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先行投資・俺だけの人。
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「公久さん、今までありがとう」
樹の満面の笑み。
晴れ晴れとした樹の笑顔。
その笑顔は昔から変わっていない。
可愛いから、かっこいいと称される容姿になっても。
昔から、私をその笑顔で虜にする。
「ありがとうだなんて…、」
「ううん、今まで育ててくれたし。
だからアリガト。
俺、公久さんのこと、好きだよ」
「わ、私だって、お前が、好きだ…」
たぶん、私の方が好きだ。
樹がいないと、生きていけないくらい、樹に、依存している。
「ありがと、公久さん、やっぱり公久さんは俺の親だね!
俺、実の親より公久さんの方が親だと思うよ。生みの親より育ての親って、思うもん。
でね、」
樹は恥ずかしそうにはにかむ。
「どう…した…?」
「うん、あのね…えっと、今まであれだったけど…もう終わりにしてほしいんだ。
その、抱いたり、キスしたり…、その恋人同士みたいなことは」
「え…」
「俺ね、好きな人出来たんだ。
それで、ずっと片想いだったけど…この間相手の方から告ってきて…。
俺もずっと好きだったし本当に嬉しくて…。
ここ最近遅かったのは、その彼女と会っていたからなんだ」
「そ…」
喉が乾いて、言葉が発せられない。
なんて言った?樹は。
樹の言葉が、正常に頭に入ってこない。
脳が樹の言葉を受け入れるのに拒否していた。
「公久さん」
「い、樹、」
縋るように、樹を見てしまう。
でも…そんな私に樹の瞳は…ぞっとするほど、冷たいものだった。
こんな…見下しだような突き放した瞳、初めてみた。
「樹…?」
「公久さん、俺ね、公久さんの事、恨んでるよ」
「恨んで…る…?」
「俺を男色の道に引きずり込んだこと。
俺の弱みに付け込んで、俺を保護したこと。
俺必死だったよ。みんなに知られないようにして。
捨てられたら終わりって考えて、必死になって…ねぇ、公久さん、」
耳元に顔を近づけて、
「俺を、自由にして楽しかった?
俺の親になって楽しかった?
俺の可愛い振りした笑顔を見て、満足だった?」
カラカラ、と私の何かが壊れていく。
大事に作っていたなにかが。
「公久さん、親なら祝福してくれるよね。俺に彼女が出来たこと。俺が独り立ちすること」
「いつ…」
「さようなら、公久さん」
そういうと樹は、私に背を向けて立ち去っていく。
小さくなっていく、樹の姿。
「待って…くれ…」
恨まれても、捨てられても私は…
「待って、待って、待ってくれ」
私は、樹が、いないと…
去っていく樹をおいかけるように手を伸ばす。
でも、身体が一歩も動かない。
そうしている間にも、樹はどんどん遠ざかる。
なんで…
どうして…。
『案外戸塚さんは彼氏の事でストレス溜めているのかもね』
「樹―」
行かないで、いかないで、イカナイデ。
お願い、だから…
お前に出て行かれたら私は…、
「樹―いつきー」
「公久さんっ」
「っ…」
「良かった…気づいて…うなされてて、声聞こえて、びっくりした」
私の身体を抱き締める樹は、私を心配そうに見ていた。
視界には、見慣れた白色の天井。
ここは…、私の、部屋…。
それから身体にかけられているのは布団。
ゆ…め…?
今のみた光景は…ゆめ…だった?
