64 / 243
064 無料招待2日目です 11
しおりを挟む ここは、飛行島です・・・たぶん。
私たちは、小ピラミッドの中に入り、赤い魔方陣でダンジョンに転移しました。
二人は快進撃を続けて、第一エリアのゴブリン、第二エリアのスライム、第三エリアの角ウサギを全て倒し、この階層をクリアしました。
私の援護は必要ありませんでした。
二人共、最初はぎこちない動きでしたが、次第に上達しました。そしてうまく連携して魔物を倒せるようになりました。
友絵 「楽勝だったね」
真美 「友絵さん、それフラグですよ」
友絵 「しまった」
アンナ「この階層は、ゲームで言えば初級またはチュートリアルです。
次からが本番です」
二人 「はい」
エリアの奥に、赤と白い魔方陣が現れます。
私たちは、赤い魔法陣に入ります。
*
私たちは次の階層に転移しました。
アンナ「通路を抜けると魔物が複数います。
攻撃を集中して、数を減らしてください」
二人 「はい」
この階層では、わたしも積極的に攻撃します。
第一エリアのオーク、第二エリアの魔狼、第三エリアのオーガ全てを倒し、この階層もクリアしました。
友絵 「難易度上がったね」
真美 「はい。敵が強いです」
二人には、まだ少しだけ余裕がありますが、次の階層が厳しくなりそうです。
わたしは、二人に魔法をかけました。
アンナ「ヒール・・・身体強化」
二人の疲労を回復して、身体能力と思考能力を強化しました。
友絵 「体が軽い」
真美 「はい。それに頭がすっきりしました」
アンナ「腕輪の魔道具を貸してください」
わたしは、二人から魔道具を受け取り、魔力を注入します。
そして攻撃魔法のリミッターを解除しました。
アンナ「腕輪をつけてください」
友絵 「なにをしたの?」
アンナ「リミッターを解除しました。攻撃力が3倍になります」
友絵 「ほんとに」
真美 「すごい」
アンナ「ですが、油断はしないでください」
二人 「はい」
私たちは、赤い魔方陣に入ります。
*
私たちは次の階層に転移しました。
アンナ「次のエリアにいるのは、一体だけです。
つまり、それは強いと言うことです。
三人で取り囲んで攻撃します」
二人 「はい」
第一エリアのキメラ、第二エリアのミノタウロスを倒しました。
真美 「攻撃力もすごいけど、それ以上に集中力がすごい」
友絵 「これ、ゾーンだよね。受験や試合で使いたかった」
真美 「友絵さん、それはチートです」
*
私たちは第三エリアに入ります。
ここは広いです。東京ドームと同じくらいの広さです。
周囲には松明ではなく、かがり火が設置されています。
中央に、黒いドラゴンがいます。
頭部には大きな二本の角。四本足で、翼があります。尻尾も含めると全長15mです。
戦闘が始まりました。
アンナ「最初は、攻撃よりも回避に専念してください」
二人 「はい」
ドラゴンの攻撃は、口から出る火球、角で突進、前足の振り下ろし、尻尾の薙ぎ払いです。
私たちは、ドラゴンの攻撃を見切りながら、少しずつ魔法攻撃の手数を増やします。
ドラゴンに一定ダメージを与えるとその部位が点滅します。ダメージは蓄積しているはずですが、魔法耐性が強いようです。
友絵 「攻撃は当たっているはずなのに・・・」
真美 「さすがにドラゴンは強いですね」
戦闘開始から、10分経過しました。
二人の体力と集中力が心配です。それとマオのことも。
魔法耐性があるなら、物理攻撃で勝負です。
わたしはアイテムボックスから、中二武器の魔導レールガンを出しました。
以前に遊びで作った黒歴史の遺物です。
見た目は携行式の対戦車ミサイルに似ています。クロモリ徹甲弾は装填済みです。
狙いを付けながら、魔力を高圧縮します。
ドラゴンがこちらの動きに気付きました。
口を大きく開けて、ドラゴンブレスを撃つつもりです。
そうはさせません。魔力が臨界に達しました。
