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3.チョコレート
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放課後、大緊張しながらなんとか武を僕の家に誘うことができて、武とふたりっきりになれた♡ドキドキと胸が高鳴って、すごい緊張する……。
でもせっかくのバレンタインだから!恋人らしくピト♡っと武にひっつくように隣に座る♡伺うように武の方を見ると、そのまま優しくキスされる♡♡赤い顔でじっと見つめると、ふふと笑われた。
「チョコ買ってきたんだ。優、貰ってくれるか?」
「……うん♡あの、僕も渡したいものがあって……」
「わ、もしかして手作りか?嬉しいな」
「すごい、美味しそうなチョコ……。ごめん、手作りで……」
武が紙袋から出した箱は丁重に包装された高級そうなチョコレートだった。自分の手作りお菓子が急に恥ずかしくなってくる。
うわあ、買いに行けばよかったかも……、と顔を真っ赤にさせる。武、手作り嫌だったかな……!自分の箱の中に入ったチーズタルトたちが恥ずかしくなる。
ずっと前からバレンタインに憧れていたこともあって、手作りのお菓子を食べてもらうことが夢だった。だけどこんなに綺麗にツヤツヤと輝くチョコレートを見ると、手作りのチーズタルトが恥ずかしくなってしまった。
「うま、店のより美味しいじゃん」
「っへ……?」
「嬉しいよ、ありがとう」
僕が俯いていると、もぐもぐと咀嚼音がして顔を上げる。武は小さなチーズタルト達からひとつを取りだし、1口食べてそう言ってくれた。
なでなでと頭を撫でられると一気に安心して、武に更にひっつく。嬉しい、喜んでくれた……!武の一言で、簡単に上機嫌になってしまう。
「えへ、僕も開けていい?」
「もちろん」
箱を開けると綺麗なチョコレートが何粒も入っている。すごく美味しそうで、1粒取りだして食べる。
トロっと中から洋酒が出てきて、いちごの香りと甘みが広がった。チョコの甘みといちごのフルーティさの相性がよくて、とても美味しい。アルコールで舌が暖かくなる感覚のあと、とくとくと鼓動が早まった。
でもせっかくのバレンタインだから!恋人らしくピト♡っと武にひっつくように隣に座る♡伺うように武の方を見ると、そのまま優しくキスされる♡♡赤い顔でじっと見つめると、ふふと笑われた。
「チョコ買ってきたんだ。優、貰ってくれるか?」
「……うん♡あの、僕も渡したいものがあって……」
「わ、もしかして手作りか?嬉しいな」
「すごい、美味しそうなチョコ……。ごめん、手作りで……」
武が紙袋から出した箱は丁重に包装された高級そうなチョコレートだった。自分の手作りお菓子が急に恥ずかしくなってくる。
うわあ、買いに行けばよかったかも……、と顔を真っ赤にさせる。武、手作り嫌だったかな……!自分の箱の中に入ったチーズタルトたちが恥ずかしくなる。
ずっと前からバレンタインに憧れていたこともあって、手作りのお菓子を食べてもらうことが夢だった。だけどこんなに綺麗にツヤツヤと輝くチョコレートを見ると、手作りのチーズタルトが恥ずかしくなってしまった。
「うま、店のより美味しいじゃん」
「っへ……?」
「嬉しいよ、ありがとう」
僕が俯いていると、もぐもぐと咀嚼音がして顔を上げる。武は小さなチーズタルト達からひとつを取りだし、1口食べてそう言ってくれた。
なでなでと頭を撫でられると一気に安心して、武に更にひっつく。嬉しい、喜んでくれた……!武の一言で、簡単に上機嫌になってしまう。
「えへ、僕も開けていい?」
「もちろん」
箱を開けると綺麗なチョコレートが何粒も入っている。すごく美味しそうで、1粒取りだして食べる。
トロっと中から洋酒が出てきて、いちごの香りと甘みが広がった。チョコの甘みといちごのフルーティさの相性がよくて、とても美味しい。アルコールで舌が暖かくなる感覚のあと、とくとくと鼓動が早まった。
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