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ネバーランド≪ヤンデレ少年×親父≫
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「ね、フック…」
ぷつり、と、蜜穴に指が入れられた。
ぐぷぐぷ、と、指は、奥へと沈み込んでいく。
「本当に、女の子になっちゃおうか…。僕の、精液で、孕ませて、あげようか…?」
「…は…?」
「種付してあげるって言っているんだよ?ここに、」
2本の指を入れて、ぐ、と中で開かれる。
そこから、ひゅ、と冷たい空気が入り込み、ピクリ、とフックの身体は揺れる。
「期待しているの…?」
「期待なんて、…、するわけ…」
「ない?ほんと?ここを、こんなに、して?
こんなに、零して?」
「…っ、」
ポタポタと、落ちる液。
そこは既に小さな水たまりを作っている。
「うそつき」
耳元であざけ笑い、くちゅくちゅ、と激しく蜜穴に入れていた指を中挿させる。
男の其処は、自ら濡れない筈なのに。
先ほど、フックがその指を舐めたからか、はたまた、フックの先走りを掬いそこへ塗りこめているからか、出入りはスムーズだ。
柔らかく、粘膜は、ベクターの指に絡みつく。
「きゅうきゅうだね…、ここ…」
「っ、」
「僕の、アゲルね…。いっぱい、食べてよ…、いっぱい食べて、僕のミルク飲んで。
白く汚れて。孕んでよ…、フック…」
ね?と、笑って、ベクターはフックの額にキスをした後、着ていたズボンを脱ぎ捨てる。
顔に似合わず、凶悪な太いペニスがひょこり、と現れる。
ベクターは、二・三度、そこを掻き回し、肉壁が柔らかくなったとしるやいなや、指を引き抜いた。
間髪入れずに、今度は、尻の縁に、ベクターのものが添えられる。
熱く滾り、今にもそこへ精を吐き出そうとしている、ベクターの欲。
くちゅくちゅ、と、入り口に熱い精液を塗りこまれる。
早く、入れろ、とでもいうように…。
「待て、」
「待てない…、待てるわけ、ない…、」
呟きながら、ぐぷ…、と、熱い怒張を突き入れる。
何度もやっているのに、いれるといつもそこはきつい…。
ベクターはフックのアナルの狭さにくっと…堪えるかのように、眉を潜める。
「…う…」
低く唸り、息を零す。
眉間に皺をよせ、熱い吐息を零しながら、ぐっと何かに耐えるベクターの姿。
ぎちぎち、と、少しずつ押し入ってくる、熱い欲望。
けして、急がないその塊は、ゆっくりと、フックの中へ潜っていく。
「全部…入った…」
「ん…、あ…、」
どくどく、と熱く脈打つもの。
流れ出る、液体。
アナルで快楽を知ってしまった身体は、ベクターのものに喜び、熱を増す。
フックのペニスは、白濁を流し続け、ペニスを弄るベクターの手を汚した。
ベクターはフックのアナルがベクターの形に慣れるまで、フックの身体に甘い愛撫を施し、その身体を蕩けさせていく。
しばらくし、フックのアナルがベクターな形に馴れると、ゆるり、と小刻みに腰を動かした。
「動くよ…」
「やめ…ぁぁ…」
狭い肉壁いっぱいに入った赤黒いベクターのペニス。
フックが動き、喋るたびに、粘膜はベクターに絡みつく。
散々抱かれたそこは、男のモノを喜び、貪欲に男のモノが喜ぶように包み込む。
下手したら、本当に女になったかのような錯覚に陥ってしまう。
そこで、ペニスを受け入れるのが、自分の本能であったかのように思ってしまう。
自分は、男で、本来ならば、ベクターと同じように、誰かを屈服させる立場であるのに…。
「ほら、」
無造作に地面に置かれたフックの手を取り、ベクターは二人が繋がれている部分へと導く。
「ここ、つながっているデショ?僕のが入ってるでしょ?」
「あ…、やめ…」
「可愛いね…」
ちゅ、と、胸板にキスをされる。厭らしく立っている突起をくりくりとこねまわされる。
子供なのに、子供らしくない乱暴で、でも甘い愛撫にフックは翻弄され、ぎゅ、と唇を噛む。
「かんじゃ、駄目だよ…」
「ん…、」
「は…フック…、」
「ベクター…」
「フック…いい…フック…」
「あ…っ・・」
激しいピストン運動。
