9 / 243
009 異世界ツアー初日です 7
しおりを挟む
ここは街の中です。
私たちは、今日泊る宿の前にいます。看板に猫のマークがあります。
宿の名前は『猫耳亭』です。
令奈 「猫耳亭。 日本語に訳されてる」
アンナ「さあ入りましょう」
私たちは、宿に入りました。
ノエル「いらっしゃいませ」
アンナ「ノエルちゃん、こんにちは」
四人 「かわいいー」
ノエルちゃんは、猫獣人の女の子です。猫マークのエプロンを身に付けています。
まだ5歳なのに宿の手伝いが出来てえらいです。
こんなかわいい子が看板娘なら、クレームを言ってくる人はいないでしょう。
皆さん、テンション爆上がりです。触りたくてウズウズしています。
アンナ「ノエルちゃん、頭を撫でてもいいですか」
ノエル「ちょっとだけよ」
アンナ「いいそうです」
なでなで・・・
令奈 「これもうたまらない」
菜々子「来てよかった」
美波 「尻尾もかわいい」
秋恵 「みみ、みみ・・・」
アンナ「耳を触ってもいいですか」
ノエル「ちょっとだけよ」
秋恵 「みみ・・・ぴくぴく動いてるー」
ノエルちゃん、『ちょっとだけよ』のあとは、『あんたも好きねえ』というのが定番ですよ。
でもノエルちゃんはこのネタを知らないので、仕方がないですね。
ザック「皆さん、いらっしゃい」
四人 『イケメン! しかも、猫耳!』(心の声)
アンナ「この宿のご主人、ザックさんです」
ドドドド・・・
アンナ「お客さま困りますー。お客さまー・・・」
エマ 「いらっしゃいませ」
アンナ「奥さんのエマさんです」
大事にならなくてよかったです。
私たちは宿代を支払い、ノエルちゃんの案内で2階の客室に向かいます。
二人部屋をふたつ用意しました。
令奈さんと菜々子さん、秋恵さんと美波さんで分けました。
わたしは一人部屋です。
ノエルちゃんにチップを渡すと、笑顔で戻っていきました。
渡したのは銅貨1枚、10円相当です。
この部屋は、元々鎧戸でした。
晴れている日はいいのですが、雨が吹き込む日は戸を閉めるので室内は真っ暗になります。
そこでわたしは、ツアー客のために窓を改装しました。
ちなみに窓はガラスではなく、雲母です。
『うんも』という呼び方もありますが、わたしは『キララ』の方が好きです。
キララは、少し離れた山で見つけました。まだ埋蔵量があります。
これって勝手に採って売ってもいいのでしょうか。
*
いま私たちは、令奈さんの部屋に集まり、ベッドに腰掛けておしゃべりしています。
アンナ「皆さん、この宿は街で唯一のトイレがあります。
場所は、外階段を降りた裏庭にあります」
コンコンコン。
エマ 「エマです」
アンナ「はい、どうぞ」
エマ 「アンナさん、夕食は部屋で食べていただけませんか?」
アンナ「皆さん、どうしますか?」
皆さん、頷きます。
令奈 「いいですよ。むしろ個室みたいで落ち着きます」
エマ 「ありがとうございます」
アンナ「食堂が忙しいんですか?」
エマ 「はい・・・それと、香草がなくなりそうなんです。
入手できませんか」
アンナ「まだありますよ」
わたしはアイテムボックスから香草が入ったバスケットを取り出しました。
エマ 「ありがとうごさいます」
アンナ「いま、スラムの人たちに香草の栽培をお願いしています。
いずれ定期的に入手できると思います」
エマ 「本当ですか。助かります」
アンナ「わたしからもお願いがあります。
夕食と明日の朝食を一人前多く作ってください。
追加の料金は、いま支払います」
エマ 「はい。わかりました」
エマさんは料金を受け取り、戻っていきました。
一人分多いのは、女神ローラの分です。
令奈 「ねえアンナさん、お願いがあるんだけど」
アンナ「なんでしょうか」
