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8. 不本意な誤解
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暗闇の中魔王はそっと目を開けた。
見渡せば魔族の証である紅い目が対になってこちらを見つめている。その数三体。
「ねえ……まだ勇者は手に入らない……?」
うつ伏せに倒れ込んだベッドで魔王が静かに問うた。
月夜の晩の丑三つ時、無音の部屋に響いた魔王の声は彼の臣下を名乗る者たちを震わせた。
「まだ……でございます」
「申し訳ありません」
「……」
魔王の金色の瞳がすい、と眇められる。
「……まさかとは思うけれど、悪い虫がついたりしていないだろうね」
「……いいえ、そんなものはおりません。我が君……」
そう、と魔王は吐息を漏らす様に小さく呟いた。
彼女をここに連れ込み、二人睦み合う日を何度も夢想してきた。せめて少しでも残り香がないものかと、シーツに顔を擦り付ける。
「早く欲しいなあ……今日も夢を渡ろうかなあ……」
彼女の寝不足。それが理由かと思わず臣下は膝を打つ。
だが口に出せる者はいない。今日の彼は不機嫌だ。理由は恐らくあれ……
彼は嫉妬深いのだ。そして今日もあの少女の安眠は魔王によって妨げられるのだろう。こちらとて早くあの少女を魔王に捧げたい。魔族の平和な未来の為に。
◇ ◇ ◇
いつものように侍女の仕事を割り当てられて、シーラは王城内にある省庁へ向かった。
ノックしたドアが中から開けられ、シーラの顔を確認すると皆驚いて一瞬固まる。それから取り繕った様な愛想笑いを浮かべ、謙ってわざわざ席まで案内する。
席につけばお茶やお菓子に適度な休憩をと、いちいち気を遣われる。
もうかれこれ一週間はこんな感じだ。
「結構です! 休憩は適時自分のタイミングで取りますので、皆さんはどうぞご自分のお仕事に集中なさって下さい!」
そう言えば、何を生意気な。わざわざ気を遣って声を掛けてやってるのに。というような怒りが一瞬目に宿るものの、では何かありましたら遠慮なくどうぞ。と、彼らは頭を下げて去って行くのだ。
シーラは辟易としていた。
あれから三週間。
噂はすっかり城内に広がり、アンニーフィス伯爵家は今や王族の怒りを買った事故物件扱いだ。
寵姫ブリーレは離宮へと移され、ほぼ幽閉状態。息子は王家の遠縁に養子に出される事が決まった。
同時に王太子を今まで色で囲おうとしていた貴族は領地へ逃げ帰ったらしい。
王太子が自ら廃嫡となる事を公表した為だ。
そして婚約者のシャオビーズ公爵家へ婿入りし、臣下へ降る事が決まった。
それでも王族の血を引く次期公爵閣下に擦り寄り、甘い汁を、という貴族がいなかったのは、王太子がマデリンに収監を命じたかららしい。
一部噂では、収監と、娼婦になるのと、これまで通り侍女として働くのと、どれがいいかと究極の選択を突きつけられた……とか。
一番マシなのは侍女だろうと思うが、マデリンは収監を選んだ。
良い施設にいれるからとか囁かれたのか、或いは王城勤めで受けるだろう今後の扱いを、事細かに説明されたのかもしれない。
確かにシーラが考えるだけでも、マデリンには耐えられ無いだろうと思う。
伯爵は謹慎のみで済んだ。けれどその後、彼の居場所はどこにも無いだろう。
アンニーフィス家の事はもういい。
マデリンや取り巻きの横暴に憤りを覚えていた城内の者たちが、今回の沙汰を手放しで喜んだかというと、そうでも無い。なんというか……王族怖え。である。
アンニーフィス家の旧取り巻きたちは、皆明日は我が身と疑心暗鬼となっている状態だ。結局王城には伯爵家の取り巻きがそれだけ多くいたと言う訳で。
あの時マデリンと一緒にいた令嬢たちは、牢に一週間入れられた後家に返された。
だが疵を持った未婚の彼女たちがこれから先、家の為に役目を全うする事は出来ないと判断されたのだろう。
娘に全ての責任を押し付けて、殆どの令嬢は修道院送りとなった。他は勘当され、平民に落とされた。
現在の王城は通夜のようだ。そしてシーラにとって嫌な噂がもう一つ。
マデリンたちが粛正された場に、シーラがナタナエルと一緒にいた、と。
今までに無い好奇と畏怖の目が自分を三百六十度包囲してきて、冷や汗が止まらない。
確かに一緒にいたよ? でもそれだけだよ? 偶々その日の担当侍女だっただけだよ? 私だって怖かったんだよ? だからそんな遠巻きにしないで欲しいと思う、寂しがりやな自分である。
以前のような、あからさまな侮蔑は無くなったが、変に誤解されて妙な位置に持ち上げられるのが、居た堪れない。
まあ、日に日に疑惑の目が強くなってもいるのだけれど。
具体的には、この程度の女が王子殿下とどうこうなるか? という目である。あからさまなマデリン贔屓も反吐が出る思いだったが、今の状況も充分不愉快に思う。
最初からきっちり否定しているので? 何も間違った事は言ってもやってもいませんよーだ。
◇
余談だが、豊穣祭ではしっかり食べ歩きを楽しみ、いつも以上に溜まったストレスを発散させてきた。けれどその倍速で溜まる疲労に、回復の見通しは当面立っていない状態なのであった。
見渡せば魔族の証である紅い目が対になってこちらを見つめている。その数三体。
「ねえ……まだ勇者は手に入らない……?」
うつ伏せに倒れ込んだベッドで魔王が静かに問うた。
月夜の晩の丑三つ時、無音の部屋に響いた魔王の声は彼の臣下を名乗る者たちを震わせた。
「まだ……でございます」
「申し訳ありません」
「……」
魔王の金色の瞳がすい、と眇められる。
「……まさかとは思うけれど、悪い虫がついたりしていないだろうね」
「……いいえ、そんなものはおりません。我が君……」
そう、と魔王は吐息を漏らす様に小さく呟いた。
彼女をここに連れ込み、二人睦み合う日を何度も夢想してきた。せめて少しでも残り香がないものかと、シーツに顔を擦り付ける。
「早く欲しいなあ……今日も夢を渡ろうかなあ……」
彼女の寝不足。それが理由かと思わず臣下は膝を打つ。
だが口に出せる者はいない。今日の彼は不機嫌だ。理由は恐らくあれ……
彼は嫉妬深いのだ。そして今日もあの少女の安眠は魔王によって妨げられるのだろう。こちらとて早くあの少女を魔王に捧げたい。魔族の平和な未来の為に。
◇ ◇ ◇
いつものように侍女の仕事を割り当てられて、シーラは王城内にある省庁へ向かった。
ノックしたドアが中から開けられ、シーラの顔を確認すると皆驚いて一瞬固まる。それから取り繕った様な愛想笑いを浮かべ、謙ってわざわざ席まで案内する。
席につけばお茶やお菓子に適度な休憩をと、いちいち気を遣われる。
もうかれこれ一週間はこんな感じだ。
「結構です! 休憩は適時自分のタイミングで取りますので、皆さんはどうぞご自分のお仕事に集中なさって下さい!」
そう言えば、何を生意気な。わざわざ気を遣って声を掛けてやってるのに。というような怒りが一瞬目に宿るものの、では何かありましたら遠慮なくどうぞ。と、彼らは頭を下げて去って行くのだ。
シーラは辟易としていた。
あれから三週間。
噂はすっかり城内に広がり、アンニーフィス伯爵家は今や王族の怒りを買った事故物件扱いだ。
寵姫ブリーレは離宮へと移され、ほぼ幽閉状態。息子は王家の遠縁に養子に出される事が決まった。
同時に王太子を今まで色で囲おうとしていた貴族は領地へ逃げ帰ったらしい。
王太子が自ら廃嫡となる事を公表した為だ。
そして婚約者のシャオビーズ公爵家へ婿入りし、臣下へ降る事が決まった。
それでも王族の血を引く次期公爵閣下に擦り寄り、甘い汁を、という貴族がいなかったのは、王太子がマデリンに収監を命じたかららしい。
一部噂では、収監と、娼婦になるのと、これまで通り侍女として働くのと、どれがいいかと究極の選択を突きつけられた……とか。
一番マシなのは侍女だろうと思うが、マデリンは収監を選んだ。
良い施設にいれるからとか囁かれたのか、或いは王城勤めで受けるだろう今後の扱いを、事細かに説明されたのかもしれない。
確かにシーラが考えるだけでも、マデリンには耐えられ無いだろうと思う。
伯爵は謹慎のみで済んだ。けれどその後、彼の居場所はどこにも無いだろう。
アンニーフィス家の事はもういい。
マデリンや取り巻きの横暴に憤りを覚えていた城内の者たちが、今回の沙汰を手放しで喜んだかというと、そうでも無い。なんというか……王族怖え。である。
アンニーフィス家の旧取り巻きたちは、皆明日は我が身と疑心暗鬼となっている状態だ。結局王城には伯爵家の取り巻きがそれだけ多くいたと言う訳で。
あの時マデリンと一緒にいた令嬢たちは、牢に一週間入れられた後家に返された。
だが疵を持った未婚の彼女たちがこれから先、家の為に役目を全うする事は出来ないと判断されたのだろう。
娘に全ての責任を押し付けて、殆どの令嬢は修道院送りとなった。他は勘当され、平民に落とされた。
現在の王城は通夜のようだ。そしてシーラにとって嫌な噂がもう一つ。
マデリンたちが粛正された場に、シーラがナタナエルと一緒にいた、と。
今までに無い好奇と畏怖の目が自分を三百六十度包囲してきて、冷や汗が止まらない。
確かに一緒にいたよ? でもそれだけだよ? 偶々その日の担当侍女だっただけだよ? 私だって怖かったんだよ? だからそんな遠巻きにしないで欲しいと思う、寂しがりやな自分である。
以前のような、あからさまな侮蔑は無くなったが、変に誤解されて妙な位置に持ち上げられるのが、居た堪れない。
まあ、日に日に疑惑の目が強くなってもいるのだけれど。
具体的には、この程度の女が王子殿下とどうこうなるか? という目である。あからさまなマデリン贔屓も反吐が出る思いだったが、今の状況も充分不愉快に思う。
最初からきっちり否定しているので? 何も間違った事は言ってもやってもいませんよーだ。
◇
余談だが、豊穣祭ではしっかり食べ歩きを楽しみ、いつも以上に溜まったストレスを発散させてきた。けれどその倍速で溜まる疲労に、回復の見通しは当面立っていない状態なのであった。
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