びくりびくりと、その度に、律動とともに腰が跳ねる。
その様子を、ベクターは舐めるような視線で見つめ、無心になって腰を揺すった。
ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅ…。
ぱん…ぱん…ぱん…。
嫌らしい水音と、肉のぶつかる音。
中を深くえぐられる度に、喘ぐ。
毒のような快楽に、フックはただ腰をふる。
まるで、獣の雌ように、ベクターの子種を欲しがっていた。
アナルに、精液をかけられたいと望んでいた。
理性は、とうに消えていた。
「一緒に、いこ…」
「あ…あああ、」
ふわり、と、一瞬の浮遊感。
「フック…、ね…フック…。僕の子…孕んでね…?もっと僕ので汚くなって…僕だけの人でいて。僕だけの君でいて。だって君は僕の存在意義なのだから…
壊れた僕を支えるのは君しかいないんだから…」
愛してるよ…、僕のフック。
君だけを、愛してる。
呟かれた瞬間に、中に熱いものを吐かれた…。
―それから、何度いかされただろう。
強制的に快楽を与えられたフックは、アナルからベクターのペニスが出ても動くことなく、ぐったりと地面に倒れた。
太股をつ…と伝う、白濁。
はぁはぁ、と吐息だけ、零すフック。
その瞳は、およそ、焦点があっておらず、息もたえだえといった状態だった。
そんなフックを見下ろし、ベクターは、にたりとほくそ笑む。
「ねぇ、フック…、」
どこに、そんな元気があるのか。ベクターは息一つ乱していない。
あんなに激しい性行だったのに…。
あれほど、フックを泣かせたそこは、また元気に頭を擡げていた。
ぐったりと倒れこむフックに近づいて、細い腰をひょい、っと持ち上げ、船の柱に寄り掛からせて、フックをたたせる。
そのまま、後ろから、ペニスを入れるベクター。
フックはペニスを入れられた衝撃に、ガクリ、と体制を崩す。
倒れこむ瞬間、ベクターがフックの腹に手をやったため、地面への衝突はまのがれたが…。
フックは既に自力で立ち上がる力もなく、ぐったりと、力を抜いたままだった。
「しょうがないね…、」
呟いて、後ろに入れたまま、フックの膝裏に手を入れて、持ち上げられる。
フックの足をまるで幼子のようにM字に足を開きながら、船の先端に移動する。
ひょい、っと、船の手すりを飛び越えて、ベクターはフックを貫いたまま、また激しい中挿を繰り返す。
「ベク、ター…、」
ざざん、と波しぶきが大きく聞こえる。
すぐ真下は、海。
手すりも何もない、船の先端。
フック自身、逃げ出そうにも、力が入らず動けない。
もしも、ここでベクターが、自分を放り出したら。
今、自分を支えているのは、ベクターの腕と、中に深く入ったペニスだけだった。
「…や…、」
「あまり暴れると、落ちちゃうよ…?いいの…海の藻屑になりたい?」
「…っく…」
くす、と背後で笑いながら、耳朶を噛まれる。
「ね、ここで、いこう…ね…?ほら…」
「いや……あ…、」
「いい、デショ…」
髪を乱しながら、必死に耐えるフック。
堪らない。
ベクターは、より強く腰を打ちつけた。
「ああああー」
「くっ…」
一際、甲高く、鳴く。獣の咆哮のように。
白い白濁が、海に散った。
*
「フック…、」
眠ったフックの口元を撫でるベクター。
白い肌に散らばった赤い血。
艶めいた顔に残る涙後。
それが、どうしようもなく、ベクターを満たしていく。
空っぽだった心が、どん欲にソレを求めていく。
飢えた獣のように、それが欲しいとわめく。
その感情は溢れ、止まることはない。
「愛しているよ…、」
愛してる。
きっと、それは免罪符。
毒にも似た、言葉。
ベクターは、そっとフックに顔をよせた。
#######################
どこかで、陥没乳首キャラを出そう~と、前々から思っていたのですが、なかなか書く機会がなく。。
ようやくここにきて、出せました。
モデルはピーターパンです。
このベクター、最初はヤンデレ属性で書いていたつもりなんですが…
だんだんと、無邪気攻めが入ってきて、
わりと病んでるよりか、暗い性格の無邪気攻めになったような気もします…?
彼はヤンデレなんでしょうか、無邪気攻めなんでしょうか…?
このベクターは三角木馬とか、凄い似合いそうですね。
鞭よりも、棒が似合うタイプです。
ぺちぺちよりいきなり突っ込む感じですかね…。
外見は受けでもいけそうですが、中身サドです。
ネバー編は、一応、
「ベクター×子供」の調教と、ラストを考えたは考えたのですが…バッドエンド風味なので、執筆予定はありません。
以下、どんなのか知りたい方にネタバレ。
★「ベクター×子供」
調教した子供が本気でベクターに惚れるお話。
ベクターに純粋に惚れる子供だったが、ベクターはフックを愛している。
何度抱かれても、心はほど遠い。
しかし、子供は殺されてもいいほどに、無垢で純粋で淋しがりやなベクターを愛していた。
子供は、最後はベクターに殺されずに、元の世界に戻るが、元の世界に戻ってもベクターの身を案じる。
「ベクター・・・、悲しい子供のベクター。僕は君を救えなかったけど…、それでも、願うよ…願わずにはいられない。君を助けてくれる人が現れますように、っと。君が心から笑えますように、愛されますように、って…」
「愛してる…、殺されてもいいほどに、愛してた・・・」
「ネバーランド・・・、迷宮の世界のそこは、ベクターの幻想の世界。僕は幻想の君を愛していた…」
★「ラスト」
ベクターは死なない子供。なぜ死なないのか…、なぜ、成長しないのか、ベクターはずっと謎だった。
なぜ、こんなにも、大人を恨んでいるのかも。
ベクターがいつも通り、フックを抱いているときだった。
ベクターに抱かれ、精神崩壊した子供が二人の前に現れたのは。
ベクターはフック目掛けてナイフをかざす子供の前に憚る。
そして、その身を盾にフックを守った。
しかし、不老不死のはずの、ベクターが血を流し、倒れる。
薄れゆく命の中、ベクターは、知る。
なぜ、自分が大人嫌いなのか。そして、なぜ、不老不死だったのか。
ベクターは、親に殺された子供だった。
親に愛されたいと願い、しかし虐げられ、愛されず死した子供だったのだ。
愛を知らない子供だった。
大人に復讐するためだけに、現世に留まった、魂。
ソレが、ベクターだった。だから、どんなに刃を向けられても殺されかけても死ねなかった。
ネバーランドは、ベクターが作った幻想の世界。
だから、この世界の主であるベクターは、ヒーローなのだ。
しかし…、
フックを愛し愛を知ってしまったベクターは、ナイフで刺されたことにより、消えていく。永遠の島、ネバーランドとともに。
「この島にとどめてしまって、ごめんね、フック」
「僕は…ただ、愛されたかった…愛されたくて、幻想からこの島を生んだんだ」
「僕は君に逢って生を受けた。君を愛して、欲しかった愛がどんなものか知ったから。君にあって、初めて僕は生きたんだ…君が愛を教えてくれたから、ようやく僕は死ぬことができる…君のおかげで、ようやく僕は解放されるんだ…」
「フック、ごめんね…、僕に付き合ってくれて。ごめんね、こんな、愛しか知らなくて。ごめんね…。それでも、僕は君を愛してる…君を、君だけを」
「最期に、君に合えてよかった…君を愛せて良かった」
「愛しているよ…フック、世界で1番愛してる…狂おしいほどに、君だけを…」
「馬鹿だな、ベクター・・・お前が死んだのは、お前が愛を知っただけじゃないんだ…知ってるか、愛は一人のものなんかじゃないんだ」
「俺が、本気で、お前を愛してしまったから…。いつのまにか、俺もお前を愛してしまっていたから…」
「大悪党だった俺をここまで必要としてくれたのはお前くらいなもんだよ…」
「恨むべきお前を愛した俺は…しょうもない大人なんだろうな…」
「ベクター…愛してる…」
思いあっていたとわかった瞬間に、別れてしまうのが私の好きな悲恋ストーリーです。
ぷつり、と、蜜穴に指が入れられた。
ぐぷぐぷ、と、指は、奥へと沈み込んでいく。
「本当に、女の子になっちゃおうか…。僕の、精液で、孕ませて、あげようか…?」
「…は…?」
「種付してあげるって言っているんだよ?ここに、」
2本の指を入れて、ぐ、と中で開かれる。
そこから、ひゅ、と冷たい空気が入り込み、ピクリ、とフックの身体は揺れる。
「期待しているの…?」
「期待なんて、…、するわけ…」
「ない?ほんと?ここを、こんなに、して?
こんなに、零して?」
「…っ、」
ポタポタと、落ちる液。
そこは既に小さな水たまりを作っている。
「うそつき」
耳元であざけ笑い、くちゅくちゅ、と激しく蜜穴に入れていた指を中挿させる。
男の其処は、自ら濡れない筈なのに。
先ほど、フックがその指を舐めたからか、はたまた、フックの先走りを掬いそこへ塗りこめているからか、出入りはスムーズだ。
柔らかく、粘膜は、ベクターの指に絡みつく。
「きゅうきゅうだね…、ここ…」
「っ、」
「僕の、アゲルね…。いっぱい、食べてよ…、いっぱい食べて、僕のミルク飲んで。
白く汚れて。孕んでよ…、フック…」
ね?と、笑って、ベクターはフックの額にキスをした後、着ていたズボンを脱ぎ捨てる。
顔に似合わず、凶悪な太いペニスがひょこり、と現れる。
ベクターは、二・三度、そこを掻き回し、肉壁が柔らかくなったとしるやいなや、指を引き抜いた。
間髪入れずに、今度は、尻の縁に、ベクターのものが添えられる。
熱く滾り、今にもそこへ精を吐き出そうとしている、ベクターの欲。
くちゅくちゅ、と、入り口に熱い精液を塗りこまれる。
早く、入れろ、とでもいうように…。
「待て、」
「待てない…、待てるわけ、ない…、」
呟きながら、ぐぷ…、と、熱い怒張を突き入れる。
何度もやっているのに、いれるといつもそこはきつい…。
ベクターはフックのアナルの狭さにくっと…堪えるかのように、眉を潜める。
「…う…」
低く唸り、息を零す。
眉間に皺をよせ、熱い吐息を零しながら、ぐっと何かに耐えるベクターの姿。
ぎちぎち、と、少しずつ押し入ってくる、熱い欲望。
けして、急がないその塊は、ゆっくりと、フックの中へ潜っていく。
「全部…入った…」
「ん…、あ…、」
どくどく、と熱く脈打つもの。
流れ出る、液体。
アナルで快楽を知ってしまった身体は、ベクターのものに喜び、熱を増す。
フックのペニスは、白濁を流し続け、ペニスを弄るベクターの手を汚した。
ベクターはフックのアナルがベクターの形に慣れるまで、フックの身体に甘い愛撫を施し、その身体を蕩けさせていく。
しばらくし、フックのアナルがベクターな形に馴れると、ゆるり、と小刻みに腰を動かした。
「動くよ…」
「やめ…ぁぁ…」
狭い肉壁いっぱいに入った赤黒いベクターのペニス。
フックが動き、喋るたびに、粘膜はベクターに絡みつく。
散々抱かれたそこは、男のモノを喜び、貪欲に男のモノが喜ぶように包み込む。
下手したら、本当に女になったかのような錯覚に陥ってしまう。
そこで、ペニスを受け入れるのが、自分の本能であったかのように思ってしまう。
自分は、男で、本来ならば、ベクターと同じように、誰かを屈服させる立場であるのに…。
「ほら、」
無造作に地面に置かれたフックの手を取り、ベクターは二人が繋がれている部分へと導く。
「ここ、つながっているデショ?僕のが入ってるでしょ?」
「あ…、やめ…」
「可愛いね…」
ちゅ、と、胸板にキスをされる。厭らしく立っている突起をくりくりとこねまわされる。
子供なのに、子供らしくない乱暴で、でも甘い愛撫にフックは翻弄され、ぎゅ、と唇を噛む。
「かんじゃ、駄目だよ…」
「ん…、」
「は…フック…、」
「ベクター…」
「フック…いい…フック…」
「あ…っ・・」
激しいピストン運動。
びくりびくりと、その度に、律動とともに腰が跳ねる。
その様子を、ベクターは舐めるような視線で見つめ、無心になって腰を揺すった。
ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅ…。
ぱん…ぱん…ぱん…。
嫌らしい水音と、肉のぶつかる音。
中を深くえぐられる度に、喘ぐ。
毒のような快楽に、フックはただ腰をふる。
まるで、獣の雌ように、ベクターの子種を欲しがっていた。
アナルに、精液をかけられたいと望んでいた。
理性は、とうに消えていた。
「一緒に、いこ…」
「あ…あああ、」
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「フック…、ね…フック…。僕の子…孕んでね…?もっと僕ので汚くなって…僕だけの人でいて。僕だけの君でいて。だって君は僕の存在意義なのだから…
壊れた僕を支えるのは君しかいないんだから…」
愛してるよ…、僕のフック。
君だけを、愛してる。
呟かれた瞬間に、中に熱いものを吐かれた…。
―それから、何度いかされただろう。
強制的に快楽を与えられたフックは、アナルからベクターのペニスが出ても動くことなく、ぐったりと地面に倒れた。
太股をつ…と伝う、白濁。
はぁはぁ、と吐息だけ、零すフック。
その瞳は、およそ、焦点があっておらず、息もたえだえといった状態だった。
そんなフックを見下ろし、ベクターは、にたりとほくそ笑む。
「ねぇ、フック…、」
どこに、そんな元気があるのか。ベクターは息一つ乱していない。
あんなに激しい性行だったのに…。
あれほど、フックを泣かせたそこは、また元気に頭を擡げていた。
ぐったりと倒れこむフックに近づいて、細い腰をひょい、っと持ち上げ、船の柱に寄り掛からせて、フックをたたせる。
そのまま、後ろから、ペニスを入れるベクター。
フックはペニスを入れられた衝撃に、ガクリ、と体制を崩す。
倒れこむ瞬間、ベクターがフックの腹に手をやったため、地面への衝突はまのがれたが…。
フックは既に自力で立ち上がる力もなく、ぐったりと、力を抜いたままだった。
「しょうがないね…、」
呟いて、後ろに入れたまま、フックの膝裏に手を入れて、持ち上げられる。
フックの足をまるで幼子のようにM字に足を開きながら、船の先端に移動する。
ひょい、っと、船の手すりを飛び越えて、ベクターはフックを貫いたまま、また激しい中挿を繰り返す。
「ベク、ター…、」
ざざん、と波しぶきが大きく聞こえる。
すぐ真下は、海。
手すりも何もない、船の先端。
フック自身、逃げ出そうにも、力が入らず動けない。
もしも、ここでベクターが、自分を放り出したら。
今、自分を支えているのは、ベクターの腕と、中に深く入ったペニスだけだった。
「…や…、」
「あまり暴れると、落ちちゃうよ…?いいの…海の藻屑になりたい?」
「…っく…」
くす、と背後で笑いながら、耳朶を噛まれる。
「ね、ここで、いこう…ね…?ほら…」
「いや……あ…、」
「いい、デショ…」
髪を乱しながら、必死に耐えるフック。
堪らない。
ベクターは、より強く腰を打ちつけた。
「ああああー」
「くっ…」
一際、甲高く、鳴く。獣の咆哮のように。
白い白濁が、海に散った。
*
「フック…、」
眠ったフックの口元を撫でるベクター。
白い肌に散らばった赤い血。
艶めいた顔に残る涙後。
それが、どうしようもなく、ベクターを満たしていく。
空っぽだった心が、どん欲にソレを求めていく。
飢えた獣のように、それが欲しいとわめく。
その感情は溢れ、止まることはない。
「愛しているよ…、」
愛してる。
きっと、それは免罪符。
毒にも似た、言葉。
ベクターは、そっとフックに顔をよせた。
#######################
どこかで、陥没乳首キャラを出そう~と、前々から思っていたのですが、なかなか書く機会がなく。。
ようやくここにきて、出せました。
モデルはピーターパンです。
このベクター、最初はヤンデレ属性で書いていたつもりなんですが…
だんだんと、無邪気攻めが入ってきて、
わりと病んでるよりか、暗い性格の無邪気攻めになったような気もします…?
彼はヤンデレなんでしょうか、無邪気攻めなんでしょうか…?
このベクターは三角木馬とか、凄い似合いそうですね。
鞭よりも、棒が似合うタイプです。
ぺちぺちよりいきなり突っ込む感じですかね…。
外見は受けでもいけそうですが、中身サドです。
ネバー編は、一応、
「ベクター×子供」の調教と、ラストを考えたは考えたのですが…バッドエンド風味なので、執筆予定はありません。
以下、どんなのか知りたい方にネタバレ。
★「ベクター×子供」
調教した子供が本気でベクターに惚れるお話。
ベクターに純粋に惚れる子供だったが、ベクターはフックを愛している。
何度抱かれても、心はほど遠い。
しかし、子供は殺されてもいいほどに、無垢で純粋で淋しがりやなベクターを愛していた。
子供は、最後はベクターに殺されずに、元の世界に戻るが、元の世界に戻ってもベクターの身を案じる。
「ベクター・・・、悲しい子供のベクター。僕は君を救えなかったけど…、それでも、願うよ…願わずにはいられない。君を助けてくれる人が現れますように、っと。君が心から笑えますように、愛されますように、って…」
「愛してる…、殺されてもいいほどに、愛してた・・・」
「ネバーランド・・・、迷宮の世界のそこは、ベクターの幻想の世界。僕は幻想の君を愛していた…」
★「ラスト」
ベクターは死なない子供。なぜ死なないのか…、なぜ、成長しないのか、ベクターはずっと謎だった。
なぜ、こんなにも、大人を恨んでいるのかも。
ベクターがいつも通り、フックを抱いているときだった。
ベクターに抱かれ、精神崩壊した子供が二人の前に現れたのは。
ベクターはフック目掛けてナイフをかざす子供の前に憚る。
そして、その身を盾にフックを守った。
しかし、不老不死のはずの、ベクターが血を流し、倒れる。
薄れゆく命の中、ベクターは、知る。
なぜ、自分が大人嫌いなのか。そして、なぜ、不老不死だったのか。
ベクターは、親に殺された子供だった。
親に愛されたいと願い、しかし虐げられ、愛されず死した子供だったのだ。
愛を知らない子供だった。
大人に復讐するためだけに、現世に留まった、魂。
ソレが、ベクターだった。だから、どんなに刃を向けられても殺されかけても死ねなかった。
ネバーランドは、ベクターが作った幻想の世界。
だから、この世界の主であるベクターは、ヒーローなのだ。
しかし…、
フックを愛し愛を知ってしまったベクターは、ナイフで刺されたことにより、消えていく。永遠の島、ネバーランドとともに。
「この島にとどめてしまって、ごめんね、フック」
「僕は…ただ、愛されたかった…愛されたくて、幻想からこの島を生んだんだ」
「僕は君に逢って生を受けた。君を愛して、欲しかった愛がどんなものか知ったから。君にあって、初めて僕は生きたんだ…君が愛を教えてくれたから、ようやく僕は死ぬことができる…君のおかげで、ようやく僕は解放されるんだ…」
「フック、ごめんね…、僕に付き合ってくれて。ごめんね、こんな、愛しか知らなくて。ごめんね…。それでも、僕は君を愛してる…君を、君だけを」
「最期に、君に合えてよかった…君を愛せて良かった」
「愛しているよ…フック、世界で1番愛してる…狂おしいほどに、君だけを…」
「馬鹿だな、ベクター・・・お前が死んだのは、お前が愛を知っただけじゃないんだ…知ってるか、愛は一人のものなんかじゃないんだ」
「俺が、本気で、お前を愛してしまったから…。いつのまにか、俺もお前を愛してしまっていたから…」
「大悪党だった俺をここまで必要としてくれたのはお前くらいなもんだよ…」
「恨むべきお前を愛した俺は…しょうもない大人なんだろうな…」
「ベクター…愛してる…」
思いあっていたとわかった瞬間に、別れてしまうのが私の好きな悲恋ストーリーです。
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