令奈 「ノエルちゃんの写真が撮りたいんだけど・・・だめかな」
アンナ「わかりました。ちょっと聞いてみます」
わたしは部屋を出て、エマさんとノエルちゃんに写真の件を話しました。
あっさりと許可がもらえました。
わたしは、令奈さんの部屋に戻って撮影の件を話しました。
アンナ「スマホの撮影OKです。ただし、
ノエルちゃんにチップを渡してください」
四人 「やったー!」
令奈 「わかった。いくらでもチップ渡すよ」
夕食の準備する前に、ノエルちゃんの撮影会が行われることになりました。
ノエル「おしごといそがしいから、ちょっとだけだからね」
ライトの魔法で室内を明るくして撮影会が始まりました。
四人 「かわいいー・・・」(の連続)
ノエルちゃんは撮影のたびに色々なポーズをさせられていましす。グラビアアイドルみたいです。
皆さん、写真をたくさん撮りました。そしたノエルちゃんと一緒に、集合写真も撮りました。
*
撮影会が終わりました。
ノエルちゃんは、皆さんから大銅貨8枚のチップを受け取り、笑顔で戻っていきました。
窓のほうを見ると、外が少し暗くなってきました。
そろそろ夕食の時間です。
私たちは、今日泊る宿の前にいます。看板に猫のマークがあります。
宿の名前は『猫耳亭』です。
令奈 「猫耳亭。 日本語に訳されてる」
アンナ「さあ入りましょう」
私たちは、宿に入りました。
ノエル「いらっしゃいませ」
アンナ「ノエルちゃん、こんにちは」
四人 「かわいいー」
ノエルちゃんは、猫獣人の女の子です。猫マークのエプロンを身に付けています。
まだ5歳なのに宿の手伝いが出来てえらいです。
こんなかわいい子が看板娘なら、クレームを言ってくる人はいないでしょう。
皆さん、テンション爆上がりです。触りたくてウズウズしています。
アンナ「ノエルちゃん、頭を撫でてもいいですか」
ノエル「ちょっとだけよ」
アンナ「いいそうです」
なでなで・・・
令奈 「これもうたまらない」
菜々子「来てよかった」
美波 「尻尾もかわいい」
秋恵 「みみ、みみ・・・」
アンナ「耳を触ってもいいですか」
ノエル「ちょっとだけよ」
秋恵 「みみ・・・ぴくぴく動いてるー」
ノエルちゃん、『ちょっとだけよ』のあとは、『あんたも好きねえ』というのが定番ですよ。
でもノエルちゃんはこのネタを知らないので、仕方がないですね。
ザック「皆さん、いらっしゃい」
四人 『イケメン! しかも、猫耳!』(心の声)
アンナ「この宿のご主人、ザックさんです」
ドドドド・・・
アンナ「お客さま困りますー。お客さまー・・・」
エマ 「いらっしゃいませ」
アンナ「奥さんのエマさんです」
大事にならなくてよかったです。
私たちは宿代を支払い、ノエルちゃんの案内で2階の客室に向かいます。
二人部屋をふたつ用意しました。
令奈さんと菜々子さん、秋恵さんと美波さんで分けました。
わたしは一人部屋です。
ノエルちゃんにチップを渡すと、笑顔で戻っていきました。
渡したのは銅貨1枚、10円相当です。
この部屋は、元々鎧戸でした。
晴れている日はいいのですが、雨が吹き込む日は戸を閉めるので室内は真っ暗になります。
そこでわたしは、ツアー客のために窓を改装しました。
ちなみに窓はガラスではなく、雲母です。
『うんも』という呼び方もありますが、わたしは『キララ』の方が好きです。
キララは、少し離れた山で見つけました。まだ埋蔵量があります。
これって勝手に採って売ってもいいのでしょうか。
*
いま私たちは、令奈さんの部屋に集まり、ベッドに腰掛けておしゃべりしています。
アンナ「皆さん、この宿は街で唯一のトイレがあります。
場所は、外階段を降りた裏庭にあります」
コンコンコン。
エマ 「エマです」
アンナ「はい、どうぞ」