「いつき…」
「ん?」
優しい声。
私を心配するその表情に、じわり…と涙腺が緩む。
先ほどの怖い顔をした樹はいない。
ここにいるのは…いつもの、樹だ。
『さよなら、公久さん』
私に別れを告げた樹じゃないんだ…
「ここに、いる…?」
「…公久さん…?」
「ずっと、ここに、いる…?」
いつかは、樹も出ていくんだろう。
ずっとずっと親元にいる子供なんて、そうそういない。
でも…
「ここに…」
「いるよ、ちゃんと、俺は…」
樹は手を指までからませて、
「ここに、いる。俺は、ずっといるよ」
そういってくれた。
『俺を男色の道に引きずり込んだこと。俺の弱みに付け込んで、俺を保護したこと』
樹は優しい。
私は、子供の樹に卑怯な取引をしたのに。
本当なら、あの夢みたいに、嫌悪したまなざしで私を見てもおかしくないのに。
樹が、私を好きになったのも、男を好きになったのも、すべて私のせいなのに。
嫌いにならないで、まだ、側にいてくれる。
まだ、側にいてくれるんだ。
「公久さんの、傍にいるよ」
じんわりと、温かなものが胸に広がる。
その言葉を聞けただけで、少しだけ、気分が浮上する。
「いつき、ベッドにきてくれないか」
「…?どうしたの?怖い夢でも、見た?そんな公久さんが…こんな」
こんな私は、やっぱり嫌なんだろうか。
甘える、私は。
しっかりしていない私は。
しっかり者じゃないと、駄目なんだろうか。
でも、今だけ。
夢が怖いから
今だけは…。
「…見た…だから…」
「仕方ないな…あぁ、もう…、可愛い」
樹は私の願いどおり、ベッドに乗り込んで私をぎゅっと抱きしめる。
ちゅちゅ、と額にキスを降らせながら。
愛おしげに私を見つめる
ー好きだから、不安になる。
好きだから、怖くなる。
今が…今が、とても幸せ、だから。
こんな私を見て、他の誰かは笑うだろうか。
年下の自分が保護した子供に、こんなにも骨抜きになって
哀れと笑うだろうか……。
「いつき」
「ん?」
「好きだよ…」
樹の胸元のシャツを握りながら、呟く。
小さい頃は、樹がこうやって私に縋っていたのに。
今の私は、すっぽりと樹の腕の中に納まっている。
立場が逆転してしまった。
もう、樹はあの頃の樹じゃない。私だけ、変わっていない。
樹は私の背を追い越し、どんどん変わっていくのに。
私は代わらない。
樹はどんどん、私を置いて前に進むのに。
「いつき、んっ」
名前を呼ぶ私の唇を、樹は無理やり塞いだ。
性急に動く、舌。全てを奪うように、貪る、それ。
このまま、食べられてしまえばいいのに。
心の体も。
全て、何も考えられないくらい。
「んぅっ…はっ…いつ…ん…や…ん」
息着く間のない、激しいキスに、絡む、足。
触れた身体から、樹の温かな体温を感じる。
樹の温もり。
「いつき、」
「ずっと、一緒にいるよ。大丈夫。」
大丈夫。
まだ、大丈夫…?
「まだ、朝までもうちょっとあるから寝ようか。一緒に寝てあげるから」
「ああ、一緒に、いて…。遠くに、いかないで…くれ…」
終わりがくる。
その時は、必ずくる。
でも…。
もう少し……。
もう少し…、だけ。
決心がつくその日までは…
樹の胸に顔をうずめる。
コロンなんてつけていないはずなのに…、樹はいい匂いがする。
安心する、いい匂い。
「今日は甘えんぼだね、公久さん。いいよ、いてあげる。
おやすみ、公久さん。」
樹は私の頭を一つ撫でる。
私はそれに安堵して、再び眼を閉じる。
今度はいい夢がみれるような気がした。
樹が、私を抱きしめてくれるから。
樹の満面の笑み。
晴れ晴れとした樹の笑顔。
その笑顔は昔から変わっていない。
可愛いから、かっこいいと称される容姿になっても。
昔から、私をその笑顔で虜にする。
「ありがとうだなんて…、」
「ううん、今まで育ててくれたし。
だからアリガト。
俺、公久さんのこと、好きだよ」
「わ、私だって、お前が、好きだ…」
たぶん、私の方が好きだ。
樹がいないと、生きていけないくらい、樹に、依存している。
「ありがと、公久さん、やっぱり公久さんは俺の親だね!
俺、実の親より公久さんの方が親だと思うよ。生みの親より育ての親って、思うもん。
でね、」
樹は恥ずかしそうにはにかむ。
「どう…した…?」
「うん、あのね…えっと、今まであれだったけど…もう終わりにしてほしいんだ。
その、抱いたり、キスしたり…、その恋人同士みたいなことは」
「え…」
「俺ね、好きな人出来たんだ。
それで、ずっと片想いだったけど…この間相手の方から告ってきて…。
俺もずっと好きだったし本当に嬉しくて…。
ここ最近遅かったのは、その彼女と会っていたからなんだ」
「そ…」
喉が乾いて、言葉が発せられない。
なんて言った?樹は。
樹の言葉が、正常に頭に入ってこない。
脳が樹の言葉を受け入れるのに拒否していた。
「公久さん」
「い、樹、」
縋るように、樹を見てしまう。
でも…そんな私に樹の瞳は…ぞっとするほど、冷たいものだった。
こんな…見下しだような突き放した瞳、初めてみた。
「樹…?」
「公久さん、俺ね、公久さんの事、恨んでるよ」
「恨んで…る…?」
「俺を男色の道に引きずり込んだこと。
俺の弱みに付け込んで、俺を保護したこと。
俺必死だったよ。みんなに知られないようにして。
捨てられたら終わりって考えて、必死になって…ねぇ、公久さん、」
耳元に顔を近づけて、
「俺を、自由にして楽しかった?
俺の親になって楽しかった?
俺の可愛い振りした笑顔を見て、満足だった?」
カラカラ、と私の何かが壊れていく。
大事に作っていたなにかが。
「公久さん、親なら祝福してくれるよね。俺に彼女が出来たこと。俺が独り立ちすること」
「いつ…」
「さようなら、公久さん」
そういうと樹は、私に背を向けて立ち去っていく。
小さくなっていく、樹の姿。
「待って…くれ…」
恨まれても、捨てられても私は…
「待って、待って、待ってくれ」
私は、樹が、いないと…
去っていく樹をおいかけるように手を伸ばす。
でも、身体が一歩も動かない。
そうしている間にも、樹はどんどん遠ざかる。
なんで…
どうして…。
『案外戸塚さんは彼氏の事でストレス溜めているのかもね』
「樹―」
行かないで、いかないで、イカナイデ。
お願い、だから…
お前に出て行かれたら私は…、
「樹―いつきー」
「公久さんっ」
「っ…」
「良かった…気づいて…うなされてて、声聞こえて、びっくりした」
私の身体を抱き締める樹は、私を心配そうに見ていた。
視界には、見慣れた白色の天井。
ここは…、私の、部屋…。
それから身体にかけられているのは布団。
ゆ…め…?
今のみた光景は…ゆめ…だった?
「いつき…」
「ん?」
優しい声。
私を心配するその表情に、じわり…と涙腺が緩む。
先ほどの怖い顔をした樹はいない。
ここにいるのは…いつもの、樹だ。
『さよなら、公久さん』
私に別れを告げた樹じゃないんだ…
「ここに、いる…?」
「…公久さん…?」
「ずっと、ここに、いる…?」
いつかは、樹も出ていくんだろう。
ずっとずっと親元にいる子供なんて、そうそういない。
でも…
「ここに…」
「いるよ、ちゃんと、俺は…」
樹は手を指までからませて、
「ここに、いる。俺は、ずっといるよ」
そういってくれた。
『俺を男色の道に引きずり込んだこと。俺の弱みに付け込んで、俺を保護したこと』
樹は優しい。
私は、子供の樹に卑怯な取引をしたのに。
本当なら、あの夢みたいに、嫌悪したまなざしで私を見てもおかしくないのに。
樹が、私を好きになったのも、男を好きになったのも、すべて私のせいなのに。
嫌いにならないで、まだ、側にいてくれる。
まだ、側にいてくれるんだ。
「公久さんの、傍にいるよ」
じんわりと、温かなものが胸に広がる。
その言葉を聞けただけで、少しだけ、気分が浮上する。
「いつき、ベッドにきてくれないか」
「…?どうしたの?怖い夢でも、見た?そんな公久さんが…こんな」
こんな私は、やっぱり嫌なんだろうか。
甘える、私は。
しっかりしていない私は。
しっかり者じゃないと、駄目なんだろうか。
でも、今だけ。
夢が怖いから
今だけは…。
「…見た…だから…」
「仕方ないな…あぁ、もう…、可愛い」
樹は私の願いどおり、ベッドに乗り込んで私をぎゅっと抱きしめる。
ちゅちゅ、と額にキスを降らせながら。
愛おしげに私を見つめる
ー好きだから、不安になる。
好きだから、怖くなる。
今が…今が、とても幸せ、だから。
こんな私を見て、他の誰かは笑うだろうか。
年下の自分が保護した子供に、こんなにも骨抜きになって
哀れと笑うだろうか……。
「いつき」
「ん?」
「好きだよ…」
樹の胸元のシャツを握りながら、呟く。
小さい頃は、樹がこうやって私に縋っていたのに。
今の私は、すっぽりと樹の腕の中に納まっている。
立場が逆転してしまった。
もう、樹はあの頃の樹じゃない。私だけ、変わっていない。
樹は私の背を追い越し、どんどん変わっていくのに。
私は代わらない。
樹はどんどん、私を置いて前に進むのに。
「いつき、んっ」
名前を呼ぶ私の唇を、樹は無理やり塞いだ。
性急に動く、舌。全てを奪うように、貪る、それ。
このまま、食べられてしまえばいいのに。
心の体も。
全て、何も考えられないくらい。
「んぅっ…はっ…いつ…ん…や…ん」
息着く間のない、激しいキスに、絡む、足。
触れた身体から、樹の温かな体温を感じる。
樹の温もり。
「いつき、」
「ずっと、一緒にいるよ。大丈夫。」
大丈夫。
まだ、大丈夫…?
「まだ、朝までもうちょっとあるから寝ようか。一緒に寝てあげるから」
「ああ、一緒に、いて…。遠くに、いかないで…くれ…」
終わりがくる。
その時は、必ずくる。
でも…。
もう少し……。
もう少し…、だけ。
決心がつくその日までは…
樹の胸に顔をうずめる。
コロンなんてつけていないはずなのに…、樹はいい匂いがする。
安心する、いい匂い。
「今日は甘えんぼだね、公久さん。いいよ、いてあげる。
おやすみ、公久さん。」
樹は私の頭を一つ撫でる。
私はそれに安堵して、再び眼を閉じる。
今度はいい夢がみれるような気がした。
樹が、私を抱きしめてくれるから。
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