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【この世界で生きる理由】
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『ラ・スペランツァ』というクソゲーには、次のようなストーリーがある。二十年近く前に発売された古のゲームなので、古典的ではあるが王道をいくストーリーだ。
主人公は一人の男性騎士。
舞台となるエルモンド王国で、王都が襲撃される事件から物語は始まる。
王都を襲ったのは複数の魔獣だが、その裏では何者かが糸を引いていると推察されていた。
そこで、古代英雄の生まれ変わりだとかなんとかで神に認められた主人公は、王都襲撃事件の犯人を探す旅に出ることになる。
主人公は調査を進める内に、【滅びの器】と呼ばれる、強大な力を持った女の存在に辿り着く。この女は、過去に故郷の街を滅ぼされた復讐のために国を壊そうとしていた……。
と、以上がゲーム中盤までのストーリーだ。この後はイベントをこなしながら滅びの器に迫っていく。この滅びの器――いわゆる“ラスボス”を倒して国を救うことがゲームの目的だ。
しかし。これはあくまでゲームの話、だ。
現実のこの世界では、王都襲撃事件などというものは起きていなかったし、主人公の騎士さえも見つけられなかった。
俺たちの住むここイニツィオは、ゲーム内ではいわゆる“始まりの街”の位置づけだ。主人公が生まれ育った故郷の街であり、物語が動き出すスタート地点でもある。
主人公にデフォルトネームは設定されいなかったので名前は分からないが、顔なら知っている。しかし街を捜索してみても、それらしき人物は見つからなかった。俺が探しきれなかっただけか、そもそも存在しないのかも定かではない。
何故ゲームと齟齬があるのか、そもそも俺たちは何のためにこの世界へ連れてこられたのか、その理由はさっぱり分からない。それに、クソゲーの世界になんか連れてこられた以上もっとひどい目にあわされるのかと思ったが、今のところすこぶる平穏だ。有り難いことに。
しかしハルの方はというと、この世界での暮らしに未だ馴染めていない様子だった。
「そんなに、日本に帰りたいか?」
窓の外を見るともなしに見ているハルへと問いかける。
ジャケットこそ脱いでいるもののスーツ姿で、窓のへりに腰掛けて憂いの表情を浮かべている姿はやたらと絵になった。うん、本当に顔がいい。スマホが手元にあれば写真でも撮っているところだ。
「いや、そういうんじゃない」
しかしハルは、力のない否定を返してくる。
そういうんじゃない?
どう見ても帰りたくてしょうがなさそうなのに、強がりのつもりなのだろうか。
ボサボサで伸びかけていた髪は俺が切ってやった。髭も剃って、スーツだってできるだけ皺をとって綺麗にした。身なりはすっかり整っているが、表情に差す憂いの影は消えてはいない。ずっとこの調子でぼんやりしていて、医者にかかれば鬱病と診断されそうな様態だが、この世界には鬱病という概念がそもそも存在しなかった。
未だに――わざわざ強化なんかしてもらってまで――スーツを着ているのだって、元の世界への未練故ではないかと俺は思っている。
ハルはちゃらんぽらん気味の俺と違い、真面目で責任感も強い。大学時代には、一限の講義でもサボらず、単位も一つも落とさず、成績表にはいつも“秀”や“優”ばかりが並んでいた。そして激戦の就職活動を勝ち抜き、卒業後は総合商社に入社したのだ。若くして主任補佐の肩書きを貰っていた矢先にこのザマだ。
たっぷり未練が残っているのも、欝気味になってしまうのも、心因性のEDになってしまうのも無理はないだろう。
俺だって、性格的にハルほど落ちたりはしないものの、異世界で生きる不安がないわけではなかった。
出来ることなら帰りたいと思っている。
大事なものは、ぜんぶ元の世界に置いてきてしまった。買ったばかりだったブランド物のジャケットも、積んだままのたくさんのゲームも、それからリスナーも、友人も、家族もぜんぶ。
母は俺が実家に帰ると、必ずケチャップをたっぷりかけたハンバーグを作ってくれた。俺は特別ハンバーグが好きというわけでもないのに、恐らくほんの子供の頃、ハンバーグと聞くと大はしゃぎしていた時代のことをいつまでも覚えているのだろう。
父は俺と正反対の厳格なタイプの人で、あまり気が合わなかった。だけど最期に帰省した時、読んでいる新聞から目も上げないまま、「今度三人で旅行にでも行かないか」と誘われたのだ。「忙しいからその内ね」なんて適当に躱したら、「そうか」と言っただけでその話は終わりになった。
旅行くらい、連れて行ってやればよかった。
せめて伝えられたらいいのにと思う。
確かに俺は死んだけれど、ここで生きているのだと。もう二度と顔を見ることは出来ないみたいだけれど、意外と元気に暮らしているから、泣かないでいいのだと。
なにより俺は一人じゃない。ハルがいる。同じ世界から来た、分かり合える人間が居ることは心強い。
不毛な片思いを引き延ばす不安は心の片隅に蟠っているけれど。
それでも、ハルが俺を探してくれて良かった。見つけてもらえて良かったと、素直にそう思ってもいる。
「お前も知っての通りだけど、犬飼ってただろ? 世界一かわいい美犬」
唐突にハルが言った。
「え?」
すっかり自分の世界に入り込んでいた俺ははっとして、現実に意識を戻す。
「ああ、ノーノのことか」
ハルはかなりの動物好きだった。人間には愛想がないくせに、動物相手には表情筋がゆるゆるになる。
日本では犬を一頭飼っていた。子供の頃から実家で飼っていたそうだが、一人暮らしの折に連れて出た。ペット可のマンションを探し、仕事が忙しくてどうしても餌や散歩が難しい時があるからとペットシッターを雇うほどの溺愛ぶりだった。
ノーノという名前だった。
だけど、美犬は大嘘だ。ノーノはぶさいくだった。犬種はビジョン・フリーゼで、真っ白で綿あめみたいにふわふわのもこもこだったけれど、細く垂れた目に、鼻は上を向いていて、へちゃむくれの顔をしていた。
ぶさいくで、かわいかった。たまに俺たちのセックスを邪魔しに来た。躾はよくされていたけれど鈍くさくて、いつも同じ段差に引っかかって転んでいた。
「どうしてるか、気にかかって」
短い言葉だったが、ハルがどれほどノーノのことを思っているか、生前の親バカぶりを見ていた俺にはよく分かった。
なんと言葉をかけてよいか迷ってしまう。その内に、ふとあることを思い出した。
「そういやハル、もうすぐ誕生日だったよな」
ハルの誕生日は名前の通り四月だ。俺たちが死んだ時期と、この世界に来てからの経過日数を鑑みるにそろそろのはずだった。
少しでも元気を出してほしい。ノーノのことはどうにもしようがないけれど、誕生日祝いくらいなら俺にだって出来る。
「……元の世界でのな。こっちではいつが誕生日になるんだろうな」
ああ、余計に沈ませてしまった。面倒くさい奴めと思いつつ、なんとか気持ちを浮上させようと言葉を続ける。
「まあまあ、誕生日は誕生日だろ? ほら、特別に俺が祝ってやるから、欲しい物言ってみてよ」
俺の言葉に、ハルは窓の外に目を向けたまま暫し沈黙していた。それから、
「桜がもう一度、見たいかな」
と、独り言のような調子でぽつりと答える。
無茶を言ってくれる。
この世界には桜なんてない。それどころか春という季節がない。夏と冬の二季のみなのだ。
俺は秋に生まれたから秋也、ハルは春の夜に生まれたから春夜と名付けられた。だけどこの世界には「春」も「秋」も存在しない。
そのことを思うと、ここは俺たちの生まれた場所ではないのだという実感が、改めて湧き上がってくるようだった。
さびしい。
不意にそう思った。
この世界に来てから早数ヶ月、一度も泣いたりしなかったのに、急に胸が詰まって視界が滲んだ。
日本で死んだ時にはまだ二十四だった。人生には山ほど未練がある。
親孝行くらいしたかったし、最期に友人たちに会いたかった、あと少しだったチャンネル登録者150万人も達成したかった、そのための企画だってたてていた。それからハルに――ハルに愛されたかった。
この世界ではどう足掻いても物理的に果たすことのできない未練ばかりだ。だけどハルだけはここにいる。
折角与えられた、ハルと共に生きられる二度目の人生だ。愛されたいなんて願いは到底叶うものではないとしても、傍にいることは許してほしい。
一生こんな時間が続くわけじゃないのは分かっている。ハルだってその内にこの世界での暮らしに慣れて、現地の女性と恋にでもおちて、この家を出ていくのだろう。
それでもいい。その日が来るまで共にいられるなら、この世界に来て、もう一度生きられて良かったと思えるはずだ。
それに――。
俺は何か、大事なことを忘れているような気がするのだ。
“忘れている”といったらやはり、死因に関することなのかもしれない。しかし、例えば交通事故で死んでいたとして、その瞬間なんて思い出したところでトラウマが生まれるだけだ。プラスにはなるとはとても思えない。
それが分かっていても、喉に小骨が引っかかっているみたいに、妙に気にかかってしまう。
ここで生きていれば、いつかはその答えにも辿り着けるのだろうか……。
そんなことをぼんやりと考えた。
*****
主人公は一人の男性騎士。
舞台となるエルモンド王国で、王都が襲撃される事件から物語は始まる。
王都を襲ったのは複数の魔獣だが、その裏では何者かが糸を引いていると推察されていた。
そこで、古代英雄の生まれ変わりだとかなんとかで神に認められた主人公は、王都襲撃事件の犯人を探す旅に出ることになる。
主人公は調査を進める内に、【滅びの器】と呼ばれる、強大な力を持った女の存在に辿り着く。この女は、過去に故郷の街を滅ぼされた復讐のために国を壊そうとしていた……。
と、以上がゲーム中盤までのストーリーだ。この後はイベントをこなしながら滅びの器に迫っていく。この滅びの器――いわゆる“ラスボス”を倒して国を救うことがゲームの目的だ。
しかし。これはあくまでゲームの話、だ。
現実のこの世界では、王都襲撃事件などというものは起きていなかったし、主人公の騎士さえも見つけられなかった。
俺たちの住むここイニツィオは、ゲーム内ではいわゆる“始まりの街”の位置づけだ。主人公が生まれ育った故郷の街であり、物語が動き出すスタート地点でもある。
主人公にデフォルトネームは設定されいなかったので名前は分からないが、顔なら知っている。しかし街を捜索してみても、それらしき人物は見つからなかった。俺が探しきれなかっただけか、そもそも存在しないのかも定かではない。
何故ゲームと齟齬があるのか、そもそも俺たちは何のためにこの世界へ連れてこられたのか、その理由はさっぱり分からない。それに、クソゲーの世界になんか連れてこられた以上もっとひどい目にあわされるのかと思ったが、今のところすこぶる平穏だ。有り難いことに。
しかしハルの方はというと、この世界での暮らしに未だ馴染めていない様子だった。
「そんなに、日本に帰りたいか?」
窓の外を見るともなしに見ているハルへと問いかける。
ジャケットこそ脱いでいるもののスーツ姿で、窓のへりに腰掛けて憂いの表情を浮かべている姿はやたらと絵になった。うん、本当に顔がいい。スマホが手元にあれば写真でも撮っているところだ。
「いや、そういうんじゃない」
しかしハルは、力のない否定を返してくる。
そういうんじゃない?
どう見ても帰りたくてしょうがなさそうなのに、強がりのつもりなのだろうか。
ボサボサで伸びかけていた髪は俺が切ってやった。髭も剃って、スーツだってできるだけ皺をとって綺麗にした。身なりはすっかり整っているが、表情に差す憂いの影は消えてはいない。ずっとこの調子でぼんやりしていて、医者にかかれば鬱病と診断されそうな様態だが、この世界には鬱病という概念がそもそも存在しなかった。
未だに――わざわざ強化なんかしてもらってまで――スーツを着ているのだって、元の世界への未練故ではないかと俺は思っている。
ハルはちゃらんぽらん気味の俺と違い、真面目で責任感も強い。大学時代には、一限の講義でもサボらず、単位も一つも落とさず、成績表にはいつも“秀”や“優”ばかりが並んでいた。そして激戦の就職活動を勝ち抜き、卒業後は総合商社に入社したのだ。若くして主任補佐の肩書きを貰っていた矢先にこのザマだ。
たっぷり未練が残っているのも、欝気味になってしまうのも、心因性のEDになってしまうのも無理はないだろう。
俺だって、性格的にハルほど落ちたりはしないものの、異世界で生きる不安がないわけではなかった。
出来ることなら帰りたいと思っている。
大事なものは、ぜんぶ元の世界に置いてきてしまった。買ったばかりだったブランド物のジャケットも、積んだままのたくさんのゲームも、それからリスナーも、友人も、家族もぜんぶ。
母は俺が実家に帰ると、必ずケチャップをたっぷりかけたハンバーグを作ってくれた。俺は特別ハンバーグが好きというわけでもないのに、恐らくほんの子供の頃、ハンバーグと聞くと大はしゃぎしていた時代のことをいつまでも覚えているのだろう。
父は俺と正反対の厳格なタイプの人で、あまり気が合わなかった。だけど最期に帰省した時、読んでいる新聞から目も上げないまま、「今度三人で旅行にでも行かないか」と誘われたのだ。「忙しいからその内ね」なんて適当に躱したら、「そうか」と言っただけでその話は終わりになった。
旅行くらい、連れて行ってやればよかった。
せめて伝えられたらいいのにと思う。