エマ 「アンナさん、夕食は部屋で食べていただけませんか?」
アンナ「皆さん、どうしますか?」
皆さん、頷きます。
令奈 「いいですよ。むしろ個室みたいで落ち着きます」
エマ 「ありがとうございます」
アンナ「食堂が忙しいんですか?」
エマ 「はい・・・それと、香草がなくなりそうなんです。
入手できませんか」
アンナ「まだありますよ」
わたしはアイテムボックスから香草が入ったバスケットを取り出しました。
エマ 「ありがとうごさいます」
アンナ「いま、スラムの人たちに香草の栽培をお願いしています。
いずれ定期的に入手できると思います」
エマ 「本当ですか。助かります」
アンナ「わたしからもお願いがあります。
夕食と明日の朝食を一人前多く作ってください。
追加の料金は、いま支払います」
エマ 「はい。わかりました」
エマさんは料金を受け取り、戻っていきました。
一人分多いのは、女神ローラの分です。
令奈 「ねえアンナさん、お願いがあるんだけど」
アンナ「なんでしょうか」
令奈 「ノエルちゃんの写真が撮りたいんだけど・・・だめかな」
アンナ「わかりました。ちょっと聞いてみます」
わたしは部屋を出て、エマさんとノエルちゃんに写真の件を話しました。
あっさりと許可がもらえました。
わたしは、令奈さんの部屋に戻って撮影の件を話しました。
アンナ「スマホの撮影OKです。ただし、
ノエルちゃんにチップを渡してください」
四人 「やったー!」
令奈 「わかった。いくらでもチップ渡すよ」
夕食の準備する前に、ノエルちゃんの撮影会が行われることになりました。
ノエル「おしごといそがしいから、ちょっとだけだからね」
ライトの魔法で室内を明るくして撮影会が始まりました。
四人 「かわいいー・・・」(の連続)
ノエルちゃんは撮影のたびに色々なポーズをさせられていましす。グラビアアイドルみたいです。
皆さん、写真をたくさん撮りました。そしたノエルちゃんと一緒に、集合写真も撮りました。
*
撮影会が終わりました。
ノエルちゃんは、皆さんから大銅貨8枚のチップを受け取り、笑顔で戻っていきました。
窓のほうを見ると、外が少し暗くなってきました。
そろそろ夕食の時間です。
0
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
D○ZNとY○UTUBEとウ○イレでしかサッカーを知らない俺が女子エルフ代表の監督に就任した訳だが
米俵猫太朗
ファンタジー
ただのサッカーマニアである青年ショーキチはひょんな事から異世界へ転移してしまう。
その世界では女性だけが行うサッカーに似た球技「サッカードウ」が普及しており、折りしもエルフ女子がミノタウロス女子に蹂躙されようとしているところであった。
更衣室に乱入してしまった縁からエルフ女子代表を率いる事になった青年は、秘策「Tバック」と「トップレス」戦術を授け戦いに挑む。
果たしてエルフチームはミノタウロスチームに打ち勝ち、敗者に課される謎の儀式「センシャ」を回避できるのか!?
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
神の使いでのんびり異世界旅行〜チート能力は、あくまで自由に生きる為に〜
和玄
ファンタジー
連日遅くまで働いていた男は、転倒事故によりあっけなくその一生を終えた。しかし死後、ある女神からの誘いで使徒として異世界で旅をすることになる。
与えられたのは並外れた身体能力を備えた体と、卓越した魔法の才能。
だが骨の髄まで小市民である彼は思った。とにかく自由を第一に異世界を楽しもうと。
地道に進む予定です。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる