか撮れるかも」(小声)
カシャ、カシャ。
政樹 「なんとか写ってる」(小声)
朝美 「一緒に写真撮りたいね」(小声)
そうですよね。
私たちで打ち合わせをしました。
私たち「***********」
朝美 「わかった」
政樹 「なるほどね」
わたしは朝美さんのスマホを受け取りました。
千里眼を使い、アングルを確認します。
二人は泉を背にして、ゆっくり立ち上がりました。
アンナ「転移」
カシャ。
アンナ「転移」
わたしは、最初の転移でユニコーンに近づき撮影して、すぐに別の森に転移しました。
ヒット&アウェイです。
うまく撮影出来たはずです。
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
転生先は盲目幼女でした ~前世の記憶と魔法を頼りに生き延びます~
丹辺るん
ファンタジー
前世の記憶を持つ私、フィリス。思い出したのは五歳の誕生日の前日。
一応貴族……伯爵家の三女らしい……私は、なんと生まれつき目が見えなかった。
それでも、優しいお姉さんとメイドのおかげで、寂しくはなかった。
ところが、まともに話したこともなく、私を気に掛けることもない父親と兄からは、なぜか厄介者扱い。
ある日、不幸な事故に見せかけて、私は魔物の跋扈する場所で見捨てられてしまう。
もうダメだと思ったとき、私の前に現れたのは……
これは捨てられた盲目の私が、魔法と前世の記憶を頼りに生きる物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
RD令嬢のまかないごはん
雨愁軒経
ファンタジー
辺境都市ケレスの片隅で食堂を営む少女・エリカ――またの名を、小日向絵梨花。
都市を治める伯爵家の令嬢として転生していた彼女だったが、性に合わないという理由で家を飛び出し、野望のために突き進んでいた。
そんなある日、家が勝手に決めた婚約の報せが届く。
相手は、最近ケレスに移住してきてシアリーズ家の預かりとなった子爵・ヒース。
彼は呪われているために追放されたという噂で有名だった。
礼儀として一度は会っておこうとヒースの下を訪れたエリカは、そこで彼の『呪い』の正体に気が付いた。
「――たとえ天が見放しても、私は絶対に見放さないわ」
元管理栄養士の伯爵令嬢は、今日も誰かの笑顔のためにフライパンを握る。
大さじの願いに、夢と希望をひとつまみ。お悩み解決異世界ごはんファンタジー!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる