30 / 77
第3章 第7話 自我を持つNPC
しおりを挟む
「あの人達…ユーザー情報が無いから、NPCで合ってるはず…」
「アナザーアースの開発者が関わってるかもしれねえんだろこのゲーム…何があるか分からないぞ」
ユーザーかNPCか分からない存在が、10人以上確認された。彼らの正体を突き止める方法は、まだ分からなかった。
「取り敢えずあの子に色々聞いてみようよ」
桃香が人差し指を向けた先にいたのは、薄いピンク色の髪の、エルフのようなNPCだった。鼎と比べると、ボリューム感のある髪型をしている。
「あら…どうしたの?」
「このミッションの攻略法を聞きたくて…」
そのNPCは桃香からの質問に対して、優しい口調で受け答えていた。かなり自然な会話で、側から見ればユーザー同士の会話としか思わないだろう。
ーー
「それじゃ、私も手伝おうか?」
「え?いいの?」
そのNPC…ミクは、何とミッションへの協力まで申し出た。本来lunar eclipse projectでは、NPCはプレイヤーに協力出来ないはずだが…
「じゃあお願い」
横から鼎も会話に加わって、ミクに協力を頼んだ。鼎としては手がかりを得るために、彼女に積極的に関わりたいと思っていた。
「うん!よろしくね!」
「マジかよ…こんな簡単に近づけるのか」
ハンターは驚いていたが、これでミクと会話する機会が増える。桃香達は取り敢えずミッションに挑んで、ミクの能力を調べる事にした。
「今回は初心者向けのミッションで良い?」
「ミクちゃんの実力を測りたいからこっち」
鼎は初心者向けのミッションを選びたかったが、ミクの戦闘力に興味があった桃香が勝手に選択した。桃香が勝手に選んだのは不満に感じたが、鼎が選ぶよりも適切かも知れない。
「そのミッション…初心者でも大丈夫?」
「ボクみたいな強いプレイヤーがサポートするから、大丈夫!」
確かに、プレイヤーの実力を測るには難易度が低すぎないミッションの方が良いだろう。鼎も納得して、桃香の指示に従う事に決めていた。
「ちょっと、何でその子にばかり構うの?」
「そうだ。何でワウカちゃんより、そんなNPCを優先するんだ」
ワウカは自分よりNPCであるミクの方が優先されている事を、気に入らない様だ。取り巻きの男達と一緒になって、桃香に対して文句を言う。
「ボクがギルドマスターやってるからだけど…不満があるの?」
「あんたが裏社会の人間だって事、分かってるんだから」
ワウカは、桃香の事情もある程度理解しているらしい。相手の弱みを握っていると思い込んでいるワウカに対しても、桃香は怯まない。
「ふーん…じゃあ他所のギルドに行く?」
「それは難しいんだって…」
「じゃあここにいて欲しいな。態度悪くても、頼りにしてるからさぁー」
「…分かってるよ」
ワウカは不服そうだったが、素直に引き下がった。彼女の取り巻きの男達も、それ以上文句を言う事は無かった。
「それじゃあ、次のミッションに挑もう」
ーー
次のミッションの舞台は、落ち着いた雰囲気の湿地だった。ここならミクの事情を聞きながらでも、戦えるはずである。
「あなたは何処で生まれ育ったの?」
「シンセリア地方にある小さな町、エルフと人間が共生してる所だよ」
ミクが口にしたのはゲーム内の設定として存在する、架空の地名だった。桃香は鼎とミクの会話には、余り興味が無さそうだ。
「会話で情報聞き出すのは無理だろ。こいつらNPCの頭の中には"設定"しかねえし」
「分かった。戦闘能力について観察してみる」
穏やかで落ち着いた場所である湿地だが、奥の方にはモンスターが生息している。そこまで強力なモンスターではないので、初心者でも戦いやすい。
「早くしてよ、モンスター倒すのがクリア条件でしょ?」
「分かった。鼎も行こ」
相手にされず退屈そうなワウカが、鼎達を急かす。ミクは素直に従って、鼎や桃香も後からついて行く。
ーー
「この辺のモンスターはやっぱ弱いな…退屈だぜ」
「ボクやハンターに取ったらつまらないけど…鼎サンはまだ初心者だから、これぐらいが良いんだよ」
鼎とミクがスライムやウルフと戦っている後方から、ハンターは面倒そうに援護射撃をしていた。桃香はそんな彼と共に、初心者である鼎達を見守っていた。
「鼎、すごく強いね。戦い慣れてるの?」
「…このゲーム始める前から、色々巻き込まれて来たから」
「ゲーム始める前…そうだ!鼎は普段どんな所に住んでるの?」
「エリア007…これと言った特徴の無い、田舎町だよ」
ミクはプレイヤーである鼎に対して、強い興味を抱いていた。鼎は彼女が知らないはずの、現実世界での日々について話し始めた。
「ゲームの外の世界…アナザーアースがどんな所かも、分からないんです」
「アナザーアースには、現実世界で失われたものも多い。現実よりも良い場所だと私は思うな」
ミクは明らかに"ゲームの外"へ興味を向けていた。桃香は遠くから彼女の様子を、じっくりと観察していた。
「アイツNPCだろ?現実に興味持って大丈夫なのか…?」
「ゲームの外には出られないはずだから、辛い思いをするかも知れないのにね」
ミクはNPCであり、ユーザーデータなど持っていない。人間ですら無い彼女が、ゲームの外に出られる筈がない。
「別にどうでも良いじゃん。それより早く終わらせるように言ってよ」
既にレベルが高いワウカにとっても、暇なミッションだった。他のプレイヤー達も、文句を言いたそうな視線を桃香に向けていた。
「たまにはのんびり行こうよ」
「もうボス戦だ。アイツらがやられない様に、援護するぞ」
ーー
美しい滝のエリアに居座っていたのは、巨大なトロルだった。パワーはあるが移動スピードは遅いので、遠距離攻撃が可能なら楽に勝てる。
「私が前に出る、ミクは援護よろしく」
「分かった!」
鼎はまっすぐトロルに向かって行き、剣で先制の一撃を叩き込んだ。その後方から、ミクが光の魔法による追撃を行う。
「危なくなるまで何もしなくて良いよ」
「チマチマ攻撃してるの眺めてるだけって暇なんだけど…」
ワウカ達が全力で攻撃すれば、トロルなど数秒で倒せる。まだこのゲームの戦闘に慣れていない鼎とミクを見ているのは、退屈でしかなかった。
「くっ…硬い」
「攻撃に夢中にならないで!」
中々トロルに大ダメージを与えられず焦る鼎に、ミクが忠告する。トロルは鼎の攻撃を受け続けても、怯まず攻撃しようとしていた。
「ってピンチじゃねえか!」
「今から矢撃っても間に合わなそうだけど」
ハンターは慌てて弓を構えるが、ワウカは冷めた目で見ていた。誰が見ても矢がトロルに刺さる前に、鼎が攻撃される距離だったのだ。
「危ない!」
ヒュン!
「何だありゃ?!」
「光線…?」
ミクが叫んだ瞬間に空から落ちて来たのは、白い光線だった。空からの気配に気づかなかったトロルは、防御する事も出来ずに光線を受けた。
「グオオオオッ!!」
光線の直撃によって、トロルは跡形も無く消滅した。当然ながらボスを撃破した扱いとなるので、クリアである。
「ありがとう…助かったよ」
「うん、どういたしまして」
鼎は素直にミクに礼を言っていたが、ハンターはかなり驚いていた。その横にいる桃香はその様子を面白そうに見ていた。
「おいおいおい…何だよ今の技!?」
「あんな技、このゲームのNPCは使えないはずなんだけどねえ…」
天から光線を落とすスキルは、桃香も知らないものだった。威力もかなり高く、ハンターの援護も必要ないままトロルを撃破できた。
ーー
「報酬も手に入った…これで武器を強化できるの?」
「あー…そうだ。初心者用ミッションすっ飛ばしたから、その分強くなるはずだぜ」
先程のミッションは初心者向けのものと比べて、明らかに難易度が高かった。鼎が装備している武器も、一気に強い物になるだろう。
「良かったね鼎」
「ミクが咄嗟にビーム撃ってくれたから」
先程と同じ様にミクは鼎と話していて、鼎の方も対応を変えたりはしなかった。一方で、ハンターは彼女の事をかなり怪しみ始めていた。
「やっぱり、徹底的に調べた方が良いだろ…」
「アナザーアースの開発者が関わってるかもしれねえんだろこのゲーム…何があるか分からないぞ」
ユーザーかNPCか分からない存在が、10人以上確認された。彼らの正体を突き止める方法は、まだ分からなかった。
「取り敢えずあの子に色々聞いてみようよ」
桃香が人差し指を向けた先にいたのは、薄いピンク色の髪の、エルフのようなNPCだった。鼎と比べると、ボリューム感のある髪型をしている。
「あら…どうしたの?」
「このミッションの攻略法を聞きたくて…」
そのNPCは桃香からの質問に対して、優しい口調で受け答えていた。かなり自然な会話で、側から見ればユーザー同士の会話としか思わないだろう。
ーー
「それじゃ、私も手伝おうか?」
「え?いいの?」
そのNPC…ミクは、何とミッションへの協力まで申し出た。本来lunar eclipse projectでは、NPCはプレイヤーに協力出来ないはずだが…
「じゃあお願い」
横から鼎も会話に加わって、ミクに協力を頼んだ。鼎としては手がかりを得るために、彼女に積極的に関わりたいと思っていた。
「うん!よろしくね!」
「マジかよ…こんな簡単に近づけるのか」
ハンターは驚いていたが、これでミクと会話する機会が増える。桃香達は取り敢えずミッションに挑んで、ミクの能力を調べる事にした。
「今回は初心者向けのミッションで良い?」
「ミクちゃんの実力を測りたいからこっち」
鼎は初心者向けのミッションを選びたかったが、ミクの戦闘力に興味があった桃香が勝手に選択した。桃香が勝手に選んだのは不満に感じたが、鼎が選ぶよりも適切かも知れない。
「そのミッション…初心者でも大丈夫?」
「ボクみたいな強いプレイヤーがサポートするから、大丈夫!」
確かに、プレイヤーの実力を測るには難易度が低すぎないミッションの方が良いだろう。鼎も納得して、桃香の指示に従う事に決めていた。
「ちょっと、何でその子にばかり構うの?」
「そうだ。何でワウカちゃんより、そんなNPCを優先するんだ」
ワウカは自分よりNPCであるミクの方が優先されている事を、気に入らない様だ。取り巻きの男達と一緒になって、桃香に対して文句を言う。
「ボクがギルドマスターやってるからだけど…不満があるの?」
「あんたが裏社会の人間だって事、分かってるんだから」
ワウカは、桃香の事情もある程度理解しているらしい。相手の弱みを握っていると思い込んでいるワウカに対しても、桃香は怯まない。
「ふーん…じゃあ他所のギルドに行く?」
「それは難しいんだって…」
「じゃあここにいて欲しいな。態度悪くても、頼りにしてるからさぁー」
「…分かってるよ」
ワウカは不服そうだったが、素直に引き下がった。彼女の取り巻きの男達も、それ以上文句を言う事は無かった。
「それじゃあ、次のミッションに挑もう」
ーー
次のミッションの舞台は、落ち着いた雰囲気の湿地だった。ここならミクの事情を聞きながらでも、戦えるはずである。
「あなたは何処で生まれ育ったの?」
「シンセリア地方にある小さな町、エルフと人間が共生してる所だよ」
ミクが口にしたのはゲーム内の設定として存在する、架空の地名だった。桃香は鼎とミクの会話には、余り興味が無さそうだ。
「会話で情報聞き出すのは無理だろ。こいつらNPCの頭の中には"設定"しかねえし」
「分かった。戦闘能力について観察してみる」
穏やかで落ち着いた場所である湿地だが、奥の方にはモンスターが生息している。そこまで強力なモンスターではないので、初心者でも戦いやすい。
「早くしてよ、モンスター倒すのがクリア条件でしょ?」
「分かった。鼎も行こ」
相手にされず退屈そうなワウカが、鼎達を急かす。ミクは素直に従って、鼎や桃香も後からついて行く。
ーー
「この辺のモンスターはやっぱ弱いな…退屈だぜ」
「ボクやハンターに取ったらつまらないけど…鼎サンはまだ初心者だから、これぐらいが良いんだよ」
鼎とミクがスライムやウルフと戦っている後方から、ハンターは面倒そうに援護射撃をしていた。桃香はそんな彼と共に、初心者である鼎達を見守っていた。
「鼎、すごく強いね。戦い慣れてるの?」
「…このゲーム始める前から、色々巻き込まれて来たから」
「ゲーム始める前…そうだ!鼎は普段どんな所に住んでるの?」
「エリア007…これと言った特徴の無い、田舎町だよ」
ミクはプレイヤーである鼎に対して、強い興味を抱いていた。鼎は彼女が知らないはずの、現実世界での日々について話し始めた。
「ゲームの外の世界…アナザーアースがどんな所かも、分からないんです」
「アナザーアースには、現実世界で失われたものも多い。現実よりも良い場所だと私は思うな」
ミクは明らかに"ゲームの外"へ興味を向けていた。桃香は遠くから彼女の様子を、じっくりと観察していた。
「アイツNPCだろ?現実に興味持って大丈夫なのか…?」
「ゲームの外には出られないはずだから、辛い思いをするかも知れないのにね」
ミクはNPCであり、ユーザーデータなど持っていない。人間ですら無い彼女が、ゲームの外に出られる筈がない。
「別にどうでも良いじゃん。それより早く終わらせるように言ってよ」
既にレベルが高いワウカにとっても、暇なミッションだった。他のプレイヤー達も、文句を言いたそうな視線を桃香に向けていた。
「たまにはのんびり行こうよ」
「もうボス戦だ。アイツらがやられない様に、援護するぞ」
ーー
美しい滝のエリアに居座っていたのは、巨大なトロルだった。パワーはあるが移動スピードは遅いので、遠距離攻撃が可能なら楽に勝てる。
「私が前に出る、ミクは援護よろしく」
「分かった!」
鼎はまっすぐトロルに向かって行き、剣で先制の一撃を叩き込んだ。その後方から、ミクが光の魔法による追撃を行う。
「危なくなるまで何もしなくて良いよ」
「チマチマ攻撃してるの眺めてるだけって暇なんだけど…」
ワウカ達が全力で攻撃すれば、トロルなど数秒で倒せる。まだこのゲームの戦闘に慣れていない鼎とミクを見ているのは、退屈でしかなかった。
「くっ…硬い」
「攻撃に夢中にならないで!」
中々トロルに大ダメージを与えられず焦る鼎に、ミクが忠告する。トロルは鼎の攻撃を受け続けても、怯まず攻撃しようとしていた。
「ってピンチじゃねえか!」
「今から矢撃っても間に合わなそうだけど」
ハンターは慌てて弓を構えるが、ワウカは冷めた目で見ていた。誰が見ても矢がトロルに刺さる前に、鼎が攻撃される距離だったのだ。
「危ない!」
ヒュン!
「何だありゃ?!」
「光線…?」
ミクが叫んだ瞬間に空から落ちて来たのは、白い光線だった。空からの気配に気づかなかったトロルは、防御する事も出来ずに光線を受けた。
「グオオオオッ!!」
光線の直撃によって、トロルは跡形も無く消滅した。当然ながらボスを撃破した扱いとなるので、クリアである。
「ありがとう…助かったよ」
「うん、どういたしまして」
鼎は素直にミクに礼を言っていたが、ハンターはかなり驚いていた。その横にいる桃香はその様子を面白そうに見ていた。
「おいおいおい…何だよ今の技!?」
「あんな技、このゲームのNPCは使えないはずなんだけどねえ…」
天から光線を落とすスキルは、桃香も知らないものだった。威力もかなり高く、ハンターの援護も必要ないままトロルを撃破できた。
ーー
「報酬も手に入った…これで武器を強化できるの?」
「あー…そうだ。初心者用ミッションすっ飛ばしたから、その分強くなるはずだぜ」
先程のミッションは初心者向けのものと比べて、明らかに難易度が高かった。鼎が装備している武器も、一気に強い物になるだろう。
「良かったね鼎」
「ミクが咄嗟にビーム撃ってくれたから」
先程と同じ様にミクは鼎と話していて、鼎の方も対応を変えたりはしなかった。一方で、ハンターは彼女の事をかなり怪しみ始めていた。
「やっぱり、徹底的に調べた方が良いだろ…」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
空虚な時計塔 -Broken Echo Tides-
るてん
SF
SF小説です。タイムリープというありきたりな設定を踏襲しつつちょっと変わった感じを目指してます。
設定が荒っぽい部分もあるので、そのあたりはご了承下さい・・・
二部編成を予定していますが、分量はあまり長くしないつもりです。
あらすじ(仮
核戦争後の荒廃した2100年代。絶滅の危機に瀕した人類は、北極圏の小さな生存圏で細々と生き延びていた。人類最後の天才科学者と呼ばれた男は、不完全なシンギュラリティと評した科学の限界を超え、滅亡を回避する方法を探る。しかし、その道はあまりにも無謀で危険な賭けだった――。

専業ネカマの生態
magnet
SF
36歳プロヒキニートが推しの宣伝によりゲームを始めることを決意。コツコツお金を貯め一ヶ月遅れでようやくゲームを始めるも、初心者狩りにカモられ、キャラを削除されてしまう。そんな失意の中、復習に燃える主人公(デブメガネオタク)は二度目のログイン時に前回には無かったキャラクリエイト画面を発見する。そこでは詳細な顔だけでなく、生体認証により選択できなかった性別すら変更可能で……
人生オワコン男性による怒涛の人生逆転劇!

【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる