槇村焔

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最終章

49ー駿sideー

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■■■■■■最終章■■■■■■
ー駿sideー

誰よりも、貴方を想っています。
時に言葉では嘘をついても、なんでもない振りをしてみても、時に嫌いだとそっぽをむいても。
心の中では、ずっと、ずっと貴方だけを想っています。
貴方だけを愛しています。

ただ、一人、貴方だけを。

貴方の幸せを、願っています。
愛しい愛しい、狼さん。
不器用で、真っ直ぐで、臆病者の、愛しい狼さん。
僕の、狼さん。





「だいじょ…か…!の声が…きこえる…?ねぇ…」

紫水さんの声が、遠ざかっていく。

ああ、また迷惑かけちゃったな…。
紫水さんに迷惑かけてばかりだ。
いつも、いつも…。
迷惑かけて、ばかり。
僕は、いつも人に迷惑かけてばかりだ。
紫水さんにも、憲介さんにも…それから仁さんにも。

 迷惑ばかりで…、うまくいかないことばかり。
まりんを羨んで、勝手に傷ついて。逃げ出して。


 結局僕のした事って、なんだったんだ?
なにもない。
なにも、残らない。
みんなに迷惑かけただけだ。
勝手に仁さんを巻き込んで、勝手に傷ついて。


これでいいって思ったのに。
この結末を受け入れると決意していたのに。
なんだかなぁ。
なんなんだろう。
ほんとうに、もう。
これでいいと思ったのに、傷ついてしまう、そんな自分が凄い嫌だ。割り切れない自分が女々しくて、イヤになる。

仁さんの笑顔が見たかった。
あの綺麗な笑顔をもう一度取り戻したかった。

それだけだったのになぁ。
それだけで、良かったのに。
いつから、僕は、貪欲になってしまったんだろう。
欲しい欲しいと、手に入らないものに対し、どん欲に手を伸ばすようになったんだろう。

 手に入らないことに悲しんで、羨んで暗い思考に陥って…。嘆いて、傷ついて。


 こんな自分が凄く嫌だ。
こんなマイナス思考な自分が大嫌いで。
こんな自分だから…、逃げ出してしまいたくなる。
仁さんからも、全て。
全てから逃げ出したくなってしまう。

逃げて…、どこにいけばいいかわからないけど。
でも、どこかに逃げ出したかった。



 僕自身、なんだか凄く疲れてしまった。
少し、休みたい。
何も考えず、なにも感じず。
ただ流されるように、過ごしていきたい。
なにも、もうしたくない。なにも。


「―く…―」
遠くで、僕を呼ぶ声がする。
遠く、遠くどこか遠く。
どこだろう…
声が、凄く遠くてなにをいっているのかわからない。


まるで、雑音だらけのラジオを聞いているかのようだ。

実際に直接聞いている声じゃないよう。

耳に入る…ではなく…感覚的にいえば脳内にぼんやりと入ってくるような声だった。

その声はあまりにぼんやりとした不明確な言葉過ぎて、あっという間に空気と同化し、音になることはなかった。
僕を呼ぶその声は、どんどん僕から遠ざかっていく。

どんどんどんどん、僕をおいて。


視界は、真っ暗だった。
あまりに視界の黒が深すぎて、其処に自分が存在しているのかもわからない。
この闇が僕自身。
そういってもなんら不思議じゃないくらい、あたりは真っ暗で。

体の感覚もなかった。
指も動かせないし、息も吐いているのかわからない。ここに存在していることすらもわからない。

ただ…、僕の思念みたいなものはあるだけだった。


暗い視界の中でも一際、大きなモヤのような闇が、僕に近づきうごめいていた。
闇は、僕を呑み込もうと、どんどんと大きくなっていった。

遠くの声は、何度もなにかをいっているのだけれど、僕は闇から抜け出すことはできず、ずぶずぶと呑み込まれていく気がする。深い闇に。

なんだろう、この深い闇は。
周りも真っ暗だが、僕をのみこもうとしている闇は特に黒く深い、底なし沼のように深い闇だった。
一度飲まれたら最後、もう光など見ることもないような、深い闇。
このまま…、闇に飲まれようか。
そうしたら楽かもしれない。

なにもみず、なにも感じず。
このまま闇に、呑みこまれたら楽になれるかもしれない。

そしたら…
そしたら…。




「…しゅ…ん」

声が、した。

「駿、駿」
何度も、何度も。

「駿」
心配でたまらないように、声は、僕の名前を呼んでいた。


泣きたくなるくらい、温かでやさしいこえ。

じん、と胸が震える。
温かで、大好きなこえ。

まだ聞いていたいな。この声を。
この優しいあの人が紡ぐ言葉を。
あの人の…僕の大好きな人の声を。


まだいたいな。想っていたいな…。
この人の声をずっと聞いていたい…。
ずっと…-。
もっと…。
飽きるほどに…。



(じゃあ、いこう)
ふわり、と、真っ暗な空間の中、小さな小さな光が浮かび上がった。

一面真っ暗な中での、小さな光。

その光はこの暗闇の中の唯一の光なのだが、闇にまけることなく、水彩画のようなぼんやりとした淡い光で、辺りを照らしていた。


淡い、でも温かで懐かしい優しい色。

(待ってる…)

僕はこの光を知っている。
知ってる…?

(ずっと、待ってる…)
小さな光が、どんどん大きくなり僕を覆いこんだ。
絡みついていた深い闇は光のお蔭で少しずつ消えていった。


光はとても温かだった。まるでお日様のように。

その光は暖かく闇に飲まれようとしていた僕を包んでくれた。


まだ、好きでもいいのかな。
まだ、どうしようもなく好きだけど、遠くから見ていてもいいのかな。遠くから好きで居続けても、いいかなぁ…。
その光は、いいよっといっているかのように優しく僕を包んでくれた。



『駿』
仁さん。
まだ、貴方を想っていてもいいのかな。
貴方だけを想って。
貴方が見えない場所で、ずっとずっと想っていてもいいのかなぁ…。

まだまだ、未練がましい僕だけど…、いつかこの想いが消え去るその日まで…貴方を想ってもいいかなぁ…。
貴方への思いが消え去る、その日までは。


 だんだんと、遠かった声が鮮明に近づいてくる。
光が溢れていく。
そして…、



「…っ」


眩しい光が、視界いっぱいに広がった。
あまりの眩しさに一瞬目がくらんで、目を細める。

先ほどのような暗く深い闇は、そこにはなかった。
視界にはちゃんと色がついていて、身体の感覚も戻っていた。

目の前に広がるのは、白い無機質な天井。
見知らぬ天井があった。

紫水さんの家でも仁さんの家でもない。
馴染みのない天井だった。
 

どうやら、僕は馴染みのない場所で、四肢を投げ出した状態で仰向けに寝かされているらしい。
これまたなじみのない布団が、僕の身体に載せられていた。

 どこだろう、ここは…。

ぼんやりと瞳を動かせば、僕の右腕には点滴がつけられていた。
点滴の滴が、規則正しい速度でポタポタとおちている。

 ポタポタポタポタ。
その規則正しい点滴の水滴を見ていたら、少しずつぼんやりとした意識は、覚醒していった。


意識がはっきりとすれば、ここがどこなのかなんとなく想像がついた。
ここは、病院。そして、僕は今、病院のベッドに寝かされているんだろう。
無機質な天井は、仁さんが入院中に見ていたものとよく似ていたし僕の腕には点滴もついていた。


辺りを見回す気力が今はなかったが、おそらく見回せば一般的な病院部屋の景色がそこには広がっているだろう。

僕はなんで病院にいるんだろう。
そういえば、最後に紫水さんの家で…。

ああ、そうだ。紫水さんの家で倒れたんだ。
倒れて…僕はどれだけ気を失っていたんだろう。

数時間?それとも、数日?
今は何時なんだろう。
身体を起こして時計を探したかったけれど、気だるくて身体を起こすまでの気力はなかった。


 今頃、仁さんは、なにしてるのかな。
まりんと一緒にいる?
僕がいた場所に、今はまりんがいるのかな。

気付けば、仁さんのことばかり考えている。
離れると決意しても、なお。

会えばそんな決意、すぐになくなってしまうくらい…まだ仁さんを想っていた。
思いを断ち切るのは自分が思う以上に難しいことだったらしい。
どんなに辛いな…と思っても、それでもこの恋心はすぐに消えてはくれない。

それでも、前に進まなくてはいけない。
これ以上はグダグダとしてもいられない。
もうみんなに迷惑もかけられない。
僕はもう、逃げてばかりの臆病者ではいられない。

まりんがいる仁さんの隣に、僕の居場所はない…。
それはとても寂しいことだけれど、でも、僕は一人じゃない。
もう一人じゃないんだ。
仁さんとの子供がお腹にいる。

仁さんはいないけど、子供がいてくれる。
だから寂しくなんかない。
これからは、ずっとこの子が仁さんの代わりに僕の傍にいてくれるから。


明日からは、もっと笑って過ごそう。
泣いてばかりもいられない。
どうせなら、笑って過ごしていきたい。
まだ仁さんを思ったままだけど、でもこれからは少しずつ前進していきたい。
きっといつか、仁さんのことが思い出になって、このお腹の中にいる子に笑って話せる日がくるかもしれない。

だから、その時までは…
思いが断ち切れる、そのときまで。
その時までは、仁さんを思い続けてもいいかなぁ。
まだ、大好きでいても、いいのかな。


ふと、手に温もりを感じた。
紫水さんだろうか…。
だるくて、身体を動かすことができず、紫水さんがいる場所に視線をやることができない。

しかし、僕の手を、両手で優しく包んでいてくれていることはわかった。

温かな体温が、冷たく冷えてしまった僕の手を温めてくれるようで心地いい。
与えられる心地よい温もりに、僕は瞼を閉じて、ふぅ…と息をはいた。


「紫水さん…」
名前を呼べば、紫水さんがぴくりと身体を動かした気がした。
しかし、言葉を発することはない。
僕はゆっくりと口を開く。


「…僕…ちゃんとさよなら、できましたよね…。これで、終わりにできますよね。
頑張りましたよね…、僕は僕なりに…」

紫水さんはなにも言わない。
ただ、僕の手を握っているだけ。
僕の右手を両手でぎゅっと包んでいるだけだ。
温かな温もりを感じながら、僕は言葉を続ける。

「心配かけてしまってごめんなさい。
色々と、たくさんたくさん、迷惑かけてしまって…。
でも、もう大丈夫です。
明日からは、元気になります。
もう泣きません。

僕、この子と二人で生きていきます。
仁さんがいなくても、大丈夫です。だから…」

大丈夫です。

その言葉は、

「それは…、困るな…」

そんな言葉にかき消された。




「お前がいないと、俺が困る…」
「……」
「俺にはお前が必要だから…。
だから、そんな言葉言わないで欲しい…」

よく知る声。
一瞬、幻聴だと思った声は、なおも言葉を続ける。

「何度でも謝るから…だから…ずっとこれからもいっしょにいてほしい…。お前に」

聞き間違えだと思った言葉は、僕が大好きな声で。
大好きな人のモノ。


「お前が、好きだから…。誰よりも、好きだから…。
だから、一緒に、これからもいてほしい。
ずっと、お前に」

聞きなれた声で、僕が欲しかった言葉を言った。

「仁…さん…」
「ああ…」
「ど…して…」

突然の言葉が信じられなかったのもあるが、仁さんの出現に気が動転してしまい、瞬時に言葉が出てこない。

どうして、ここに。
なんで…。
まだ、夢でも見ているのか?
自分の都合のいい夢を?

パチパチと瞬きを数回しても、何も変わらない。
それにますます混乱する。
都合のいい夢じゃない?
なら、なんで、仁さんはここにいるの?
なんで、そんな優しそうな顔で僕をみているの?
なんで、そんなことをいうの?

 あんな別れをして今更、どんな顔をすればいいかわからなくて、僕は、頭が真っ白になってしまった。


「…まりん、いいの?
僕がいなくなったあと、一緒にいたんでしょう?
ごめんね、、急に部屋に入って…。
でも、もう、いかないから。もう、あの家には戻らないから…だから、あんしんし…」

僕の言葉を遮るように仁さんは、

「まりんはいない…。
俺の隣は、お前だけのものだって…、気づいたから」

といった。

「…なんで…。だって…
あ、紫水さんが連絡したの?
ごめんね。紫水さんがおせっかいやいて…。大丈夫だよ、僕、ただちょっとふらついただけで、ぜんぜん。
だから、仁さんは帰っていいよ。もう、僕はぜんぜん平気だから…」

僕は視線をあわせぬよう早口でそう捲し立てて、仁さんがいる位置とは逆に首を捻った。

さっきまで、どこも身体は動かなかったのに、仁さんを前にしたら身体は緊張からか震え、指先も冷たくなっていった。

会いたかった。
顔も見たかった。
抱きしめられたかった。

でも、それ以上に会うのが怖かった。
もう大丈夫だから。
そうつい先ほど口にしようとしたばかりなのに。
決意とは裏腹に、身体は仁さんを前にがちがちになっていた。

「ごめんね…。でも、もういいよ。もう帰って…」

嘘つきな唇は戦慄きながらもこんな時も、嘘を吐き続けるようだ。

弱ったところを、甘えてみればいいのに…。
出てくる言葉は虚勢だった。
抱きしめられれば、簡単に腕を背に回してしまうくらい、仁さんを想っているのに。
身体とは裏腹に、言葉は嘘ばかり。


『仁さんなんて好きじゃないよ…』
ずっと、好きだと告げたかったのに、口は正反対の言葉を吐き続けていた。
久しぶりに直接言葉を交わした今も。

 どこかで素直になれば、こんなに気持ちが拗れることもなかったのに。
身体は重ねているのに、気持ちは見えないなんて可笑しな関係にはならなかったのに。
素直じゃない自分に嫌気が差すものの、素直になれない自分がいる。
虚勢を張り続ける、弱い自分がいる。
甘え、委ねることを怖がっている自分が。
臆病者の自分。


「仁さんなんて…」
「ごめん…」
「……」
「ごめん…な…」

僕の背中に向かって、仁さんは謝罪した。


「ずっと、今まで、心配かけて苦労かけて…
今まで、ごめん。
なにも気づかなくて、馬鹿で、お前を傷つけてばかりで、本当にごめん」

紡がれる言葉は、謝罪。
そして、

「何度だって謝る。お前が許してくれるまで。
何度だって…。
お前が逃げるなら何度でも追いかける。
お前と、子供を愛するために」

愛の言葉だった。


「子供…」
「俺と、お前の子供」
「え…」
「子供ができたんだろう…」

だろう?といいながら、その言葉は確信を持っているようだった。
優しく紡がれた言葉。
なのに、僕の顔からはさぁっと血の気がひいた。

子供。
仁さんとの、子供ができたこと。
それがばれてしまった。
そのことに一気に血がひいてしまって。

「な、なにいっているのさ…。僕に子供なんて…できるわけないじゃん…。だって…僕は」

言葉をふるわせながらも必死に否定する僕に、


「…お前は、ふたなりだろう?精神的には確かに男だ。でも、身体の女の部分もちゃんと機能しているんだろう?なら、俺との子供ができていても不思議じゃない。俺は、お前を何度も抱いたんだから…」

仁さんは、僕を落ちつかせるような落ちついた口調でいった。
焦っている僕とは裏腹に、仁さんはとても冷静だった。



「この子は…仁さんの子じゃない…」
「駿」
「もし、僕のお腹に子供がいたとしても、その子は…仁さんの子じゃないよ…だから」

お腹の子供を取り上げられたくなくて、嘘をつく。
でも僕の嘘は、もうばればれだったようで、仁さんは「紫水さんと憲介さんに聞いたから」と返した。


「憲介さんから、結局3発以上は殴られた…。
逃げられてグズグズするなら、ちゃんと守ってやれって。子供できるくらい、抱いているのに何してんだって…。

子供ができて不安な時に傍にいられないクソ野郎は、駿と一緒にいる資格はないって…ほんと、あの人容赦なく色々言ってくれたよ…」

仁さんは、でも…と続ける。

「そのお陰でちゃんと目がさめた気がする。
叱られて改めて思ったんだ。
ずっと、お前に甘えていたこと。
俺がとてもずるい男だったこと。

お前が俺に甘えられないのは、俺自身に問題があるってことを。
俺がずっとふらふらとしていたから…お前に自分の想いをきちんと告げなかったから、まりんとの間をふらふらとしていたから、不安にさせていたんだと」


仁さんに背を向けているから、仁さんがどんな顔をしているかわからない。
でも、きっと優しい瞳で僕を見ているんだろう。
そう、想像はできるのに、振り返ることはできない。
怖くて…。
その目をみてしまえば、思いが溢れて、抱きしめてほしくなって、もう後戻りができなくなりそうだったから。


「じ、仁さんには関係ないよ…。
仁さんは勝手にまりんのところにでもいけばいい…。この子は僕が育てるから、だから…」

仁さんには、僕なんかじゃなくてもっといい人がいるでしょう?
僕なんかと一緒にいても、将来よくないよ。

僕は可愛くもないし、素直でもない。
口煩いし、喧嘩もいっぱいするし。
もっと、別の…それこそ、女の人の方がいいじゃない。
仁さんの顔も見ないで言う言葉に、仁さんは

「約束…、しただろ。ずっと一緒にいるって。
今度は俺を置いていくのか…?」

穏やかな声でそう尋ねた。


「約束…?」
「まりんから、聞いたんだ。全て…全て聞いた」
「全て…?」

「俺がまりんだと思い込んでいたのは…お前だったと…。ずっと一緒にいると約束したのは、お前だったと…
俺がずっと一緒にいたいと思っていた相手はお前なんだと教えてくれたんだ」

約束。
ずっと一緒にいるといった約束。

『大丈夫よ、もう大丈夫…』

あの約束は、ずっと僕だけのものだった。
何よりも大事な約束。
僕だけしか覚えていない約束。

まりんが約束を忘れたと嘆く仁さんに、僕との約束も忘れているくせに…と、何度詰りそうになっただろう。

僕ともずっと一緒にいるっていったくせに、まりんに愛を乞う仁さんの事を、何度もう好きでいるのをやめようと思っただろう。

でも…

「ずっと、待たせてごめん。ひどいことして、ごめん」

仁さんはそういうと、握っていた僕の手にそっと口づけて

「愛してる…」
と零した。


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