63 / 243
063 無料招待2日目です 10
しおりを挟む
ここは、飛行島です・・・たぶん。
私たちは、小ピラミッドの中に入り、魔方陣で転移しました。
今、亜寒帯の農場&牧場にいます。
二人は羊の写真を撮っています。ここの羊は人懐っこいです。
真美 「アンナさん、写真撮って」
アンナ「はい」
わたしは、真美さんからスマホを受け取りました。
二人はしゃがんで、子羊と並んでいます。
カシャ。
わたしは、真美さんにスマホを返しました。
*
ちなみに、この羊はスイスの固有種シュバルツナーゼと同じです。
ドイツ語で『黒い鼻』という意味です。
顔が黒いのですが、白い体毛が長く、顔が少し隠れて、鼻とその周囲だけが黒く見えます。
目鼻口がどうなっているのか、近くで見ないとわかりません。
この羊の写真をネットで見たとき、ぬいぐるみの写真だと思いました。動画は衝撃でした。
わたしは、世界で最もかわいい羊だと思います。
*
アンナ「あまり時間がありません。そろそろ移動します」
友絵 「おねがい、もう少しだけ」
アンナ「その羊なら、地球にもいますよ」
二人 「えっ、ほんとに?」
アンナ「はい」
ただし、日本の動物園にはいないそうです。
私たちは、白い魔方陣に入りました。
*
小ピラミッドに戻ってきました。
アンナ「次に行くところが、ツアー最後の場所になると思います」
友絵 「それって、隣のピラミッド?」
アンナ「はい。そうです」
真美 「隣のピラミッドも、どこかに転移するのよね?」
アンナ「たぶん、そうだと思います」
友絵 「今度はあたしも一緒に行くよ」
真美 「私も」
アンナ「・・・・・・わかりました。一緒に冒険しましょう」
私たちは、隣の小ピラミッドに向かいました。
入口の足元には、赤色の丸い印があります。
三人で中に入りました。すると、中央の床に赤く光る魔方陣が現れました。
赤です・・・いやな予感がします。
わたしは、スリング内のマオを見ました。
そっと撫でました。おとなしくしています。とてもいい子です。
マオを連れて行くべきか迷いますが、置いていくのはかわいそうです。
マオも一緒に連れて行きます。
私たちは、赤い魔方陣に入りました。
*
転移先は、周囲が石造りの小さなドーム型空間です。
壁には松明の灯りがあります。
わたしは、探索魔法を使いました。
ここから出た通路の向こうには魔物がいます。
ん? なにか反応が変ですが、たぶん魔物です。
アンナ「ここは、ダンジョンです」
二人 「ダンジョン?」
アンナ「はい。わたしもダンジョンは初めてです」
友絵 「異世界の冒険にダンジョンは必要だよね」
真美 「ちょっと怖いけど、面白そう」
アンナ「あの通路を出た先に魔物がいます。注意してください」
二人 「はい」
私たちは、通路に向かいました。通路の壁にも松明があります。
通路を出た先は、広い空間になっています。
通路をでました。一体のゴブリンがこちらに気がつき、向かってきます。
わたしはゴブリンを追い払うために、弱い火魔法を撃ちます。
アンナ「ファイヤーボール」
直撃しました。ゴブリンは光に包まれて消滅しました。
友絵 「やった」
真美 「さすがね」
わたしは、ゴブリンがいた場所に歩いて行きました。
ゴブリンが見当たりません。完全に消滅しました。残っていたのは魔石だけです。
大きさは2cm、透き通った赤色の魔石です。
いま倒したゴブリンは、本物の魔物ではなく、この魔石を核にして、魔素を動かす擬似生命体ですね。
簡単に言えばゲームです。
友絵 「それ魔石?」
アンナ「はい。そうです」
真美 「見せて」
アンナ「はい。どうぞ」
友絵 「これ、お土産にもらえないかな?」
アンナ「それはできません。それは魔物の核です。
日本に持ち帰れば、なにが起こるかわかりません」
友絵 「そうだよね」
真美 「あきらめましょ」
わたしは、魔石を返してもらいました。
アンナ「このダンジョン内の魔物は本物ではありません。
リアルなゲームのようなものです。実際に戦ってみますか?」
友絵 「あたしはいいけど、真美はどうする?」
真美 「私もやってみます」
二人は前衛、わたしは浮遊して援護することにしました。
二人は、ダンジョンで戦闘を開始しました。
私たちは、小ピラミッドの中に入り、魔方陣で転移しました。
今、亜寒帯の農場&牧場にいます。
二人は羊の写真を撮っています。ここの羊は人懐っこいです。
真美 「アンナさん、写真撮って」
アンナ「はい」
わたしは、真美さんからスマホを受け取りました。
二人はしゃがんで、子羊と並んでいます。
