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先行投資・俺だけの人。
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公久が住んでいるのは、駅に近い高級マンションである。
小奇麗な、汚れひとつない赤いレンガのオートロック式のマンションだ。
俺もそれなりにいいマンションに住んでいるが、公久のマンションには負けてしまっている。
投資家ってそんなに儲かるものなんだろうか。公久だから儲かっているのか?
高いオートロック式のマンションは、なんと、コンシェルジュまでいるらしい。
一体、家賃はいくらなんだか…。
車を外へ駐車し、玄関ロビーにて、備え付けられたインターホンを何回か鳴らす。しかし一向に公久は出なかった。
おかしい。昼間は、いつも家にいるといっていたのに。
滅多にでないといっていたのに。買い物だろうか。
マンションのコンシェルジュに、『戸塚さんの様子がこの間から可笑しいので、見に来た』といえば、たまたま、そのコンシェルジュが俺が受け持ったことのある患者で、俺を信用してくれているらしく、さして細かな理由も聞かないで、オートロックを開けてくれた。
前回来た時と同様、公久の部屋を探す。
鍵がかかっていたら…、またコンシェルジュを呼ぶしかないだろう。
「お…、」
しかし、ラッキーなことに、ドアに鍵がしまっていなかった。
だが、あの用心深い公久がカギを開けっ放しにするだろうか…。
そういえば、この間初めて公久のところへきたときも、公久は出なかった。
無理やり家にあがれば、公久は倒れていたんだが…
もしかして、また…?
些細な違和感を胸に、玄関へ入る…。
きちんと並べられた靴。ライトが反射するほど磨かれた、フローリング。
公久らしい、綺麗に掃除された玄関だ。
「公久…?」
口に出して、公久を呼ぶ。
「いつきぃ…」
すると、よくよくすまさないと消えてしまいそうな、小さななき声がした。
声はだいぶかすれており、それでも、何かを求める小鳥のひなのように、泣いている。
あれは…若干声が掠れて低くなっているが、公久の声だ。
間違いない。
なんだ…なにが、起きている…?
なぜ、公久は泣いている?
嫌な予感が頭を過ぎる。
声がする部屋へ急いでかける。
「公久…!」
一際声が大きくなった、〝いつき〟とプレートがかかった部屋を、勢いよく開ける。
バン、と大きく扉の音がした。
すると…、
「…っ、!」
そこには、裸のまま、何も着せられず、ベッドに手錠で手足を拘束された憔悴しきった公久の姿があった。
青い血の気の引いた顔。泣きはらした目。
涙をずっと流しているからか、顔は涙でぐちゃぐちゃだ。
青い顔をした公久は、病的と言っていいくらい、頬が痩せており、息をするのも苦しそうで、はぁはぁ、と苦しげに呼吸をしていた。
なのに、うわ言のように、公久は、いつき、を繰り返す。
悲しそうな、苦しそうな、切ない声色で。
こん睡状態にでも陥っているのだろうか。
かなり、憔悴しきっている。
まさか、クスリか…。
麻薬で幻覚症状にでも陥っているのか?
公久の彼氏はどうした…。
もしや、彼氏が…?
彼氏がこんなことを…?
公久は、手足を手錠で縛られていた。手首も足首も、手錠のせいか、赤くなっている。
肌には、いたるところに大量のキスマーク。
そのキスマークから、相手の執着が窺える。
ということは、監禁でもされていたのか…。
「公久、おい、公久、」
「や…」
公久に近づくと、公久は、いやいや、とかぶりをふり、ベッドの隅へ逃げようとする。
俺が手を伸ばしても、ただ怯えるように、怖がるだけ。
いつものプライドが高そうな、クールビューティな綺麗で物静かなかおじゃない。
「公久…?」
「や…、」
「…っ」
「やだ…怖いよ。いつき、いつき、いつき、いつき」
ひたすらいつきと繰り返す、公久。
幼子が母親を求めているかのような、叫び。
なにがどうして、そんなにそいつの名前を呼んでいるんだ…?
