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2話
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相良先生は、正直家事能力が皆無である。
むしろ、よくぞここまで生活できたな…と思うくらい生活能力がなかった。
先生自身、生活能力がないのは重々承知のようで、何度か改めようとはしてきたらしい。
しかし、試みたはいいものの、いつも途中で断念してしまい長続きしたことはないようだ。
先生が断念しても、花蓮ちゃんや僕などその時々で先生を助けてくれる人がいたらしい。
仕事をとってしまったら、僕なんてダメ駄目なダメ人間で今頃野垂れ死んでいたかもしれないね…と、先生はおっとりとした口調で冗談か本気かわからない言葉を口にした。
「宮沢さんは、もっとしっかりした人の方がいいかな…?」
夏目くんにいった通り、僕はもともと世話好きの人間なのだ。
そして、相良先生は甘え上手。
自分が気を許した人間には、とことん甘えてしまうタイプらしい。
世話焼きの僕が甘え上手な先生にあれこれと世話を焼いてしまうのは、半ば仕方ないことなのかもしれない。
きっと、今まで生活能力がない先生が生きてこれたのも、僕のような人間が周りにいたのだろう。
先生には夏目くんに対するような恋愛感情は一切湧いてこないのだが、損得関係なく、あれこれと構ってしまう。
おそらく、子を持つ親の心境だろうか。
自然と他の担当の先生よりも、必要以上に干渉が多くなっていた。
夏目くんも、きっと椎名先生に対してこんな感じにほっとけない感じなのかもしれない。
「宮沢さんありがとう、借りていた本読んだよ」
久しぶりにこんなに夢中になって読めたよ、と先生は貸していた椎名先生の本を僕に返却した。
本の感想を尋ねると、先生は目を輝かせ、興奮気味に本の考察や感想を僕に語った。
引き篭もって以来、椎名先生の作品は買わなくなったようだけど、昔は作品が出るたびに発売日に買っていたらしい。
その言葉を裏付けるように先生の書斎には、本が沢山置いてあった。
作家の目線ではなく一ファンとして、夢中になって本の感想を僕に伝える先生に、本をオススメした僕まで嬉しくなってしまう。
「どうして、読まなくなったんですか?」
興奮気味に話していた先生に何気なく尋ねると、先生はしばし無言になり
「彼のことを思い出すからかな…」と答えた。
「彼…?」
「僕の好きだった人。
今はもうだいぶ落ち着いてきたんだけどね。
ずっと彼に関することを避けてきたんだ。
椎名先生の作品は彼も好きだったからね…」
「そうですか…」
好きだった彼…か。
そういえば、先生はゲイだって先日教えてくれたけど、いつからなんだろう。
僕は昔から女の人が駄目で恋愛対象は男の人しかいなかったけれど、先生には花蓮ちゃんがいる。
娘の花蓮ちゃんがいるってことは、まるっきり女の人が駄目ってわけではないと思うのだけど…。
昔は女の人も大丈夫だったけど、今はだめになったのかな?
「椎名先生って、恋でもしているのかな…」
考えを巡らせているところで、相良先生は、机に肘をつきながらぽつりと零した。
「…なんでそう思ったんです?」
「作風がね。昔より柔らかくなったっていうか…。
恋をする主人公に対しての気持ちが、前より感情移入しやすくなった気がするんだよね…。
先生自身恋愛描写は苦手、ってインタビューでいっていたから。
それもまた先生の売りだとも思ったんだけど、今回借りた本には恋愛描写が多く出てて…先生、作風変わったのかな…って。
ね、宮沢さんは椎名先生に会ったことある?」
「ないですよ、大先生ですもん」
夏目くんクラスになれば、パーティとかで有名作家さんに挨拶もできるんだろうけど…。
僕は口下手だから、お会いするだけで緊張して何も喋れなくなりそうだ。
「握手会とか行ったことない?僕は昔行ったよ」
「え…、お会いしたことあるんですか?」
「うん。引き篭もって作家になってからはないけどね…。サイン入りの本も1冊あったはずだよ」
「へぇ。そうなんですね…」
「椎名先生は凄いよね。
僕みたいな引きこもりじゃなくて、ちゃんと握手会やテレビにも出たりしているんでしょ…。ほんと、凄いと思う…」
先生は、喜怒哀楽が激しい。
とにかく感受性が豊かで繊細なのだ。
些細なことに機敏な人で、才能があるのに、すぐに落ち込んでしまう。
先生と僕と似ている点をあげるとするならば、自分に自信がないところだろう。
先生のマイナス思考はたまに僕のネガティブ思考を凌駕することがある。
「先生は、先生のいいところがありますから」
真向かいに座る先生の手を握りしめて、先生を励ます。
「…宮沢さん…」
「そんな無理しなくても、僕にとっては先生は凄く尊敬できる先生なんですよ。先生は椎名先生にはなれないけど、先生にしかないいいところが沢山あります。無理に先生が頑張って自分を殺す必要なんてないんですよ。ね?」
「でも…」
「先生がどれだけ卑下したって、僕や花蓮ちゃんは先生を嫌いになることなんてありませんし。先生が大好きなんですよ。
だから、もっと前向きにいきましょう」
先生に言い聞かせると、先生はほにゃ…と顔を崩し「ありがとう」と礼を言った。
「あのね、宮沢さん。
実は僕、君のおかげで少し対人恐怖症良くなってきていると思うんだ」
「…僕のおかげ…、ですか?」
「うん」
「でも、僕はなにもしてませんよ?」
僕のおかげなんて、担当としてとても嬉しいことだが、僕はこれといって先生に特別なことはしていない。
家事をお手伝いするくらいで、夏目くんみたいにいいアドバイスもできていないし、頼り甲斐があるわけでもない。
「彼を思い出すから椎名先生の本も避けていたんだけど、こうして読むこともできたし。
今までみたいに落ち込むだけじゃなくて、前に進もうって思えるようにもなったんだ。
きっと宮沢さんといることで、彼の思いが薄れているんだと思う。もちろん、時間が彼を忘れさせた…ってのもあるかもしれないけど…
それでね、宮沢さんお願いがあるんだけど」
「な、なんでしょう?」
先生は、かしこまったかおでそう前置きすると
「宮沢さんさえよければなんだけど、僕の対人恐怖症を一緒に治して欲しいんだ」と懇願した。
「先生の対人恐怖症を…?」
「花蓮は今のままでいいっていうけど、それじゃあ、やっぱりいけないと思うんだ。ずっと花蓮の世話にはなれない。
早く引きこもりをなおして、元の生活に戻るべきだと思う。
早く一人で自立したいんだ。
だから、宮沢さんさえよければ…」
「そんな…。僕なんかでできることがあれば、喜んで先生のお手伝いしますよ!」
引きこもりだった先生が自分で自立したいなんて言うなんて…。
今までひたすら引き篭もっていたあの先生が、だ。
外を出ることを異様に怖がっていて、家に籠ってばかりいた先生の心境の変化に、僕自身、嬉しくなってしまう。
先生が対人恐怖症で悩んでいるのを聞かされていたから、余計。
「でも、急に変わりたいだなんて…。
なにか、心境の変化でもあったんですか?」
「僕も成長くらいするよ?
宮沢さんより僕の方が年上なんだからね。
それに、椎名先生の本を読んで変わらなきゃ…って、真剣に思えたから。簡単に変わることなんて無理だと思うけど…」
「大丈夫です。少しずつ、克服していきましょう。僕もサポートしますから」
僕が貸した本が先生を変えるキッカケになったのなら、なによりだ。
しかし、具体的にどうすれば先生のトラウマ克服のサポートができるんだろう?
頭をひねっていると、先生から『まずは外に出られるようになりたい』と提案された。
「外…、ですか?」
「うん。もう何年も太陽の光を浴びてないし…健康にも悪そうだし」
「じゃあ、最初の目標は、外に出るですね」
「だね。あ、花蓮にはこの特訓のこと内緒にしてほしいんだ」
「内緒に、ですか?」
「花蓮に知られちゃうと、絶対に反対するだろうから…。花蓮はもう僕に2度と傷ついて欲しくないんだって。
だからちゃんと克服するまでは、花蓮にも内緒にしてほしいんだ。2人っきりの秘密にして、克服できたら驚かせよう」
「そうですか…わかりました!
2人で対人恐怖症治して花蓮ちゃんをびっくりさせましょうね」
先生の手を握り、微笑みかけると先生はマジマジと僕を見つめた。
「先生…?」
「あ、いや…うん。ありがとう。宮沢さん」
「なんのなんのです…!お礼は治してから、ですよ」
「うん…」
心なしか、先生の顔が赤く染まっている。
照れているんだろうか。
先生照れてます?と聞いてみれば、先生は返事をすることなく、ふぃっと顔を背けた。
「宮沢さん…!どうしたんですか?なんか機嫌がいいですね」
「な、夏目君。そ…そうですか…」
「何かいいことでもあったんですか?」
「いや…、これからあるかも…です」
「これから?」
「はい。僕の目標に少しでも近づけるかもしれないのです」
頼られている。
誰かに必要とされている。
その時、僕は浮かれていたのだ。
先生に頼られて。
夏目君みたいな頼りある人間に少しでも近づけたかもしれない…なんて、図々しくも思っていたのだ。
相良先生は、正直家事能力が皆無である。
むしろ、よくぞここまで生活できたな…と思うくらい生活能力がなかった。
先生自身、生活能力がないのは重々承知のようで、何度か改めようとはしてきたらしい。
しかし、試みたはいいものの、いつも途中で断念してしまい長続きしたことはないようだ。
先生が断念しても、花蓮ちゃんや僕などその時々で先生を助けてくれる人がいたらしい。
仕事をとってしまったら、僕なんてダメ駄目なダメ人間で今頃野垂れ死んでいたかもしれないね…と、先生はおっとりとした口調で冗談か本気かわからない言葉を口にした。
「宮沢さんは、もっとしっかりした人の方がいいかな…?」
夏目くんにいった通り、僕はもともと世話好きの人間なのだ。
そして、相良先生は甘え上手。
自分が気を許した人間には、とことん甘えてしまうタイプらしい。
世話焼きの僕が甘え上手な先生にあれこれと世話を焼いてしまうのは、半ば仕方ないことなのかもしれない。
きっと、今まで生活能力がない先生が生きてこれたのも、僕のような人間が周りにいたのだろう。
先生には夏目くんに対するような恋愛感情は一切湧いてこないのだが、損得関係なく、あれこれと構ってしまう。
おそらく、子を持つ親の心境だろうか。
自然と他の担当の先生よりも、必要以上に干渉が多くなっていた。
夏目くんも、きっと椎名先生に対してこんな感じにほっとけない感じなのかもしれない。
「宮沢さんありがとう、借りていた本読んだよ」
久しぶりにこんなに夢中になって読めたよ、と先生は貸していた椎名先生の本を僕に返却した。
本の感想を尋ねると、先生は目を輝かせ、興奮気味に本の考察や感想を僕に語った。
引き篭もって以来、椎名先生の作品は買わなくなったようだけど、昔は作品が出るたびに発売日に買っていたらしい。
その言葉を裏付けるように先生の書斎には、本が沢山置いてあった。
作家の目線ではなく一ファンとして、夢中になって本の感想を僕に伝える先生に、本をオススメした僕まで嬉しくなってしまう。
「どうして、読まなくなったんですか?」
興奮気味に話していた先生に何気なく尋ねると、先生はしばし無言になり
「彼のことを思い出すからかな…」と答えた。
「彼…?」
「僕の好きだった人。
今はもうだいぶ落ち着いてきたんだけどね。
ずっと彼に関することを避けてきたんだ。
椎名先生の作品は彼も好きだったからね…」
「そうですか…」
好きだった彼…か。
そういえば、先生はゲイだって先日教えてくれたけど、いつからなんだろう。
僕は昔から女の人が駄目で恋愛対象は男の人しかいなかったけれど、先生には花蓮ちゃんがいる。
娘の花蓮ちゃんがいるってことは、まるっきり女の人が駄目ってわけではないと思うのだけど…。
昔は女の人も大丈夫だったけど、今はだめになったのかな?
「椎名先生って、恋でもしているのかな…」
考えを巡らせているところで、相良先生は、机に肘をつきながらぽつりと零した。
「…なんでそう思ったんです?」
「作風がね。昔より柔らかくなったっていうか…。
恋をする主人公に対しての気持ちが、前より感情移入しやすくなった気がするんだよね…。
先生自身恋愛描写は苦手、ってインタビューでいっていたから。
それもまた先生の売りだとも思ったんだけど、今回借りた本には恋愛描写が多く出てて…先生、作風変わったのかな…って。
ね、宮沢さんは椎名先生に会ったことある?」
「ないですよ、大先生ですもん」
夏目くんクラスになれば、パーティとかで有名作家さんに挨拶もできるんだろうけど…。
僕は口下手だから、お会いするだけで緊張して何も喋れなくなりそうだ。
「握手会とか行ったことない?僕は昔行ったよ」
「え…、お会いしたことあるんですか?」
「うん。引き篭もって作家になってからはないけどね…。サイン入りの本も1冊あったはずだよ」
「へぇ。そうなんですね…」
「椎名先生は凄いよね。
僕みたいな引きこもりじゃなくて、ちゃんと握手会やテレビにも出たりしているんでしょ…。ほんと、凄いと思う…」