確かに俺は死んだけれど、ここで生きているのだと。もう二度と顔を見ることは出来ないみたいだけれど、意外と元気に暮らしているから、泣かないでいいのだと。
なにより俺は一人じゃない。ハルがいる。同じ世界から来た、分かり合える人間が居ることは心強い。
不毛な片思いを引き延ばす不安は心の片隅に蟠っているけれど。
それでも、ハルが俺を探してくれて良かった。見つけてもらえて良かったと、素直にそう思ってもいる。
「お前も知っての通りだけど、犬飼ってただろ? 世界一かわいい美犬」
唐突にハルが言った。
「え?」
すっかり自分の世界に入り込んでいた俺ははっとして、現実に意識を戻す。
「ああ、ノーノのことか」
ハルはかなりの動物好きだった。人間には愛想がないくせに、動物相手には表情筋がゆるゆるになる。
日本では犬を一頭飼っていた。子供の頃から実家で飼っていたそうだが、一人暮らしの折に連れて出た。ペット可のマンションを探し、仕事が忙しくてどうしても餌や散歩が難しい時があるからとペットシッターを雇うほどの溺愛ぶりだった。
ノーノという名前だった。
だけど、美犬は大嘘だ。ノーノはぶさいくだった。犬種はビジョン・フリーゼで、真っ白で綿あめみたいにふわふわのもこもこだったけれど、細く垂れた目に、鼻は上を向いていて、へちゃむくれの顔をしていた。
ぶさいくで、かわいかった。たまに俺たちのセックスを邪魔しに来た。躾はよくされていたけれど鈍くさくて、いつも同じ段差に引っかかって転んでいた。
「どうしてるか、気にかかって」
短い言葉だったが、ハルがどれほどノーノのことを思っているか、生前の親バカぶりを見ていた俺にはよく分かった。
なんと言葉をかけてよいか迷ってしまう。その内に、ふとあることを思い出した。
「そういやハル、もうすぐ誕生日だったよな」
ハルの誕生日は名前の通り四月だ。俺たちが死んだ時期と、この世界に来てからの経過日数を鑑みるにそろそろのはずだった。
少しでも元気を出してほしい。ノーノのことはどうにもしようがないけれど、誕生日祝いくらいなら俺にだって出来る。
「……元の世界でのな。こっちではいつが誕生日になるんだろうな」
ああ、余計に沈ませてしまった。面倒くさい奴めと思いつつ、なんとか気持ちを浮上させようと言葉を続ける。
「まあまあ、誕生日は誕生日だろ? ほら、特別に俺が祝ってやるから、欲しい物言ってみてよ」
俺の言葉に、ハルは窓の外に目を向けたまま暫し沈黙していた。それから、
「桜がもう一度、見たいかな」
と、独り言のような調子でぽつりと答える。
無茶を言ってくれる。
この世界には桜なんてない。それどころか春という季節がない。夏と冬の二季のみなのだ。
俺は秋に生まれたから秋也、ハルは春の夜に生まれたから春夜と名付けられた。だけどこの世界には「春」も「秋」も存在しない。
そのことを思うと、ここは俺たちの生まれた場所ではないのだという実感が、改めて湧き上がってくるようだった。
さびしい。
不意にそう思った。
この世界に来てから早数ヶ月、一度も泣いたりしなかったのに、急に胸が詰まって視界が滲んだ。
日本で死んだ時にはまだ二十四だった。人生には山ほど未練がある。
親孝行くらいしたかったし、最期に友人たちに会いたかった、あと少しだったチャンネル登録者150万人も達成したかった、そのための企画だってたてていた。それからハルに――ハルに愛されたかった。
この世界ではどう足掻いても物理的に果たすことのできない未練ばかりだ。だけどハルだけはここにいる。
折角与えられた、ハルと共に生きられる二度目の人生だ。愛されたいなんて願いは到底叶うものではないとしても、傍にいることは許してほしい。
一生こんな時間が続くわけじゃないのは分かっている。ハルだってその内にこの世界での暮らしに慣れて、現地の女性と恋にでもおちて、この家を出ていくのだろう。
それでもいい。その日が来るまで共にいられるなら、この世界に来て、もう一度生きられて良かったと思えるはずだ。
それに――。
俺は何か、大事なことを忘れているような気がするのだ。
“忘れている”といったらやはり、死因に関することなのかもしれない。しかし、例えば交通事故で死んでいたとして、その瞬間なんて思い出したところでトラウマが生まれるだけだ。プラスにはなるとはとても思えない。
それが分かっていても、喉に小骨が引っかかっているみたいに、妙に気にかかってしまう。
ここで生きていれば、いつかはその答えにも辿り着けるのだろうか……。
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