少し、異常だ。
「おい…」
公久のただならぬ仕草に、動揺し、こんなことを公久にした人物に漠然と怒りが湧く。
この状態の公久を、なんとか…なんとか、しなくては。
といっても、鎮痛剤や安定剤なんかすぐには見つからない。
なにかないものか…とあたりを見回す。
ベッドの近くに設置された机。その上に、銀の小さな鍵があった。
公久をつないでいる手錠の鍵だろうか…。
公久は手足に手錠をつけられている。
とりあえず、抵抗する公久を上から押さえつけて、見つけた鍵を足枷の鍵穴に差す。
その間も、公久は俺から逃げ出そうと、近づいている俺の胸板をぽかぽかと、力ない拳で叩いていた。
鍵は見事にはまり、カチャ、と音をたててはずれた。
「片方、外れた…」
「やめ…やめろ…」
同じように右足の足枷も外そうとしたところで、公久からの蹴りを浴びる。
じたばた、と動き回る公久。
俺が…見えていないのか…?何故、そんなに怖がる必要がある?
「…っと、大人しくしろ、今外してやるから…」
「いやだーー、いやだーーー助けて!いつ…ん、」
言葉を封じるように、公久の口に己の唇を重ねる。
「んんんっ、」
公久はぽかぽか、と俺の胸板を叩いていたが、気にしない。
より深く、その唇に口づけをした。
柔らかな、唇。ぷっくらと、誘うようにいつも開かれていた唇。
この唇に、キスしたかった。
初めて無理やりキスした日から、ずっと…。
どうして、この唇は、俺のモノにはならないのだろう…。
どうして、俺は、叶わない恋ばかりしてしまうのだろう…。
唇を重ねながら、叶わない想いにキシリと胸が痛んだ。
「そ…ま…」
公久の瞳に光が戻った。
顔をあげて、俺の顔を見つめる公久。
「正気に戻れ、馬鹿」
「ごめ…」
正気に戻ったか。目は先ほどのうつろな目から、ちゃんと俺を見据えている。
少し弱弱しいが…。
公久はすまなそうに、小さくわびた。
「ごめん…、わざわざ来てくれたんだな…。」
「いや…、」
「こんな格好ですまない…、」
公久は恥ずかしそうに、シーツで自分の身体をくるむ。
先ほど、ぽかぽかと恐慌状態に陥っていたのが嘘のように、気恥ずかしげに。
先ほど、思う存分、公久の裸体はみたというのに。
俯き長い睫毛に影が落ちる。気ダル気に息を零し、俯く公久は…、本人は意識なんてしていないんだろうけど、物凄く色っぽい。
公久は、自分が可愛くない、と言っていたが、恐ろしく色気がある。
眼鏡でなかなかその美貌が隠れがちだが、綺麗なのだ。とても。
本人が控えめで、謙虚だから、尚、公久という人柄に魅かれてしまう。
「身体は…、身体は大丈夫なのか?これは…」
「これ…は…、」
言いずらそうに口ごもる公久。
公久がやったんじゃないんだろう。
きっと、公久が自らやったのなら、自分からもっとはっきりというはずだ。
誰かにやられたのか?
「クスリ、か?」
「そんなんじゃない…そんなんじゃ、ないんだ…」
公久は、暗い顔をしながら、視線を落とす。
「公久、」
「ごめん…蒼真、こんな…」
「いいから、待っていてやるから、ゆっくり話せ」
樹ははじめ口を噤んでいたものの、しばらくたって、ぽつりぽつりと、この現状を話す。
誕生日の次の日、帰ったら恋人が怒っていたこと。
そして、無理やり抱いて、こうして監禁した事。
「…樹の誕生日…ずっと約束していたのに、私が破ったから…だから…」
「だからって…お前…」
約束を、最初に破ったのはあいつの方だろう?
他の相手を見せ付けたのは、あいての方だろう?
腹立たしかった。
俺だったら。
俺だったら、こんなことしないのに…。
こんな…公久を傷つけたりしないのに。
なんで、こんなにまで…。
こんな、公久を痛めつけたりできるんだ…?その男は。
やんわりと、公久を抱きしめる。
公久は一瞬ぎくりと身体を強張らせたが、抱きしめ続けていると、そっと力を抜き俺の身体に凭れ掛かった。
「心配、かけて、すまない…、」
そういった公久が酷く痛々しくて…いつまでも、この胸に抱きしめていたかった。
小奇麗な、汚れひとつない赤いレンガのオートロック式のマンションだ。
俺もそれなりにいいマンションに住んでいるが、公久のマンションには負けてしまっている。
投資家ってそんなに儲かるものなんだろうか。公久だから儲かっているのか?
