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心霊スポットの作り方
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細長い山道を五分程度真っ直ぐに進むと、その家は見えてくる。
「なぁ、あの家のこと知ってる?」
「あの家?」
「前おばあさんが住んでた、山にポツンとある一軒家の話だよ!真夜中にその家の中に入ると、ギコ、ギコ…ってノコギリの音が聞こえてくるらしいぜ…。幽霊がノコギリで何か斬ってるんだとか」
「それ、昨日山本に聞いたわ。」
その心霊スポットと言われている一軒家は、2年前までおばあさんが住んでいた家だった。家は空き家になっており、入居者募集中の看板が建てられ放置されたままだった。
そのおばあさんが亡くなったから、そんな噂が流れたのだろうか…?しかし、おばあさんが死んだのは2年前だし、自殺でも殺人でもない。それに病院で老衰で息を引き取った。この世に悔いなんかないはずだ。2年の月日が経ち、今頃心霊スポットだと…?デマに違いない。
「なーんだ!知ってたのかよー。」
「お前も聞いたんだな…」
あの話信じてんのか…?
山本のやつ、こいつにもデマ流してたのかよ…
嘘をつくような奴じゃなかったのに…
むしろ、真面目で堅実な奴だった。
「にしても、山本の奴よく知ってるよな」
「ん…?」
「俺、心霊スポットとか詳しくてさ。でも、あの家の話は聞いたことなかったから…」
「だから、その話はデマなんだって。」
「まじ!?んだよ~。今日行こうと思ってたのに」
どこまでも素直な奴に、こちらは呆れてしまう。
「とにかくやめとけ。ただの不法侵入だぞ」
そう言って、そこで話は終わった。
・
「〇〇市で、大人の解体された遺体が見つかった事件で…」
「3人目の被害者は、バラバラになった遺体が山に埋められており…」
あの話からの1ヶ月後、この町ではバラバラ連続殺人事件が起こった。犯人はまだ、捕まっていない…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・心霊スポットで人が遺体をギコギコと切断しているところを目撃しても、目撃者は警察に通報しないだろう…。
「なぁ、あの家のこと知ってる?」
「あの家?」
「前おばあさんが住んでた、山にポツンとある一軒家の話だよ!真夜中にその家の中に入ると、ギコ、ギコ…ってノコギリの音が聞こえてくるらしいぜ…。幽霊がノコギリで何か斬ってるんだとか」
「それ、昨日山本に聞いたわ。」
その心霊スポットと言われている一軒家は、2年前までおばあさんが住んでいた家だった。家は空き家になっており、入居者募集中の看板が建てられ放置されたままだった。
そのおばあさんが亡くなったから、そんな噂が流れたのだろうか…?しかし、おばあさんが死んだのは2年前だし、自殺でも殺人でもない。それに病院で老衰で息を引き取った。この世に悔いなんかないはずだ。2年の月日が経ち、今頃心霊スポットだと…?デマに違いない。
「なーんだ!知ってたのかよー。」
「お前も聞いたんだな…」
あの話信じてんのか…?
山本のやつ、こいつにもデマ流してたのかよ…
嘘をつくような奴じゃなかったのに…
むしろ、真面目で堅実な奴だった。
「にしても、山本の奴よく知ってるよな」
「ん…?」
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「だから、その話はデマなんだって。」
「まじ!?んだよ~。今日行こうと思ってたのに」
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「とにかくやめとけ。ただの不法侵入だぞ」
そう言って、そこで話は終わった。
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「〇〇市で、大人の解体された遺体が見つかった事件で…」
「3人目の被害者は、バラバラになった遺体が山に埋められており…」
あの話からの1ヶ月後、この町ではバラバラ連続殺人事件が起こった。犯人はまだ、捕まっていない…
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・心霊スポットで人が遺体をギコギコと切断しているところを目撃しても、目撃者は警察に通報しないだろう…。
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