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065 無料招待2日目です 12
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ここは、飛行島です。
私たちは、ダンジョンのドラゴンを倒しました。
その後、召喚された黒い箱の件を保留にして飛行島の地表に戻って来ました。
友絵 「夜になってる」
真美 「アンナさん、いま日本は何時なの?」
アンナ「夜の7時半です」
ちなみに、この世界アウローラと地球では、時間のズレはありません。
女神ローラと地球神ネモウス様の間で交わされた取り決めだそうです。
*
わたしは、飛行島の広場にコテージを出して、三人で中に入りました。
アンナ「マオのミルクが終るまで、
これを食べながら待っていてください」
わたしは、チーズの盛り合わせとスペインガルシア地方のパン、ロスカをダイニングのテーブルに出しました。
水分量が多い高加水パンです。外はカリカリ、中はモチモチ、美味しいパンです。
わたしはマオにミルクをあげています。
マオは一生懸命ミルクを飲んでいます。かわいいです。
*
マオのミルクが終わりました。
わたしは、アイテムボックスからダイニングのテーブルに料理を出します。
*
夕食はスペイン料理です。
メニューは、パエリア、トルティージャ、マルミタコ、マサパンです。
パエリア
今回作ったのは海鮮ではなく、バレンシア風です。
まず、鳥肉をパエリア鍋で炒めます。本来はうさぎの肉も入れるそうですが、日本人の好みは分かれるそうなので、今回は鳥肉だけにしました。
次にインゲン豆を炒めます。これだけでは、見た目が地味なのでパプリカも入れました。
その後、水と塩を入れて米を炊きます。しかし塩だけで美味しいパエリアを作ることは、わたしには無理です。
今回は水の代わりにブイヨンを使いました。汁気がなくなるまで炊いたら完成です。
トルティージャ
日本ではスパニッシュオムレツと呼ばれています。
ジャガイモ入りの卵焼きです。今回は、少し変わった調理法で作ります。
まず、蒸したジャガイモとベーコンを角切りにして調味料で炒めます。
次にバター、溶き玉子をいれて手早くかき混ぜ、形を整えます。
玉子が固まる少し前に火から下ろし、具材の余熱を利用して玉子をふわとろにします。
付け合わせはグリルした、長ネギとアスパラガスです。
オムレツにはサルサロメスクをかけました。
このソースは、パプリカ・トマト・アーモンド・ニンニク・調味料などで作ったものです。
マルミタコ
マグロ、ジャガイモ、トマト、パプリカ、玉ねぎなどを魚の出汁で煮込んだシチューです。
味付けは、割と自由だそうです。
マサパン
アーモンドプードルと砂糖で作ったお菓子です。
トレドのものが有名ですが、スペイン以外にもあります。
国によって、マルチパン、マジパンと呼ばれています。
日本では、ケーキの飾り菓子をマジパンと呼びますが、元は同じものだそうです。
今回は牛乳とバターを加えて、表面を軽く焼きました。
中はしっとりしています。お饅頭のような食感です。甘さは控えめにしました。
*
夕食の用意ができました。
真美 「写真撮っても、いいかしら」
アンナ「はい。どうぞ」
カシャ。
アンナ「食べましょう。いただきます」
二人 「いただきます」
真美 「まずはシチューから・・・美味しい」
友絵 「これ日本人が好きな味だよね」
アンナ「パエリアも冷めないうちにどうぞ」
真美 「海鮮じゃないのね」
アンナ「はい」
友絵 「それに黄色くない」
アンナ「これはバレンシア風パエリアです。
それとサフランは入れていません。
スペインではサフランを入れずに作る家庭やお店も多い
そうです」
パエリアは庶民の郷土料理です。宮廷料理ではありません。
本来は、高価なサフランを入れずに作っていたはずです。
それにサフランは味に影響しません。入れなくても大丈夫です。
友絵 「パエリアのおこげが美味しい」
真美 「お米の固さが丁度いい。
前に食べたのはアルデンテだったけど、
私はこっちの方が好き」
アンナ「ありがとうございます」
ソカラと呼ばれるおこげは、パエリアの美味しさを決める重要なポイントです。
それとパエリアのアルデンテは、本場のスペインでも評価が分かれているそうです。
*
真美 「このオムレツふわとろ。
前にレストランで食べたスパニッシュオムレツよりも、
断然美味しい」
アンナ「ありがとうございます」
友絵 「オムレツも美味しいけど、
ソースがかかったネギがめちゃめちゃ美味しい」
真美 「アンナさん、このソースなに?」
アンナ「これはロメスコソースです。
パプリカ・トマト・アーモンド・ニンニク・調味料などで
作ったものです」
ロメスコソースは、肉・魚・野菜に合う万能ソースです。
*
食事が進み、残ったのはお菓子だけです。
アンナ「お菓子は手で食べてください。」
真美 「中がしっとりしていて美味しい」
友絵 「うん。素朴な味」
*
夕食が終わりました。
私たち「ごちそうさまでした」
お茶をいれましょう。
私たちは、ダンジョンのドラゴンを倒しました。
その後、召喚された黒い箱の件を保留にして飛行島の地表に戻って来ました。
友絵 「夜になってる」
真美 「アンナさん、いま日本は何時なの?」
アンナ「夜の7時半です」
ちなみに、この世界アウローラと地球では、時間のズレはありません。
女神ローラと地球神ネモウス様の間で交わされた取り決めだそうです。
*
わたしは、飛行島の広場にコテージを出して、三人で中に入りました。
アンナ「マオのミルクが終るまで、
これを食べながら待っていてください」
わたしは、チーズの盛り合わせとスペインガルシア地方のパン、ロスカをダイニングのテーブルに出しました。
水分量が多い高加水パンです。外はカリカリ、中はモチモチ、美味しいパンです。
わたしはマオにミルクをあげています。
マオは一生懸命ミルクを飲んでいます。かわいいです。
*
マオのミルクが終わりました。
わたしは、アイテムボックスからダイニングのテーブルに料理を出します。
*
夕食はスペイン料理です。
メニューは、パエリア、トルティージャ、マルミタコ、マサパンです。
パエリア
今回作ったのは海鮮ではなく、バレンシア風です。
まず、鳥肉をパエリア鍋で炒めます。本来はうさぎの肉も入れるそうですが、日本人の好みは分かれるそうなので、今回は鳥肉だけにしました。
次にインゲン豆を炒めます。これだけでは、見た目が地味なのでパプリカも入れました。
その後、水と塩を入れて米を炊きます。しかし塩だけで美味しいパエリアを作ることは、わたしには無理です。
今回は水の代わりにブイヨンを使いました。汁気がなくなるまで炊いたら完成です。
トルティージャ
日本ではスパニッシュオムレツと呼ばれています。
ジャガイモ入りの卵焼きです。今回は、少し変わった調理法で作ります。
まず、蒸したジャガイモとベーコンを角切りにして調味料で炒めます。
次にバター、溶き玉子をいれて手早くかき混ぜ、形を整えます。
玉子が固まる少し前に火から下ろし、具材の余熱を利用して玉子をふわとろにします。
付け合わせはグリルした、長ネギとアスパラガスです。
オムレツにはサルサロメスクをかけました。
このソースは、パプリカ・トマト・アーモンド・ニンニク・調味料などで作ったものです。
マルミタコ
マグロ、ジャガイモ、トマト、パプリカ、玉ねぎなどを魚の出汁で煮込んだシチューです。
味付けは、割と自由だそうです。
マサパン
アーモンドプードルと砂糖で作ったお菓子です。
トレドのものが有名ですが、スペイン以外にもあります。
国によって、マルチパン、マジパンと呼ばれています。
日本では、ケーキの飾り菓子をマジパンと呼びますが、元は同じものだそうです。
今回は牛乳とバターを加えて、表面を軽く焼きました。
中はしっとりしています。お饅頭のような食感です。甘さは控えめにしました。
*
夕食の用意ができました。
真美 「写真撮っても、いいかしら」
アンナ「はい。どうぞ」
カシャ。
アンナ「食べましょう。いただきます」
二人 「いただきます」
真美 「まずはシチューから・・・美味しい」
友絵 「これ日本人が好きな味だよね」
アンナ「パエリアも冷めないうちにどうぞ」
真美 「海鮮じゃないのね」
アンナ「はい」
友絵 「それに黄色くない」
アンナ「これはバレンシア風パエリアです。
それとサフランは入れていません。
スペインではサフランを入れずに作る家庭やお店も多い
そうです」
パエリアは庶民の郷土料理です。宮廷料理ではありません。
本来は、高価なサフランを入れずに作っていたはずです。
それにサフランは味に影響しません。入れなくても大丈夫です。
友絵 「パエリアのおこげが美味しい」
真美 「お米の固さが丁度いい。
前に食べたのはアルデンテだったけど、
私はこっちの方が好き」
アンナ「ありがとうございます」
ソカラと呼ばれるおこげは、パエリアの美味しさを決める重要なポイントです。
それとパエリアのアルデンテは、本場のスペインでも評価が分かれているそうです。
*
真美 「このオムレツふわとろ。
前にレストランで食べたスパニッシュオムレツよりも、
断然美味しい」
アンナ「ありがとうございます」
友絵 「オムレツも美味しいけど、
ソースがかかったネギがめちゃめちゃ美味しい」
真美 「アンナさん、このソースなに?」
アンナ「これはロメスコソースです。
パプリカ・トマト・アーモンド・ニンニク・調味料などで
作ったものです」
ロメスコソースは、肉・魚・野菜に合う万能ソースです。
*
食事が進み、残ったのはお菓子だけです。
アンナ「お菓子は手で食べてください。」
真美 「中がしっとりしていて美味しい」
友絵 「うん。素朴な味」
*
夕食が終わりました。
私たち「ごちそうさまでした」
お茶をいれましょう。
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