アンナ「発射」
ドーン。
命中しました。ドラゴンが光に包まれます。
そして光が霧散、ドラゴンは消滅しました。
友絵 「勝ったー」
真美 「よかった」
わたしはドラゴンが消滅したところに向かい、魔石を回収します。
大きさ15cmの魔石です。二人が、わたしのところに走ってきました。
友絵 「勝ったね」
アンナ「はい。お怪我ありませんか」
真美 「大丈夫よ」
友絵 「あたしも。」
真美 「あれ、何かしら?」
中央の床が虹色に光っています。虹色の魔法陣が現れました。
この魔力反応は召喚魔法です。
アンナ「何かが召喚されてきます。注意してください。」
黒い箱のようなものが召喚されました。
友絵 「宝箱かな」
そうだといいのですが・・・
私たちは黒い箱に近づきました。箱の色は真っ黒です。光の反射がありません。
大きさは、人が入るくらいの大きさです。
わたしは、魔法で鑑定しました。中身はわかりませんが、魔力吸収型の結界で出来ていることはわかりました。
黒い箱の中身が気になりますが、開けても大丈夫でしょうか。
マオ 「ミュー、ミュー・・・」
すっかりマオのことを忘れていました。
アンナ「ごめんなさい。お腹が空きましたよね」
友絵 「あたしも、お腹ペコペコ」
真美 「私も」
アンナ「箱の件は保留にして、夕食にしませんか」
真美 「そうしましょう。」
友絵 「うん」
わたしは、二人の身体強化の魔法を解除します。
そして、近くに現れた白い魔法陣に三人で入りました。
戻って夕食にしましょう。
私たちは、小ピラミッドの中に入り、赤い魔方陣でダンジョンに転移しました。
二人は快進撃を続けて、第一エリアのゴブリン、第二エリアのスライム、第三エリアの角ウサギを全て倒し、この階層をクリアしました。
私の援護は必要ありませんでした。
二人共、最初はぎこちない動きでしたが、次第に上達しました。そしてうまく連携して魔物を倒せるようになりました。
友絵 「楽勝だったね」
真美 「友絵さん、それフラグですよ」
友絵 「しまった」
アンナ「この階層は、ゲームで言えば初級またはチュートリアルです。
次からが本番です」
二人 「はい」
エリアの奥に、赤と白い魔方陣が現れます。
私たちは、赤い魔法陣に入ります。
*
私たちは次の階層に転移しました。
アンナ「通路を抜けると魔物が複数います。
攻撃を集中して、数を減らしてください」
二人 「はい」
この階層では、わたしも積極的に攻撃します。
第一エリアのオーク、第二エリアの魔狼、第三エリアのオーガ全てを倒し、この階層もクリアしました。
友絵 「難易度上がったね」
真美 「はい。敵が強いです」
二人には、まだ少しだけ余裕がありますが、次の階層が厳しくなりそうです。
わたしは、二人に魔法をかけました。
アンナ「ヒール・・・身体強化」
二人の疲労を回復して、身体能力と思考能力を強化しました。
友絵 「体が軽い」
真美 「はい。それに頭がすっきりしました」
アンナ「腕輪の魔道具を貸してください」
わたしは、二人から魔道具を受け取り、魔力を注入します。
そして攻撃魔法のリミッターを解除しました。
アンナ「腕輪をつけてください」
友絵 「なにをしたの?」
アンナ「リミッターを解除しました。攻撃力が3倍になります」
友絵 「ほんとに」
真美 「すごい」
アンナ「ですが、油断はしないでください」
二人 「はい」
私たちは、赤い魔方陣に入ります。
*
私たちは次の階層に転移しました。
アンナ「次のエリアにいるのは、一体だけです。
つまり、それは強いと言うことです。
三人で取り囲んで攻撃します」
二人 「はい」
第一エリアのキメラ、第二エリアのミノタウロスを倒しました。
真美 「攻撃力もすごいけど、それ以上に集中力がすごい」
友絵 「これ、ゾーンだよね。受験や試合で使いたかった」
