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2.幼馴染
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ふわふわした甘ったるいムードを切り裂くような声。もう1人の幼馴染の椿ちゃんが家から出てきて、ビクッと身体が動く。さっとふたりとも焦って距離を離して、なにもなかったようなテイを装った。
今日のバレンタインのお菓子を渡したいことを話したかったのに、そのあともなんだか微妙な雰囲気が続いて話せなくなってしまった。
万が一にでも武と付き合っていることがバレると、武に迷惑がかかってしまうかもしれないし。
「優先輩、最近雰囲気が変わったよね?」
「前も好きだったけど、今はガチ恋しそうな感じ!なんかあったのかな、武先輩と椿さんの奪い合いをしてるのかなって思ってたけど……」
廊下で女の子が噂話をしている。ぼうっとと聞いていたが、武とのことがバレていなくて安堵した。バレるかもと心配していたけど、まあ僕と武が付き合っているなんて誰も思わないか。
不安がなくなると、気になることはひとつだけだった。武、バレンタインのお菓子喜んでくれるかな……。
今日のバレンタインのお菓子を渡したいことを話したかったのに、そのあともなんだか微妙な雰囲気が続いて話せなくなってしまった。
万が一にでも武と付き合っていることがバレると、武に迷惑がかかってしまうかもしれないし。
「優先輩、最近雰囲気が変わったよね?」
「前も好きだったけど、今はガチ恋しそうな感じ!なんかあったのかな、武先輩と椿さんの奪い合いをしてるのかなって思ってたけど……」
廊下で女の子が噂話をしている。ぼうっとと聞いていたが、武とのことがバレていなくて安堵した。バレるかもと心配していたけど、まあ僕と武が付き合っているなんて誰も思わないか。
不安がなくなると、気になることはひとつだけだった。武、バレンタインのお菓子喜んでくれるかな……。
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