高いオートロック式のマンションは、なんと、コンシェルジュまでいるらしい。
一体、家賃はいくらなんだか…。
車を外へ駐車し、玄関ロビーにて、備え付けられたインターホンを何回か鳴らす。しかし一向に公久は出なかった。
おかしい。昼間は、いつも家にいるといっていたのに。
滅多にでないといっていたのに。買い物だろうか。
マンションのコンシェルジュに、『戸塚さんの様子がこの間から可笑しいので、見に来た』といえば、たまたま、そのコンシェルジュが俺が受け持ったことのある患者で、俺を信用してくれているらしく、さして細かな理由も聞かないで、オートロックを開けてくれた。
前回来た時と同様、公久の部屋を探す。
鍵がかかっていたら…、またコンシェルジュを呼ぶしかないだろう。
「お…、」
しかし、ラッキーなことに、ドアに鍵がしまっていなかった。
だが、あの用心深い公久がカギを開けっ放しにするだろうか…。
そういえば、この間初めて公久のところへきたときも、公久は出なかった。
無理やり家にあがれば、公久は倒れていたんだが…
もしかして、また…?
些細な違和感を胸に、玄関へ入る…。
きちんと並べられた靴。ライトが反射するほど磨かれた、フローリング。
公久らしい、綺麗に掃除された玄関だ。
「公久…?」
口に出して、公久を呼ぶ。
「いつきぃ…」
すると、よくよくすまさないと消えてしまいそうな、小さななき声がした。
声はだいぶかすれており、それでも、何かを求める小鳥のひなのように、泣いている。
あれは…若干声が掠れて低くなっているが、公久の声だ。
間違いない。
なんだ…なにが、起きている…?
なぜ、公久は泣いている?
嫌な予感が頭を過ぎる。
声がする部屋へ急いでかける。
「公久…!」
一際声が大きくなった、〝いつき〟とプレートがかかった部屋を、勢いよく開ける。
バン、と大きく扉の音がした。
すると…、
「…っ、!」
そこには、裸のまま、何も着せられず、ベッドに手錠で手足を拘束された憔悴しきった公久の姿があった。
青い血の気の引いた顔。泣きはらした目。
涙をずっと流しているからか、顔は涙でぐちゃぐちゃだ。
青い顔をした公久は、病的と言っていいくらい、頬が痩せており、息をするのも苦しそうで、はぁはぁ、と苦しげに呼吸をしていた。
なのに、うわ言のように、公久は、いつき、を繰り返す。
悲しそうな、苦しそうな、切ない声色で。
こん睡状態にでも陥っているのだろうか。
かなり、憔悴しきっている。
まさか、クスリか…。
麻薬で幻覚症状にでも陥っているのか?
公久の彼氏はどうした…。
もしや、彼氏が…?
彼氏がこんなことを…?
公久は、手足を手錠で縛られていた。手首も足首も、手錠のせいか、赤くなっている。
肌には、いたるところに大量のキスマーク。
そのキスマークから、相手の執着が窺える。
ということは、監禁でもされていたのか…。
「公久、おい、公久、」
「や…」
公久に近づくと、公久は、いやいや、とかぶりをふり、ベッドの隅へ逃げようとする。
俺が手を伸ばしても、ただ怯えるように、怖がるだけ。
いつものプライドが高そうな、クールビューティな綺麗で物静かなかおじゃない。
「公久…?」
「や…、」
「…っ」
「やだ…怖いよ。いつき、いつき、いつき、いつき」
ひたすらいつきと繰り返す、公久。
幼子が母親を求めているかのような、叫び。
なにがどうして、そんなにそいつの名前を呼んでいるんだ…?
