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【魔獣狩り①】
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桜が見たいとハルは言っていた。
この世界に桜は咲かないが、後になって俺はゲームに実装されていた“魔の実”の存在を思い出していた。
魔の実は、魔石の影響を受けて育った特殊な実であり、食べた者の潜在能力を引き出し、眠っている力を開花させる。
その際には、意図しない急激な肉体的成長や変化が引き起こされてしまうこともある。これには筋肉痛や頭痛といった強い痛み、場合によっては意識喪失などの症状が伴ってくる。
ゲームの中では、とある沼のほとりに棲息する鳥型の魔獣――グリムを倒すことで、ドロップアイテムとしてこの実を入手することが出来た。ただし実をそのまま食べることは危険であるため、器の能力強化用アイテムの“素材”として使われる。他の幾つかのアイテムと共にギルドに持ちこみ、加工してもらって始めて安全な強化アイテムとして機能するのだ。
更にこの実からとれる種を植えれば、魔の木が生えてくる。
このことはゲーム内のアイテム図鑑に記載されており、文章の説明に添えて、花をつけた魔の木の画像が乗せられていた。
桜によく似た花だった。
俺はこのかりそめの桜を手に入れたいと考えた。
そこで、ハルが朝から荷運びの日雇い仕事に出ている隙にこっそり家を出た。誕生日のサプライズなのだから、本人に見つかっては意味がないのだ。
魔術には、ハルの使える癒やしの魔術意外にも、破壊の魔術、護りの魔術などがある。
魔石というものが“複数の神々が融合して至高神に挑み破れて石となったもの”であるため、そこに宿る魔力も元・神達の能力に依存しているのだ。
因みに、一人の器が使える魔術は通常一種類のみとなっている。器に受け止められる魔力が一種類で、その他の種類の魔力をとりこんでも流れ出ていってしまうためだ。例えばハルならば“癒やしの器”で、使えるのも“癒やしの魔術”のみということになる。
破壊の魔術が唯一の攻撃特化型だ。この力があれば魔獣を倒すのも楽になるだろうが、器でない俺には破壊どころか、どんな魔術も使えやしない。
だがしかし、俺はこの世界で唯一「ゲーム知識」を持っている。ゲームの中で数々の魔獣を倒してきた実績がある。
ハルのため――いや、ハルを喜ばせたい、笑ってほしいという俺の自己満足か。そのためなら、魔獣の一体や二体ぶっ飛ばしてみせるつもりだった。
この世界に車なんて便利なものは勿論ない。馬車はあるが、金銭面の事情から出来るだけ避けたかった。馬はいるが、この数ヶ月街から出たことのない俺には乗りこなせないため、必然的に交通手段は徒歩となった。
先ず、道中の森で一つ実験をしてから目的地を目指す。
目的地は遠かった。
ゲームでは、座ってコントローラーを操作していればほんの数分で辿り着ける場所だったために“近場”と錯覚していたが、現実で歩いて向かうと三時間近くを要した。
隣街を通り抜けて、長い長い道を歩き、小さな集落を過ぎて、小高い丘を登っておりて……。
足腰の鍛えられていない現代人にはキツイ道程を乗り越え、荒れ地に口を開けた大きな“沼”へと辿り着いた。目的の魔獣はこの沼の向こう岸、鬱蒼とした森に棲息している。
この一帯には、滅多に人が寄りつくことはない。濁った緑の沼、向こう岸には物好きな貴族がかつて保養地としていた廃墟が残され、その奥には鬱蒼とした森が広がっているだけだからだ。カラスが頭上を旋回していないのが不思議に思えるくらいの、不気味な雰囲気を醸し出している。
俺が倒さなければならない魔獣ーーグリムは人の気配に非常に敏感だが、人間のことは積極的に襲わない性質のため、自ら姿を現すことは先ずない。ただし光り物を好むという習性があり、ゲーム内では、道中の店で購入できる銀メッキのブレスレットを装備することで誘き寄せられるようになっていた。現実でもこの点は変わりがなく、無事ブレスレットを入手済みだ。
勿論、魔獣討伐のための武器――短剣と盾、発煙弾、それから弓矢も揃えてある。
弓は魔石を使用して作られた魔石武器の一種で、放たれた矢は磁石のように魔獣に引きよせられる仕様となっている。
つまり俺のようなノーコン弓矢ド素人でも、ターゲットの居る方角に向けて適当に撃つだけで敵を射抜けるという代物だ。魔術こそ器でなければ使えないが、魔力を宿した魔石武器は誰にでも使用出来る。
値段は、決して安くはなかったけれど……。俺が想定している戦闘方法において矢は必須なので、背に腹は代えられなかった。
グリムの棲息する森へ近づくため、岸に放置されていたボロボロの手漕ぎボートに乗って大きな沼を渡った。森の手前でブレスレットを取り出し装着する。
不気味な森には出来るだけ入りたくないので、ブレスレットを空にかざしながら、沼のほとりを歩き回る。
葉擦れの音や、ほんの小さな物音が耳を掠めるだけで背筋に緊張が走った。胸の前に構えた盾が汗で滑る。
魔獣は、人間のように“魔術”を使うことは出来ない。魔力を適切に引き出して使用するためには高度な制御能力が必要となるが、魔獣にはそのような力がないのだ。その代わりに彼らは驚異的な膂力や耐久力を誇っている。
グリムは自由に空を駆け回る鳥型の魔獣で、鋭い爪と嘴を持っていた。
前触れなく飛びかかってこられたら、ひとたまりもないかもしれない……。
今更になって、俺は怖じ気づき始めていた。この場所の、息の詰まるような独特の雰囲気に呑まれているせいもあるのか、想像していたよりもずっと恐怖心を煽られている。
だがここまで来て諦めるわけにはいかない。なんとしても桜を持ち帰るのだ。
自分に言い聞かせるようにして心を奮いたたせる。
その時。ばさりと音がした。
羽ばたきの音だ。
はっとして音のした方を振り返る。
ほんの数メートル先の樹上に、グリムがとまっていた。観察するように俺のことをじっと見ている。
――でかい。
ワシやタカよりももう一回り大きなくらいか。
ゲームのグラフィックで見る分にはなんとも思わなかったけれど、実際に対峙してみるとその迫力に圧倒された。全身の筋肉が緊張で強張り、動けなくなる。
『ラ・スペランツァ』のプレイヤーである俺は、魔獣の理不尽なまでの強さを知っていた。
理不尽な強さ=戦闘バランスの崩壊が、『ラ・スペランツァ』がクソゲーとされている理由の一つでもあった。
プレイヤーからの与ダメージは微々たるものなのに、被ダメージは不公平に大きい。油断していると、街を出て最初の森で出会ったいかにもひ弱そうな魔獣にも二撃でキルされるほどだった。この難易度は、多くのプレイヤーの心をへし折った。
俺も何度も、いや何十度も泣かされつつ繰り返し挑んたが――今は、ゲームではない。やり直しはさせてもらえない。一度死んだらそれっきりだ。
今回の魔獣討伐にあたっては、一つ作戦をたててあった。下調べもして、念入りに準備をしてきた。しかし魔獣と対峙した瞬間、自信は塵のように吹き飛んだ。
自分がとんでもなく無謀で馬鹿なことをしているんじゃないかと、今更ながら後悔が押し寄せてくる。
もしも俺がここで死んだら、ハルだって独りになってしまうのに……。
――キエエエエ
と。グリムが鎌のように鋭く尖った巨大な嘴を開き、けたたましい威嚇の声を上げる。
空気を震わせるその声を聞いた瞬間、金縛りがとけた。
弾かれたように踵を返し、走り出す。
落ち着け、俺。落ち着け落ち着け落ち着け。このままじゃすぐに追い付かれる。
足は止めないまま、発煙弾のピンを引き抜きグリムに向かってぶん投げる。
白煙の向こうにグリムの姿が沈んだのを確認しながら、そのまま走って、沼のほとりにたつ廃墟の敷地内へと飛び込む。長らく放置され、すっかり荒れ果てた庭が広がっている。
次の瞬間。がくん、と身体が前へつんのめった。石に蹴躓いたのだと気づいた時には、全力疾走の反動もあって、俺は盛大に地面に転がっていた。
取り落とした盾の上に倒れ、硬い金属で肩を強打する。痛みを堪えながら慌てて首だけを捻って背後を見る。
煙幕はほんの数秒の足止めに過ぎず、既にグリムは滑り込むように眼前に迫っていた。
凶器のような――いや、凶器そのものの嘴が、真っ直ぐ俺に向かって振りかざされる。
咄嗟に地面を転がるようにして、その一撃を躱す。
するとグリムの鋭利な嘴は、勢いのまま土の地面に突き刺さった。
その隙に俺は跳ね起き、庭の奥に向かって走る。走りながら、庭を囲うように植えられた、今では葉の枯れきった木々に目を走らせる。
――あそこだ。間違いない。
グリムの気配が背中に迫っているのを感じながら、見せつけるように大きく振りかぶり、そして投げた。
腕に装着していたギラギラと光る銀メッキのブレスレットを、並んだ木々の三番目と四番目の間に向かってぶん投げた。
この世界に桜は咲かないが、後になって俺はゲームに実装されていた“魔の実”の存在を思い出していた。
魔の実は、魔石の影響を受けて育った特殊な実であり、食べた者の潜在能力を引き出し、眠っている力を開花させる。
その際には、意図しない急激な肉体的成長や変化が引き起こされてしまうこともある。これには筋肉痛や頭痛といった強い痛み、場合によっては意識喪失などの症状が伴ってくる。
ゲームの中では、とある沼のほとりに棲息する鳥型の魔獣――グリムを倒すことで、ドロップアイテムとしてこの実を入手することが出来た。ただし実をそのまま食べることは危険であるため、器の能力強化用アイテムの“素材”として使われる。他の幾つかのアイテムと共にギルドに持ちこみ、加工してもらって始めて安全な強化アイテムとして機能するのだ。
更にこの実からとれる種を植えれば、魔の木が生えてくる。
このことはゲーム内のアイテム図鑑に記載されており、文章の説明に添えて、花をつけた魔の木の画像が乗せられていた。
桜によく似た花だった。
俺はこのかりそめの桜を手に入れたいと考えた。
そこで、ハルが朝から荷運びの日雇い仕事に出ている隙にこっそり家を出た。誕生日のサプライズなのだから、本人に見つかっては意味がないのだ。
魔術には、ハルの使える癒やしの魔術意外にも、破壊の魔術、護りの魔術などがある。
魔石というものが“複数の神々が融合して至高神に挑み破れて石となったもの”であるため、そこに宿る魔力も元・神達の能力に依存しているのだ。
因みに、一人の器が使える魔術は通常一種類のみとなっている。器に受け止められる魔力が一種類で、その他の種類の魔力をとりこんでも流れ出ていってしまうためだ。例えばハルならば“癒やしの器”で、使えるのも“癒やしの魔術”のみということになる。
破壊の魔術が唯一の攻撃特化型だ。この力があれば魔獣を倒すのも楽になるだろうが、器でない俺には破壊どころか、どんな魔術も使えやしない。
だがしかし、俺はこの世界で唯一「ゲーム知識」を持っている。ゲームの中で数々の魔獣を倒してきた実績がある。
ハルのため――いや、ハルを喜ばせたい、笑ってほしいという俺の自己満足か。そのためなら、魔獣の一体や二体ぶっ飛ばしてみせるつもりだった。
この世界に車なんて便利なものは勿論ない。馬車はあるが、金銭面の事情から出来るだけ避けたかった。馬はいるが、この数ヶ月街から出たことのない俺には乗りこなせないため、必然的に交通手段は徒歩となった。
先ず、道中の森で一つ実験をしてから目的地を目指す。
目的地は遠かった。
ゲームでは、座ってコントローラーを操作していればほんの数分で辿り着ける場所だったために“近場”と錯覚していたが、現実で歩いて向かうと三時間近くを要した。
隣街を通り抜けて、長い長い道を歩き、小さな集落を過ぎて、小高い丘を登っておりて……。
足腰の鍛えられていない現代人にはキツイ道程を乗り越え、荒れ地に口を開けた大きな“沼”へと辿り着いた。目的の魔獣はこの沼の向こう岸、鬱蒼とした森に棲息している。
この一帯には、滅多に人が寄りつくことはない。濁った緑の沼、向こう岸には物好きな貴族がかつて保養地としていた廃墟が残され、その奥には鬱蒼とした森が広がっているだけだからだ。カラスが頭上を旋回していないのが不思議に思えるくらいの、不気味な雰囲気を醸し出している。
俺が倒さなければならない魔獣ーーグリムは人の気配に非常に敏感だが、人間のことは積極的に襲わない性質のため、自ら姿を現すことは先ずない。ただし光り物を好むという習性があり、ゲーム内では、道中の店で購入できる銀メッキのブレスレットを装備することで誘き寄せられるようになっていた。現実でもこの点は変わりがなく、無事ブレスレットを入手済みだ。
勿論、魔獣討伐のための武器――短剣と盾、発煙弾、それから弓矢も揃えてある。
弓は魔石を使用して作られた魔石武器の一種で、放たれた矢は磁石のように魔獣に引きよせられる仕様となっている。
つまり俺のようなノーコン弓矢ド素人でも、ターゲットの居る方角に向けて適当に撃つだけで敵を射抜けるという代物だ。魔術こそ器でなければ使えないが、魔力を宿した魔石武器は誰にでも使用出来る。
値段は、決して安くはなかったけれど……。俺が想定している戦闘方法において矢は必須なので、背に腹は代えられなかった。
グリムの棲息する森へ近づくため、岸に放置されていたボロボロの手漕ぎボートに乗って大きな沼を渡った。森の手前でブレスレットを取り出し装着する。
不気味な森には出来るだけ入りたくないので、ブレスレットを空にかざしながら、沼のほとりを歩き回る。
葉擦れの音や、ほんの小さな物音が耳を掠めるだけで背筋に緊張が走った。胸の前に構えた盾が汗で滑る。
魔獣は、人間のように“魔術”を使うことは出来ない。魔力を適切に引き出して使用するためには高度な制御能力が必要となるが、魔獣にはそのような力がないのだ。その代わりに彼らは驚異的な膂力や耐久力を誇っている。
グリムは自由に空を駆け回る鳥型の魔獣で、鋭い爪と嘴を持っていた。
前触れなく飛びかかってこられたら、ひとたまりもないかもしれない……。
今更になって、俺は怖じ気づき始めていた。この場所の、息の詰まるような独特の雰囲気に呑まれているせいもあるのか、想像していたよりもずっと恐怖心を煽られている。
だがここまで来て諦めるわけにはいかない。なんとしても桜を持ち帰るのだ。
自分に言い聞かせるようにして心を奮いたたせる。
その時。ばさりと音がした。
羽ばたきの音だ。
はっとして音のした方を振り返る。
ほんの数メートル先の樹上に、グリムがとまっていた。観察するように俺のことをじっと見ている。
――でかい。
ワシやタカよりももう一回り大きなくらいか。
ゲームのグラフィックで見る分にはなんとも思わなかったけれど、実際に対峙してみるとその迫力に圧倒された。全身の筋肉が緊張で強張り、動けなくなる。
『ラ・スペランツァ』のプレイヤーである俺は、魔獣の理不尽なまでの強さを知っていた。
理不尽な強さ=戦闘バランスの崩壊が、『ラ・スペランツァ』がクソゲーとされている理由の一つでもあった。
プレイヤーからの与ダメージは微々たるものなのに、被ダメージは不公平に大きい。油断していると、街を出て最初の森で出会ったいかにもひ弱そうな魔獣にも二撃でキルされるほどだった。この難易度は、多くのプレイヤーの心をへし折った。
俺も何度も、いや何十度も泣かされつつ繰り返し挑んたが――今は、ゲームではない。やり直しはさせてもらえない。一度死んだらそれっきりだ。
今回の魔獣討伐にあたっては、一つ作戦をたててあった。下調べもして、念入りに準備をしてきた。しかし魔獣と対峙した瞬間、自信は塵のように吹き飛んだ。
自分がとんでもなく無謀で馬鹿なことをしているんじゃないかと、今更ながら後悔が押し寄せてくる。
もしも俺がここで死んだら、ハルだって独りになってしまうのに……。
――キエエエエ
と。グリムが鎌のように鋭く尖った巨大な嘴を開き、けたたましい威嚇の声を上げる。
空気を震わせるその声を聞いた瞬間、金縛りがとけた。
弾かれたように踵を返し、走り出す。
落ち着け、俺。落ち着け落ち着け落ち着け。このままじゃすぐに追い付かれる。
足は止めないまま、発煙弾のピンを引き抜きグリムに向かってぶん投げる。
白煙の向こうにグリムの姿が沈んだのを確認しながら、そのまま走って、沼のほとりにたつ廃墟の敷地内へと飛び込む。長らく放置され、すっかり荒れ果てた庭が広がっている。
次の瞬間。がくん、と身体が前へつんのめった。石に蹴躓いたのだと気づいた時には、全力疾走の反動もあって、俺は盛大に地面に転がっていた。
取り落とした盾の上に倒れ、硬い金属で肩を強打する。痛みを堪えながら慌てて首だけを捻って背後を見る。
煙幕はほんの数秒の足止めに過ぎず、既にグリムは滑り込むように眼前に迫っていた。
凶器のような――いや、凶器そのものの嘴が、真っ直ぐ俺に向かって振りかざされる。
咄嗟に地面を転がるようにして、その一撃を躱す。
するとグリムの鋭利な嘴は、勢いのまま土の地面に突き刺さった。
その隙に俺は跳ね起き、庭の奥に向かって走る。走りながら、庭を囲うように植えられた、今では葉の枯れきった木々に目を走らせる。
――あそこだ。間違いない。
グリムの気配が背中に迫っているのを感じながら、見せつけるように大きく振りかぶり、そして投げた。
腕に装着していたギラギラと光る銀メッキのブレスレットを、並んだ木々の三番目と四番目の間に向かってぶん投げた。
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