先生は、喜怒哀楽が激しい。
とにかく感受性が豊かで繊細なのだ。
些細なことに機敏な人で、才能があるのに、すぐに落ち込んでしまう。
先生と僕と似ている点をあげるとするならば、自分に自信がないところだろう。
先生のマイナス思考はたまに僕のネガティブ思考を凌駕することがある。
「先生は、先生のいいところがありますから」
真向かいに座る先生の手を握りしめて、先生を励ます。
「…宮沢さん…」
「そんな無理しなくても、僕にとっては先生は凄く尊敬できる先生なんですよ。先生は椎名先生にはなれないけど、先生にしかないいいところが沢山あります。無理に先生が頑張って自分を殺す必要なんてないんですよ。ね?」
「でも…」
「先生がどれだけ卑下したって、僕や花蓮ちゃんは先生を嫌いになることなんてありませんし。先生が大好きなんですよ。
だから、もっと前向きにいきましょう」
先生に言い聞かせると、先生はほにゃ…と顔を崩し「ありがとう」と礼を言った。
「あのね、宮沢さん。
実は僕、君のおかげで少し対人恐怖症良くなってきていると思うんだ」
「…僕のおかげ…、ですか?」
「うん」
「でも、僕はなにもしてませんよ?」
僕のおかげなんて、担当としてとても嬉しいことだが、僕はこれといって先生に特別なことはしていない。
家事をお手伝いするくらいで、夏目くんみたいにいいアドバイスもできていないし、頼り甲斐があるわけでもない。
「彼を思い出すから椎名先生の本も避けていたんだけど、こうして読むこともできたし。
今までみたいに落ち込むだけじゃなくて、前に進もうって思えるようにもなったんだ。
きっと宮沢さんといることで、彼の思いが薄れているんだと思う。もちろん、時間が彼を忘れさせた…ってのもあるかもしれないけど…
それでね、宮沢さんお願いがあるんだけど」
「な、なんでしょう?」
先生は、かしこまったかおでそう前置きすると
「宮沢さんさえよければなんだけど、僕の対人恐怖症を一緒に治して欲しいんだ」と懇願した。
「先生の対人恐怖症を…?」
「花蓮は今のままでいいっていうけど、それじゃあ、やっぱりいけないと思うんだ。ずっと花蓮の世話にはなれない。
早く引きこもりをなおして、元の生活に戻るべきだと思う。
早く一人で自立したいんだ。
だから、宮沢さんさえよければ…」
「そんな…。僕なんかでできることがあれば、喜んで先生のお手伝いしますよ!」
引きこもりだった先生が自分で自立したいなんて言うなんて…。
今までひたすら引き篭もっていたあの先生が、だ。
外を出ることを異様に怖がっていて、家に籠ってばかりいた先生の心境の変化に、僕自身、嬉しくなってしまう。
先生が対人恐怖症で悩んでいるのを聞かされていたから、余計。
「でも、急に変わりたいだなんて…。
なにか、心境の変化でもあったんですか?」
「僕も成長くらいするよ?
宮沢さんより僕の方が年上なんだからね。
それに、椎名先生の本を読んで変わらなきゃ…って、真剣に思えたから。簡単に変わることなんて無理だと思うけど…」
「大丈夫です。少しずつ、克服していきましょう。僕もサポートしますから」
僕が貸した本が先生を変えるキッカケになったのなら、なによりだ。
しかし、具体的にどうすれば先生のトラウマ克服のサポートができるんだろう?
頭をひねっていると、先生から『まずは外に出られるようになりたい』と提案された。
「外…、ですか?」
「うん。もう何年も太陽の光を浴びてないし…健康にも悪そうだし」
「じゃあ、最初の目標は、外に出るですね」
「だね。あ、花蓮にはこの特訓のこと内緒にしてほしいんだ」
「内緒に、ですか?」
「花蓮に知られちゃうと、絶対に反対するだろうから…。花蓮はもう僕に2度と傷ついて欲しくないんだって。
だからちゃんと克服するまでは、花蓮にも内緒にしてほしいんだ。2人っきりの秘密にして、克服できたら驚かせよう」
「そうですか…わかりました!
2人で対人恐怖症治して花蓮ちゃんをびっくりさせましょうね」
先生の手を握り、微笑みかけると先生はマジマジと僕を見つめた。
「先生…?」
「あ、いや…うん。ありがとう。宮沢さん」
「なんのなんのです…!お礼は治してから、ですよ」
「うん…」
心なしか、先生の顔が赤く染まっている。
照れているんだろうか。
先生照れてます?と聞いてみれば、先生は返事をすることなく、ふぃっと顔を背けた。
「宮沢さん…!どうしたんですか?なんか機嫌がいいですね」
「な、夏目君。そ…そうですか…」
「何かいいことでもあったんですか?」
「いや…、これからあるかも…です」
「これから?」
「はい。僕の目標に少しでも近づけるかもしれないのです」
頼られている。
誰かに必要とされている。
その時、僕は浮かれていたのだ。
先生に頼られて。
夏目君みたいな頼りある人間に少しでも近づけたかもしれない…なんて、図々しくも思っていたのだ。
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