少し、異常だ。
「おい…」
公久のただならぬ仕草に、動揺し、こんなことを公久にした人物に漠然と怒りが湧く。
この状態の公久を、なんとか…なんとか、しなくては。
といっても、鎮痛剤や安定剤なんかすぐには見つからない。
なにかないものか…とあたりを見回す。
ベッドの近くに設置された机。その上に、銀の小さな鍵があった。
公久をつないでいる手錠の鍵だろうか…。
公久は手足に手錠をつけられている。
とりあえず、抵抗する公久を上から押さえつけて、見つけた鍵を足枷の鍵穴に差す。
その間も、公久は俺から逃げ出そうと、近づいている俺の胸板をぽかぽかと、力ない拳で叩いていた。
鍵は見事にはまり、カチャ、と音をたててはずれた。
「片方、外れた…」
「やめ…やめろ…」
同じように右足の足枷も外そうとしたところで、公久からの蹴りを浴びる。
じたばた、と動き回る公久。
俺が…見えていないのか…?何故、そんなに怖がる必要がある?
「…っと、大人しくしろ、今外してやるから…」
「いやだーー、いやだーーー助けて!いつ…ん、」
言葉を封じるように、公久の口に己の唇を重ねる。
「んんんっ、」
公久はぽかぽか、と俺の胸板を叩いていたが、気にしない。
より深く、その唇に口づけをした。
柔らかな、唇。ぷっくらと、誘うようにいつも開かれていた唇。
この唇に、キスしたかった。
初めて無理やりキスした日から、ずっと…。
どうして、この唇は、俺のモノにはならないのだろう…。
どうして、俺は、叶わない恋ばかりしてしまうのだろう…。
唇を重ねながら、叶わない想いにキシリと胸が痛んだ。
「そ…ま…」
公久の瞳に光が戻った。
顔をあげて、俺の顔を見つめる公久。
「正気に戻れ、馬鹿」
「ごめ…」
正気に戻ったか。目は先ほどのうつろな目から、ちゃんと俺を見据えている。
少し弱弱しいが…。
公久はすまなそうに、小さくわびた。
「ごめん…、わざわざ来てくれたんだな…。」
「いや…、」
「こんな格好ですまない…、」
公久は恥ずかしそうに、シーツで自分の身体をくるむ。
先ほど、ぽかぽかと恐慌状態に陥っていたのが嘘のように、気恥ずかしげに。
先ほど、思う存分、公久の裸体はみたというのに。
俯き長い睫毛に影が落ちる。気ダル気に息を零し、俯く公久は…、本人は意識なんてしていないんだろうけど、物凄く色っぽい。
公久は、自分が可愛くない、と言っていたが、恐ろしく色気がある。
眼鏡でなかなかその美貌が隠れがちだが、綺麗なのだ。とても。
本人が控えめで、謙虚だから、尚、公久という人柄に魅かれてしまう。
「身体は…、身体は大丈夫なのか?これは…」
「これ…は…、」
言いずらそうに口ごもる公久。
公久がやったんじゃないんだろう。
きっと、公久が自らやったのなら、自分からもっとはっきりというはずだ。
誰かにやられたのか?
「クスリ、か?」
「そんなんじゃない…そんなんじゃ、ないんだ…」
公久は、暗い顔をしながら、視線を落とす。
「公久、」
「ごめん…蒼真、こんな…」
「いいから、待っていてやるから、ゆっくり話せ」
樹ははじめ口を噤んでいたものの、しばらくたって、ぽつりぽつりと、この現状を話す。
誕生日の次の日、帰ったら恋人が怒っていたこと。
そして、無理やり抱いて、こうして監禁した事。
「…樹の誕生日…ずっと約束していたのに、私が破ったから…だから…」
「だからって…お前…」
約束を、最初に破ったのはあいつの方だろう?
他の相手を見せ付けたのは、あいての方だろう?
腹立たしかった。
俺だったら。
俺だったら、こんなことしないのに…。
こんな…公久を傷つけたりしないのに。
なんで、こんなにまで…。
こんな、公久を痛めつけたりできるんだ…?その男は。
やんわりと、公久を抱きしめる。
公久は一瞬ぎくりと身体を強張らせたが、抱きしめ続けていると、そっと力を抜き俺の身体に凭れ掛かった。
「心配、かけて、すまない…、」
そういった公久が酷く痛々しくて…いつまでも、この胸に抱きしめていたかった。
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