片思いだと思い込んで女好きを演じてたのに、オナバレで恋人いちゃらぶセックスしちゃう♡♡♡♡

たこみみ

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1.いつもの日々

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朝からキャーキャーと大きな声で叫ぶ女の子たちの声
いつものように、周りをズラッと生徒たちが囲われた状態で登校していた

「ホントさ、毎日よく飽きないよね。私の耳を壊す気?」
「言いすぎだ、椿」
「ふふ、そこが椿ちゃんのいい所だよねぇ?」

オレたち3人は昔からずっと一緒の幼馴染
美少女なのにさっぱりした奔放な性格の椿ちゃん
寡黙で無表情なので、一見クールに見えるけど、本当は世話焼きで懐が広い、武。
そして女の子たちを褒めて口説いて、のらりくらりとしている、とよく言われるのがオレ、優だ。

「だってそうじゃん!もう二年だよ!?いい加減、慣れてほしいんだけど!」
「まぁね~?でもオレはかわいい女の子たちに囲まれて嬉しいよ?」

そういってオレは周りの子たちにウィンクして見せた
女の子たちの大きな歓声が起こるなか、椿ちゃんはあきれた顔をした

「またそういうことして……あ、そういえばユウ、新しいゲーム買ったんでしょ。今日やらせてよ」
「そうだよ~、放課後にオレの家ね~?」

教室の前で別れ、同じ教室に向かっていく並んだ2人の背中を見送って、自分の席に座った
うん、武は今日も目が合わなかったし、話しかけられなかったし、椿ちゃんにだけは笑顔を見せていた
あーあ、報われない初恋だなあ
オレはずっと昔、あの時から武のことが好きなのに……

小学生のころ、放課後にかくれんぼをして遊んでいた日のことだった
僕が隠れ場所を探して見慣れない公園に入ると、公園の隅にとても大きな木があった
その木の陰に隠れようと僕はその木の後ろに回る

その時だった
「ねえぼく、今ひとり?」
後ろから手首を掴まれ、驚いて後ろを振り返る
そこには大人の男の人がいた

「お兄さん、落し物をしちゃって。デロキオカードのスリーブなんだけど」
「お兄さん、デロキオやってるの!」 

一気に警戒心をとき、話しかけた
デロキオは大流行しているカードゲームだ
カードの種類が多く、ルールも複雑だが、面白いため小学生を中心に大人気ゲームとして遊ばれている

「うん、落としちゃってね、探してたんだよ」
「僕も探すの手伝うよ?友達呼んでくる!」

そう言って駆け出そうとすると、お兄さんが僕の手首をぎゅうっと強く握った。痛くて思わず声が出る

「あぁ、ひとりじゃないのか。」

お兄さんの笑顔が消えて、目だけが楽しそうにらんらんと見開いている
そして次の瞬間、僕の腕を引っ張って木の裏にズルズルと引きずり込んだ
大きな木の後ろに入った途端、抵抗する間もなく抱き寄せられてしまう
逃げ出そうと必死に暴れるが、大人と子供では力の差は歴然だ

僕の抵抗を気にせず、男の人は片手でオレの両手首を一まとめにして押さえつけると、もう片方の手で僕の首筋に触れた
ぞわっと鳥肌が立ち、頭に血が上らなくなっていくのが分かった

首筋に触れていた手がだんだんと下に降りてきて鎖骨に触れられる
知らない人に無遠慮に体に触られる、漠然とした嫌悪感と恐怖感に襲われる
何が起こっているのかはっきり理解できない
体が鉛のように重く、冷えていく

「おい」

突然、男の人の後ろから鋭い声が聞こえてきた
バッとそちらを見ると、そこには武が立っている

「お前……優に何をしてる!」
武が睨み付けるとお兄さんは舌打ちをした
「チッ……。ガキが邪魔してんじゃねぇよ」
そう言うと僕を突き飛ばして、どこかに走って行ってしまった
尻餅をつくオレに武が手を差し伸べてくれる

「大丈夫か……!」
「……うん」

差し出された手を掴むと、背中を支えられながら優しく引っ張られ立たせてくれる
「優、怪我ないか」
心配そうな顔をしながら武が聞いてきた
「う、うん」
安心させるために笑顔を見せると武はほっとした表情を見せた

正直頭が混乱していて、あの人が何をしたかったのか、よく分からない
「っはー、良かった……」
その様子は本当に僕のことを気にかけてくれていることが伝わってくる
そんな武を見た途端に安心して、涙が出てきてしまった
いきなり泣き出した僕に動揺した武は、僕を落ち着かせようと包み込むように抱きしめてくれる

「ひっぅ、ぁ……ふぅ"、……ひゅ、う」
「……!もう、大丈夫だからな。二度と怖い思いはさせない。」

しばらく武の腕の中で泣き続けていた。その間ずっと武は僕を安心させようと背中を優しくとんとん、と叩いてくれたのをよく覚えている


「武……ありがと、う」
泣きやんだ直後で上手く喋れないまま、素直に感謝の言葉を伝えると、武は照れ臭くなったようで顔を背けた

「別に……」
ぶっきらぼうな返事だけど、それが照れ隠しだってことは分かる
耳まで真っ赤にしてるのに、その態度がちょっと面白くて、僕はついクスリと笑ってしまう
そんなオ僕の様子を見て、武は安堵したように微笑んだ

「……優が無事で、よかった。」

そのあとは武が交番に連れて行ってくれて事情を話し、警察の方のおかげで男は捕まった
あの頃から武は僕のことをいつも家まで送ってくれるようになって、過保護になったのを覚えている

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