カシャ。
わたしは、真美さんにスマホを返しました。
*
ちなみに、この羊はスイスの固有種シュバルツナーゼと同じです。
ドイツ語で『黒い鼻』という意味です。
顔が黒いのですが、白い体毛が長く、顔が少し隠れて、鼻とその周囲だけが黒く見えます。
目鼻口がどうなっているのか、近くで見ないとわかりません。
この羊の写真をネットで見たとき、ぬいぐるみの写真だと思いました。動画は衝撃でした。
わたしは、世界で最もかわいい羊だと思います。
*
アンナ「あまり時間がありません。そろそろ移動します」
友絵 「おねがい、もう少しだけ」
アンナ「その羊なら、地球にもいますよ」
二人 「えっ、ほんとに?」
アンナ「はい」
ただし、日本の動物園にはいないそうです。
私たちは、白い魔方陣に入りました。
*
小ピラミッドに戻ってきました。
アンナ「次に行くところが、ツアー最後の場所になると思います」
友絵 「それって、隣のピラミッド?」
アンナ「はい。そうです」
真美 「隣のピラミッドも、どこかに転移するのよね?」
アンナ「たぶん、そうだと思います」
友絵 「今度はあたしも一緒に行くよ」
真美 「私も」
アンナ「・・・・・・わかりました。一緒に冒険しましょう」
私たちは、隣の小ピラミッドに向かいました。
入口の足元には、赤色の丸い印があります。
三人で中に入りました。すると、中央の床に赤く光る魔方陣が現れました。
赤です・・・いやな予感がします。
わたしは、スリング内のマオを見ました。
そっと撫でました。おとなしくしています。とてもいい子です。
マオを連れて行くべきか迷いますが、置いていくのはかわいそうです。
マオも一緒に連れて行きます。
私たちは、赤い魔方陣に入りました。
*
転移先は、周囲が石造りの小さなドーム型空間です。
壁には松明の灯りがあります。
わたしは、探索魔法を使いました。
ここから出た通路の向こうには魔物がいます。
ん? なにか反応が変ですが、たぶん魔物です。
アンナ「ここは、ダンジョンです」
二人 「ダンジョン?」
アンナ「はい。わたしもダンジョンは初めてです」
友絵 「異世界の冒険にダンジョンは必要だよね」
真美 「ちょっと怖いけど、面白そう」
アンナ「あの通路を出た先に魔物がいます。注意してください」
二人 「はい」
私たちは、通路に向かいました。通路の壁にも松明があります。
通路を出た先は、広い空間になっています。
通路をでました。一体のゴブリンがこちらに気がつき、向かってきます。
わたしはゴブリンを追い払うために、弱い火魔法を撃ちます。
アンナ「ファイヤーボール」
直撃しました。ゴブリンは光に包まれて消滅しました。
友絵 「やった」
真美 「さすがね」
わたしは、ゴブリンがいた場所に歩いて行きました。
ゴブリンが見当たりません。完全に消滅しました。残っていたのは魔石だけです。
大きさは2cm、透き通った赤色の魔石です。
いま倒したゴブリンは、本物の魔物ではなく、この魔石を核にして、魔素を動かす擬似生命体ですね。
簡単に言えばゲームです。
友絵 「それ魔石?」
アンナ「はい。そうです」
真美 「見せて」
アンナ「はい。どうぞ」
友絵 「これ、お土産にもらえないかな?」
アンナ「それはできません。それは魔物の核です。
日本に持ち帰れば、なにが起こるかわかりません」
友絵 「そうだよね」
真美 「あきらめましょ」
わたしは、魔石を返してもらいました。
アンナ「このダンジョン内の魔物は本物ではありません。
リアルなゲームのようなものです。実際に戦ってみますか?」
友絵 「あたしはいいけど、真美はどうする?」
真美 「私もやってみます」
二人は前衛、わたしは浮遊して援護することにしました。
二人は、ダンジョンで戦闘を開始しました。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

老竜は死なず、ただ去る……こともなく人間の子を育てる
八神 凪
ファンタジー
世界には多種多様な種族が存在する。
人間、獣人、エルフにドワーフなどだ。
その中でも最強とされるドラゴンも輪の中に居る。
最強でも最弱でも、共通して言えることは歳を取れば老いるという点である。
この物語は老いたドラゴンが集落から追い出されるところから始まる。
そして辿り着いた先で、爺さんドラゴンは人間の赤子を拾うのだった。
それはとんでもないことの幕開けでも、あった――

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる