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008 異世界ツアー初日です 6
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ここは街の中です。
昼食を済ませたあと、私たちは歩いて馬車の停車場にやってきました。
馭者と交渉して、一人銀貨1枚で街の中を観光することになりました。
菜々子「私、馬車に乗るの初めて」
令奈 「馬って、近くで見ると大きいね」
秋恵 「まつ毛長くて、かわいい」
美波 「お馬さんよろしくね」
皆さんお金を支払って馬車に乗りました。わたしはクッションを配ります。
アンナ「皆さん、これを使ってください」
令奈 「馬車に乗ってお尻が割れるネタは、異世界あるあるだからね」
アンナ「さあ出発しますよ」
馬車が動き始めました。大きな通りに沿って進みます。
ハーフティンバー風の街並みがとても美しいです。
以前に写真で見た、フランスのコルマールの街に雰囲気が似ていると思います。
四人 「うわー」
令奈 「まるでゲームかアニメの中に入ってきたみたい」
菜々子「すごいね」
美波 「ワタシ、写真撮ろー」
秋恵 「うちも」
美波 「どこを撮っても、絵になるね」
菜々子「なんだかテーマパークみたい」
馬車は、街の中をゆっくり進んで行きます。
令奈 「アンナさん、路地裏も見てみたいの、いい?」
アンナ「はい。いいですよ」
わたしは、馭者に話しかけます。
アンナ「すみません。馬車を停めて、ちょっと待っててください」
馬車が停車します。
四人 「うわー」
秋恵 「道が狭くて入り組んでる。迷路みたいね」
美波 「迷子になりそう」
菜々子「路地裏に入ると生活感があるね。外国の映画を見ているみたい」
そう言えばわたし、路地裏をゆっくり見たことがなかったかもしれません。改めて見ると美しい街です。
今まで気付きませんでした。
令奈 「あんまり遠くに行くと、迷子になるから戻るよ」
皆さんが戻り、馬車は再び動き出しました。
その後も写真を撮ったり、時々馬車を停めて路地裏も見て回りました。
私自身とても楽しかったです。
*
アンナ「皆さん、そろそろ終点です」
秋恵 「えっ、もう?」
菜々子「なんかあっという間だったね」
美波 「楽しかった。写真もたくさん撮れた」
馬車が停車場に戻ってきました。私たちは馬車を降ります。
令奈 「さっき、ちょっとだけ見えた市場に、行ってみたい」
アンナ「わかりました。市場に行ってみましょう」
菜々子「日本では見たことがないものがありそう」
秋恵 「面白そう」
美波 「楽しみ」
私たちは歩いて市場がある広場に向かいます。
*
市場に到着しました。
カラフルな天幕のお店が並んでいます。
モザイク画のようで、とてもきれいです。
四人 「うわー」
美波 「日本では、見ない光景ね」
秋恵 「なんかいい匂いがする」
令奈 「異世界名物、肉の串焼きよ」
アンナ「ちょっと買い食いしてみましょうか。
ただし、宿代に銀貨5枚かかりますので、忘れないでください」
四人 「はーい」
早速、令奈さんは肉の串焼きを買いに行きました。
何人か並んでいます。人気があるみたいです。
令奈さんが戻ってきました。
日本の焼き鳥よりはるかに大きいです。値段は大銅貨2枚だそうです。
菜々子「ちょっと大きいね」
令奈 「肉がちょうど4個だから、1個ずつ食べようよ・・・
まずはあたしからね」
ぱくっ。
令奈 「美味しい。想像以上の味」
実は、ここの串焼きをわたしが最初に食べたとき、美味しくありませんでした。
わたしがアドバイスしていまの味になりました。美味しいのは当然です。
皆さん、1個ずつ食べます。
菜々子「本当だ。美味しい」
美波 「美味しい」
秋恵 「うちも買おうかな」
令奈 「でも、他にも色々と売ってるかもよ」
秋恵 「そうだね。自重しよう」
私たちは市場を見て回ります。肉、野菜、果物、雑貨など、色々なものが売っています。
美波 「あ、サクランボ」
サクランボは、前に買いましたが、買い増しします。
アンナ「わたしが買います。一緒に食べましょう」
わたしはアイテムボックスからバスケットを取り出します。
バスケットを店員に渡してに入れてもらい、お金を支払いました。早速食べてみます。
アンナ「ちょっと酸っぱいけど、甘くて美味しいです。皆さんもどうぞ」
時間的にサクランボは、おやつ代わりですね。
わたしはアイテムボックスから小皿を取り出します。
アンナ「種と軸は、これに入れてください」
ぱくっ。
菜々子「本当だ。ちょっと酸っぱい」
令奈 「でも、甘い」
秋恵 「美味しい」
美波 「美味しいね」
サクランボを食べた後、再び市場を見て回ります。
前に来たときには売っていない野菜や果物がありました。野菜や果物には旬があります。
季節によって店に並ぶものは違っています。勉強不足でした。初めて見た食材は当然買いました。
今日は来る時間が遅すぎました。明日も市場に来る必要がありますね。
アンナ「皆さん、そろそろ宿に向かいます。よろしいですか」
四人 「はーい」