真美 「友絵さん、それはチートです」
*
私たちは第三エリアに入ります。
ここは広いです。東京ドームと同じくらいの広さです。
周囲には松明ではなく、かがり火が設置されています。
中央に、黒いドラゴンがいます。
頭部には大きな二本の角。四本足で、翼があります。尻尾も含めると全長15mです。
戦闘が始まりました。
アンナ「最初は、攻撃よりも回避に専念してください」
二人 「はい」
ドラゴンの攻撃は、口から出る火球、角で突進、前足の振り下ろし、尻尾の薙ぎ払いです。
私たちは、ドラゴンの攻撃を見切りながら、少しずつ魔法攻撃の手数を増やします。
ドラゴンに一定ダメージを与えるとその部位が点滅します。ダメージは蓄積しているはずですが、魔法耐性が強いようです。
友絵 「攻撃は当たっているはずなのに・・・」
真美 「さすがにドラゴンは強いですね」
戦闘開始から、10分経過しました。
二人の体力と集中力が心配です。それとマオのことも。
魔法耐性があるなら、物理攻撃で勝負です。
わたしはアイテムボックスから、中二武器の魔導レールガンを出しました。
以前に遊びで作った黒歴史の遺物です。
見た目は携行式の対戦車ミサイルに似ています。クロモリ徹甲弾は装填済みです。
狙いを付けながら、魔力を高圧縮します。
ドラゴンがこちらの動きに気付きました。
口を大きく開けて、ドラゴンブレスを撃つつもりです。
そうはさせません。魔力が臨界に達しました。
アンナ「発射」
ドーン。
命中しました。ドラゴンが光に包まれます。
そして光が霧散、ドラゴンは消滅しました。
友絵 「勝ったー」
真美 「よかった」
わたしはドラゴンが消滅したところに向かい、魔石を回収します。
大きさ15cmの魔石です。二人が、わたしのところに走ってきました。
友絵 「勝ったね」
アンナ「はい。お怪我ありませんか」
真美 「大丈夫よ」
友絵 「あたしも。」
真美 「あれ、何かしら?」
中央の床が虹色に光っています。虹色の魔法陣が現れました。
この魔力反応は召喚魔法です。
アンナ「何かが召喚されてきます。注意してください。」
黒い箱のようなものが召喚されました。
友絵 「宝箱かな」
そうだといいのですが・・・
私たちは黒い箱に近づきました。箱の色は真っ黒です。光の反射がありません。
大きさは、人が入るくらいの大きさです。
わたしは、魔法で鑑定しました。中身はわかりませんが、魔力吸収型の結界で出来ていることはわかりました。
黒い箱の中身が気になりますが、開けても大丈夫でしょうか。
マオ 「ミュー、ミュー・・・」
すっかりマオのことを忘れていました。
アンナ「ごめんなさい。お腹が空きましたよね」
友絵 「あたしも、お腹ペコペコ」
真美 「私も」
アンナ「箱の件は保留にして、夕食にしませんか」
真美 「そうしましょう。」
友絵 「うん」
わたしは、二人の身体強化の魔法を解除します。
そして、近くに現れた白い魔法陣に三人で入りました。
戻って夕食にしましょう。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説

神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。

【完結】World cuisine おいしい世界~ほのぼの系ではありません。恋愛×調合×料理
SAI
ファンタジー
魔法が当たり前に存在する世界で17歳の美少女ライファは最低ランクの魔力しか持っていない。夢で見たレシピを再現するため、魔女の家で暮らしながら料理を作る日々を過ごしていた。
低い魔力でありながら神からの贈り物とされるスキルを持つが故、国を揺るがす大きな渦に巻き込まれてゆく。
恋愛×料理×調合
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる