じい様が行く 「いのちだいじに」異世界ゆるり旅

蛍石(ふろ~らいと)

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1巻

1-1

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《 1 呼ばれたじい様 》
「少年よ。この世界で勇者になってくれまいか?」

 目の前の青年が妙なポーズを決めながら言った。
 こちらを指差しながらも顔は天井てんじょうに向けている為、分かっていないようだが……
 良く見ずともここにいるのは老人ただ一人。
 少年なんておらん。

「おぬしは誰じゃ?」
「へ?」

 わしの問いに気の抜けた声が返ってくる。
 ここでやっと青年はこちらを視認しおった。

「そしてここはどこじゃ?」
「えと……ボクの、部屋です」

 今度の問いかけには答えてもらえたわい。
 今いるのは真っ白い部屋。何にもないだだっ広い部屋。
 そこで青年と二人、向かい合っておる。

「あれ? おじいさんは誰ですか? アサオタクミ君を呼んだはずなんですが」
「タクミは孫じゃが、おぬしは誰なんじゃ?」

 困惑顔の青年に再度問いかける。
 ここで何故孫の名前が出てくるのかも疑問だが、自分の知らない交友関係があっても不思議ではなかろう。
 疑問は一つずつ解決していけば良い。

「ボクはイスリールって名前の神です」
「その神様が孫に何用じゃ?」
「そちらの世界で不慮ふりょの死を迎えたタクミ君をこちらの世界へ転生させようかと」
「タクミは死んどらんぞ」

 孫を勝手に死んだことにするな。まったく失礼な。
 夜中に物音がしたから目が覚めてしまい、見に行ったらタクミの部屋に見知らぬ男が入ろうとしとったんじゃ。
 そこで「誰じゃ!」と言ったらこちらに刃物を見せおったわ。
 タクミの「じいちゃん?」って声が聞こえ、男が部屋に入ろうとしたから、思わず飛び掛かったんじゃ。可愛い孫に何かあったらと思ったら身体が勝手に動いていたわい。いで刺されたのか、腹に激痛が走ってな。
 そこで記憶は途切れとる。

「あれ? 強盗に刺されて亡くなっちゃう流れだったのに」
「強盗に刺されたのは儂じゃろう。この老いぼれがタクミの身代わりになったんじゃて。じじいより先に孫がくなんてあっちゃならんから良かったわい」

 死んだこと自体は残念だが孫を救えたなら本望じゃ。

「え? ってことはボク、間違えてお爺さんをこっちに呼んじゃったの?」
「そうなんじゃろうな。儂がここにおるんじゃから」
「一度呼んじゃったたましいは戻せないのにどうしよう……」

 悩み出すイスリール。
 戻れないのか。
 孫の無事な顔が見られないのは残念じゃが仕方ない。

「のうイスリールさんや。儂が転生すれば問題は丸く収まるのかのぅ?」
「全てが丸くとまではいかないですけど、ある程度は」
「ならば転生しちゃるわい」
「いいんですか?」
「転生しないでこのままここにいるわけにもいかんじゃろ」
「いやまぁ確かに。うやむやにしてここにずっといさせるのも悪いですし」

 それは単なる問題の先送りじゃろう。そんなの日本で嫌ってほど見とるわい。

「転生となると赤ん坊になるのか? あと記憶はどうなるんじゃ?」
「お爺さんの記憶を残して赤ん坊から始めるよりは、ある程度大人のほうがいいんじゃないでしょうか」

 記憶は残せるようじゃな。

「なら今よりもう少し若くしてくれんかい。爺の精神した青年じゃおかしいじゃろうからな」
「分かりました、そうしましょう」

 目の前に2メートルくらいの光の円柱が現れる。

「肉体を再構築します。希望があればなんでも聞きますよ。こちらの全面的な非ですから」

 空中に画面みたいなものを出して何かを入力するイスリール。

「言葉で苦労はしたくないのぅ」
「全言語習得させます。あと一般常識的な知識も入れときます。補助的な意味で鑑定能力も付けときましょう。なんでも簡単に調べることができますよ」
「すぐ死ぬのも嫌じゃ」
「ステータスを天災級モンスター並みにします」
「痛いのは嫌じゃ」
「肉体、精神の攻撃耐性、異常耐性を付けます」
「魔法があるなら使いたいのぅ」
「全魔法系スキルを付けます」
「攻撃より回復やら補助がいいのぅ」
「ならばボクの加護も付けます。ボクは攻撃が苦手なのでそちら方面に強いんですよ。一応攻撃も全属性の初級ならできますし。生活魔法も便利だから付けときます」
「あとはたくさん物を仕舞えるアイテムボックスみたいなものがあるとうれしいんじゃが」
「アイテムボックスは時空間魔法で似たことができますよ。そちらの【無限収納インベントリ】のほうが使い勝手いいですし」

 ここまで一気に思いつくまま言ってみたんじゃが、全て通ってしまったわい。
 かなりのチートに仕上がってると思うんじゃがな。

「ところでお爺さん、妙に詳しくないですか?」
「タクミと一緒にオンラインゲームやっとったからの。堅苦しい小説にも飽きてライトノベルも読んでたから、それでじゃな」

 純文学、ミステリ、時代、大河。どれも面白いんじゃが飽きてしまっての。
 タクミに借りて読んでたのがこんなことに役立つとは思わんかったわい。

「あぁ、それでですか。あと何かありますか? これだけは欲しいモノとか」
「あっちの世界にお茶はあるかのぅ? それだけが心配じゃ」
「お茶はありますが日本のモノのほうが断然美味おいしいですね。じゃあ特殊スキルで〈朝尾茶園あさおちゃえん〉付けましょう。これで好きな時に買えますよ」
「朝尾茶園って儂んとこの店じゃが」
「はい。お爺さんのトコに繋げて買い物できるようにします」

 自分ちのお茶が飲めるとは嬉しいことじゃ。

「あといろいろ困るでしょうから【無限収納インベントリ】に当面のお金と便利そうなアイテム入れときますね」
「ありがたいのぅ」

 至れり尽くせりじゃな。

「他に聞きたいことありませんか? 精神と肉体の癒着ゆちゃくに時間かかりますから、しばらくお会いできなくなりますよ」
「しばらく?」
「はい。神殿でいのってもらえばお会いできますから」

 軽い神様じゃのぅ。そんな簡単に会っていいものなのか?
 日本に限らず地球こっちじゃひと騒ぎになる案件じゃぞ。

「最初に言ってた勇者云々うんぬんはどうなのじゃ?」
「それは大丈夫です。他にも勇者候補はまだいますから。ただ、もし上手くいかなかったらお手伝いだけはお願いするかもですけど」
「手伝いくらいなら構わんぞい。ここまでまま聞いてもらったんじゃからな」

 勇者になるのがこんな爺じゃいかんじゃろう。
 ならなくていいならのんびり暮らそう。

「最後にお爺さんの名前を教えてください。ここまで聞くのを忘れてました」
晴太郎せいたろう、朝尾晴太郎じゃ」
「セイタロウさん。ではボクの世界フィロソフでまたお会いしましょう」

 イスリールの笑顔を最後に、儂の意識はやみに落ちていった。


《 2 森で生きている 》
 目が覚めるとそこは土の上じゃった。
 ……地面にじかで寝ていたようじゃ。
 とりあえず毛布にくるまってはいたが。

「地面にそのまま横になるのは久しぶりじゃな」

 茶畑での作業の合間に横になることはあっても、そこはゴザなどを敷いた上でのこと。
 公園などの芝生しばふに寝転ぶのはタクミが小さい時にはあったが、地面そのままとなると若い頃のヤンチャ以来になるか。
 よくよく周りを見渡してみると、ここは洞穴のようで入り口からは光が差し込んでおった。

「とりあえず外に出てみるかのぅ」

 スッと立ち上がり、そのまま外へと向かうが、特に痛みも出ないので、寝ていたのもそう長くはなかったのかもしれんな。
 外へ出る時、何かのまくを抜けたような感覚に襲われた。

「何じゃ? 何かあったのか?」

 また中に戻ると、再び同じような感覚がある。

「よく分からんからひとまず放置じゃ」

 もう一度外へ出て周りを見渡せば、そこは木々が生い茂る森じゃった。
 見えたので夜なんじゃろな。

「月が二つとはこれまた面白いのぅ。やはり異世界というヤツなんじゃな」

 二つの月に驚きはするが、違和感はない。
 その辺りが知識が刷り込まれている証拠なのかもしれんな。
 洞穴を振り返ってみると、そこは小さなほこらのようじゃった。

「あの神様をまつる祠なんじゃろうな」

 いきなり儂を街へ出現させるわけにもいかん。しかし平原や広野、森の中にそのまま寝かせるわけにもいかん。
 苦肉の策で、自分の祠に寝かせておく。そんなとこじゃろ。

「ならあの膜は魔法なんじゃろな。バリアとか結界とかその辺りかの」

 顎に手を当て、少し考えていると……


 グルルルルルルッ。


 何かのうなごえが聞こえると同時に、背後の木がメキメキ音を立てて倒れていく。

「何じゃ? いきなり魔物か? 準備くらいさせてくれんかのぅ」

 愚痴ぐちったところで状況が変わるわけもなく、木が倒れた場所には赤毛のくまがいた。

「レッドベアが最初の敵とは、なんともまぁおかしな話じゃわい」

 イスリールにもらった知識によると、レッドベアは初心者殺しとも言われる獰猛どうもうな熊。魔物の危険度ランクCに分類されており、中位ランク冒険者までは複数人で狩るのが前提な魔物だそうじゃ。

「見逃してくれるわけもあるまいて、なんとか倒してみるかのぅ」

 こちらを獲物として認識している以上、逃げの一手では難しい。
 確認もなしのぶっつけ本番だが、やるしかないじゃろう。

「《束縛バインド》」

 レッドベアの手足に無数のつたが絡まる。
 それでもなんとか抜けようともがき、こちらへ向かおうとする。

「《氷針アイスニードル》」

 小手調べの初級魔法をとなえ、放ってみる。森の中でいきなり火はいかんじゃろう。
 長さ30センチほどのつららが十数本レッドベアに飛んでいく。全弾命中するとレッドベアは苦しそうにもだえながら倒れる。
 上半身につららが刺さったまま動かないレッドベア。

「ぬ? 終わりか?」

 そっと近付き確認すると、息絶いきたえていた。
 レッドベアの死体を【無限収納インベントリ】に回収して周囲を見回す。
 特にこちらに向かってくる気配はなし。

「祠の中でとりあえず自分のステータスチェックをせんとな」

 祠に戻りながら儂はそう独りごちていた。




《 3 できること、できないこと 》
「ステータス、スキルの確認をせんとダメじゃな。あと持ち物は何があるんじゃろか」

 祠の中に戻ってまずは確認作業から。

「オープン」

 声に出すと、システム画面のような半透明の青いパネルが目の前に現れる。

「まるでゲームじゃな」

 ステータスは天災級モンスター並みとか言っとったし、これで高いんじゃろうな。
 HPヒットポイントMPマジックポイント、知力に素早さも、数値が全部1万超えとるしのぅ。


 あとはスキルのほうかの。


【名 前】アサオ・セイタロウ(朝尾晴太郎)
【種 族】たぶん人族
【年 齢】63
【レベル】9
【スキル】属性魔法Lv.‌50 無属性魔法Lv.‌100 時空間魔法Lv.‌100 生活魔法Lv.‌100
     各種異常耐性Lv.‌100 各種攻撃耐性Lv.‌100 無詠唱Lv.‌100
     鑑定Lv.‌80 解体Lv.‌50 農業Lv.‌73 料理Lv.‌23 杖術Lv.‌50
【特 殊】朝尾茶園
【加 護】主神イスリール(極大)
【称 号】界渡り 人間離れ 主神の恩寵おんちょう


 種族が「たぶん」ってなんじゃ? たぶんって。
 年齢は、おぉ、10歳も若返っとる。
 レベルは……さっきレッドベア狩ったから上がったのかのぅ。
 スキルも言ったものは全部ついとるな。農業と料理は日本でやってたから付いてるんじゃろうか?
 スキルはレベル10で一般的、30で職人、50でベテラン職人、80で超一流、100で最高じゃな。
〈朝尾茶園〉はお茶が買えると言ってたのぅ。
 ゲームだと加護は神様からの恩恵って扱いだったんじゃが……
 ん? イスリールは主神じゃったのか。じゃあ一番偉いんじゃな。
 その割には単純な間違いしとったしのぅ。うっかりしんなのかもしれんな。
 称号は何の効果があるか分からんな。まぁどれもなんで付いたかなんとなく分かるから大丈夫じゃろ。


 さて魔法の確認じゃ。
《属性魔法》は風火地水に光闇の六種じゃな。
 どれも使えるのは初期の魔法だけじゃが、さっきの威力を見たらそれで十分じゃろ。
《無属性魔法》に回復、補助、支援が含まれておると。
 この祠の結界のように効果絶大なんじゃろうな。レッドベアみたいな魔物がいるのに入ってこないのが、突破できないほどの防御力の証じゃ。
 回復系に蘇生魔法まではないんじゃな……それでも部位欠損まではなんとかなりそうじゃ。
 補助、支援系はどうじゃ?
 バフ、デバフ共にいいものが揃っておるのぅ。相手に使われたら嫌なモノばかりじゃな。
 まぁそういったモノで立ち回るのは面白いからの。楽しみじゃ。
《生活魔法》は便利そうじゃな。照明、火付け、掃除、洗濯、乾燥などの細々としたことができるとは。
 あと地味ながらも《無詠唱》のスキルがあるのはありがたいことじゃ。
 魔法は格好いいんじゃが、呪文を口に出すのは恥ずかしいからのぅ。イスリール、ぐっじょぶじゃ。
 魔法の名前も言わないで良さそうなんじゃが、完全に無言ってのも味気あじけないしのぅ。なんの魔法を使うか言うくらいなら恥ずかしくないからいいじゃろ。
 これなら無理に戦わなくてもなんとかなりそうじゃ。
 足止め、拘束して逃げてもいいし、状態異常にして逃げるのもありじゃな。それでも向かってくるなら攻撃すれば問題ないじゃろ。
 正当防衛じゃよ、正当防衛。


 さて残るは【無限収納インベントリ】の中身の確認じゃな。
 ほぅ、ステータスと同じようにパネルで一覧表示されるのか。ソート機能まであるとは便利じゃ。
 イスリール、ここもぐっじょぶじゃ。
 食料、装備、テントなどの野営道具、調理用具一式、お金800万リル……は、はっぴゃくまん!?
 イスリールさんや、多すぎんか? まぁケチる神様よりかはいいんじゃろうが、ずいぶん大きな額じゃのぅ。ひと月いくらで生活できるか分からんにせよ、1リル1円としても最初に持つ額じゃないと思うんじゃよ。
 それとも物価が高いのかの? その辺りは街に行ってから要確認じゃな。


 最後は装備じゃ。
 と言いつつも【無限収納インベントリ】から出したのは急須とお茶。
 生活魔法《浄水ウォータ》で水を出して急須に入れ、同じく生活魔法の《加熱ヒート》で急須ごと温める。

「一服してから装備品の確認じゃ」

 ついでに茶請けの煎餅せんべいを出して小腹を満たす。

「ふぅ~。日本人は緑茶じゃのぅ」

 まったり。
 のんびり。

「さて装備じゃ、装備」

 濃緑色のローブ、葉っぱが一枚付いている枝、茶色のエンジニアブーツ、ペンダント、指輪、黒色のとんがり帽子、カーキ色の肩下げ鞄。
 これで一式かの? しかし枝? 杖じゃないのかの?
 枝を手に《鑑定エヴァルア》と念じると、枝の鑑定結果が表示される。
 それと同時に枝は杖に形を変えた。


【名 前】世界樹の杖
【効 果】破壊不可。魔法の威力が上がる。名前、ステータス、効果の全てを隠蔽いんぺい。ただの木の枝
     に見せる。
     使用者固定:アサオ・セイタロウ。


 ん?
 世界樹?
 それって貴重なんじゃ……イスリールさんや、やりすぎじゃないかの?
 ローブ、ブーツ、ペンダント、指輪、帽子、鞄も気になり鑑定すると、どれも破壊不可、使用者固定で高品質の一級品。もれなく隠蔽効果付き。鞄はアイテムボックスになっておって、【無限収納インベントリ】と同じくたくさん仕舞える上、この中では時間が経過しないという優れものじゃ。
 気前よすぎるじゃろイスリール。
無限収納インベントリ】があるのにアイテムボックス? と思ったが、そこは希少性の差を誤魔化す為じゃな。
無限収納インベントリ】持ちは数百万人に一人。対してアイテムボックスはかなり高価ながらそれなりに出回ってるらしいからのぅ。
 貰えるもんは貰うし、使えるもんは使う。
 これは街へ着いたら神殿で祈るべきじゃな。
 でもまず今声に出しておこう。

「イスリール、ありがとう。大切に使わせてもらうからの」

 ステータスと装備の確認はこれで終わりかの。
 近接戦闘はしないほうがいいじゃろな。ステータス的に問題なくてもしたくないわい。

「素直に足止め、拘束からの逃げを基本に『いのちだいじに』じゃな」

 さて方針も決めたことじゃし、街に向かうとするかの。
 地図は【無限収納インベントリ】に入ってなかったし、何かないものかのぅ。
 そこで出しっぱなしだったステータス画面が目に留まる。そのはしにマップ機能のタブを見つけた。現在地と周囲の地図が表示され、拡大縮小も出来る便利仕様じゃった。
 イスリール、またしてもぐっじょぶじゃ。
 今いるのがこの森のこの祠で……ほほぅ、ここはジャミの森と言うんじゃな。
 一番近くの街だと……南東にあるスールの街かのぅ。距離は分からんが目見当めけんとうだとここじゃな。
 よし目的地も決まったんじゃ。明日はスールの街に向かおう。
 今夜はこの祠で過ごせば安全なはずじゃ。
 ならあとすることは食事と睡眠じゃな。
無限収納インベントリ】からすぐつまめるものをみつくろう。
 夜更けまでのんびりまったり一服タイムは続くのじゃった。


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