美波 「ホテルや旅館じゃなくて、宿。いい響き」
私たちは、歩いて宿に向かいます。
昼食を済ませたあと、私たちは歩いて馬車の停車場にやってきました。
馭者と交渉して、一人銀貨1枚で街の中を観光することになりました。
菜々子「私、馬車に乗るの初めて」
令奈 「馬って、近くで見ると大きいね」
秋恵 「まつ毛長くて、かわいい」
美波 「お馬さんよろしくね」
皆さんお金を支払って馬車に乗りました。わたしはクッションを配ります。
アンナ「皆さん、これを使ってください」
令奈 「馬車に乗ってお尻が割れるネタは、異世界あるあるだからね」
アンナ「さあ出発しますよ」
馬車が動き始めました。大きな通りに沿って進みます。
ハーフティンバー風の街並みがとても美しいです。
以前に写真で見た、フランスのコルマールの街に雰囲気が似ていると思います。
四人 「うわー」
令奈 「まるでゲームかアニメの中に入ってきたみたい」
菜々子「すごいね」
美波 「ワタシ、写真撮ろー」
秋恵 「うちも」
美波 「どこを撮っても、絵になるね」
菜々子「なんだかテーマパークみたい」
馬車は、街の中をゆっくり進んで行きます。
令奈 「アンナさん、路地裏も見てみたいの、いい?」
アンナ「はい。いいですよ」
わたしは、馭者に話しかけます。
アンナ「すみません。馬車を停めて、ちょっと待っててください」
馬車が停車します。
四人 「うわー」
秋恵 「道が狭くて入り組んでる。迷路みたいね」
美波 「迷子になりそう」
菜々子「路地裏に入ると生活感があるね。外国の映画を見ているみたい」
そう言えばわたし、路地裏をゆっくり見たことがなかったかもしれません。改めて見ると美しい街です。
今まで気付きませんでした。
令奈 「あんまり遠くに行くと、迷子になるから戻るよ」
皆さんが戻り、馬車は再び動き出しました。
その後も写真を撮ったり、時々馬車を停めて路地裏も見て回りました。
私自身とても楽しかったです。
*
アンナ「皆さん、そろそろ終点です」
秋恵 「えっ、もう?」
菜々子「なんかあっという間だったね」
美波 「楽しかった。写真もたくさん撮れた」
馬車が停車場に戻ってきました。私たちは馬車を降ります。
令奈 「さっき、ちょっとだけ見えた市場に、行ってみたい」
アンナ「わかりました。市場に行ってみましょう」
菜々子「日本では見たことがないものがありそう」
秋恵 「面白そう」
美波 「楽しみ」
私たちは歩いて市場がある広場に向かいます。
*
市場に到着しました。
カラフルな天幕のお店が並んでいます。
モザイク画のようで、とてもきれいです。
四人 「うわー」
美波 「日本では、見ない光景ね」
秋恵 「なんかいい匂いがする」
令奈 「異世界名物、肉の串焼きよ」
アンナ「ちょっと買い食いしてみましょうか。
ただし、宿代に銀貨5枚かかりますので、忘れないでください」
四人 「はーい」
早速、令奈さんは肉の串焼きを買いに行きました。
何人か並んでいます。人気があるみたいです。
令奈さんが戻ってきました。
日本の焼き鳥よりはるかに大きいです。値段は大銅貨2枚だそうです。
菜々子「ちょっと大きいね」
令奈 「肉がちょうど4個だから、1個ずつ食べようよ・・・
まずはあたしからね」
ぱくっ。
令奈 「美味しい。想像以上の味」
実は、ここの串焼きをわたしが最初に食べたとき、美味しくありませんでした。
わたしがアドバイスしていまの味になりました。美味しいのは当然です。
皆さん、1個ずつ食べます。
菜々子「本当だ。美味しい」
美波 「美味しい」
秋恵 「うちも買おうかな」
令奈 「でも、他にも色々と売ってるかもよ」
秋恵 「そうだね。自重しよう」
私たちは市場を見て回ります。肉、野菜、果物、雑貨など、色々なものが売っています。
美波 「あ、サクランボ」
サクランボは、前に買いましたが、買い増しします。
アンナ「わたしが買います。一緒に食べましょう」
わたしはアイテムボックスからバスケットを取り出します。
バスケットを店員に渡してに入れてもらい、お金を支払いました。早速食べてみます。
アンナ「ちょっと酸っぱいけど、甘くて美味しいです。皆さんもどうぞ」
時間的にサクランボは、おやつ代わりですね。
わたしはアイテムボックスから小皿を取り出します。
アンナ「種と軸は、これに入れてください」
ぱくっ。
菜々子「本当だ。ちょっと酸っぱい」
令奈 「でも、甘い」
秋恵 「美味しい」
美波 「美味しいね」
サクランボを食べた後、再び市場を見て回ります。
前に来たときには売っていない野菜や果物がありました。野菜や果物には旬があります。
季節によって店に並ぶものは違っています。勉強不足でした。初めて見た食材は当然買いました。
今日は来る時間が遅すぎました。明日も市場に来る必要がありますね。
アンナ「皆さん、そろそろ宿に向かいます。よろしいですか」
四人 「はーい」
美波 「ホテルや旅館じゃなくて、宿。いい響き」
私たちは、歩いて宿に向かいます。
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