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遊戯
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神発暦1200年
「あぁ、もうそろそろ飽きて来た。さすがに英雄が強大な魔獣やダンジョンマスターを打ち倒すのも見飽きて来たなぁ、なにか面白いこと起きないのかな、とくに戦争とか起きればいいのに200年前からパッタリやんじゃったし、なんでこうも平和なんだろう」
暗い空間で一人の少年が愚痴を言っていた。
「最終戦争は楽しかったなぁ、終わった後も別の戦争しようとしたら、捕まっちゃったし。・・・そういえば」
少年がそういうと、近くにあった水晶に声をかけた。すると水晶が光り出した。
「ねぇ、【アルキー】聞こえる」
「なんだ、聞こえている」
「【アルキー】もさ、こんなとこに閉じ込められて暇でしょ」
「我を汝と一緒にするな【オンター】。私は好きでここにいるのだ。行こうと思えばいつでも向こうの惑星に行ける」
「そんな、つれないこと言わないでさぁ、ぼくね、すっごく暇なんだ。だからさ、何かいい案ないかなって思って話しかけたんだけど」
「お得意の【神の子】でも作って戦争させればいいだろう」
「それがさぁ、最近監視が厳しくてなかなか作れないんだ。なにかいいアイテムないかな?」
「はぁ、監視をどうこうすることは無理だが、昔【フォー】がいた世界の人間でも呼んでみるか、500年くらい前に作ってみたのがあったはずだ」
「ホントに!、それ面白いかも、貸して」
「今送る」
「ありがとう、この恩は必ず返すね」
「いらん、汝は仇で返すからな」
「そんな、つれないこといわないで。って、もう切ってるし」
少年がそう言うと水晶は光を失っていたが、その前には、魔法陣の書かれた一枚の紙が置かれていた。
「よし、これで少しは楽しくなるのかな」
少年がそう言うと、闇の中に消えていった。
「あぁ、もうそろそろ飽きて来た。さすがに英雄が強大な魔獣やダンジョンマスターを打ち倒すのも見飽きて来たなぁ、なにか面白いこと起きないのかな、とくに戦争とか起きればいいのに200年前からパッタリやんじゃったし、なんでこうも平和なんだろう」
暗い空間で一人の少年が愚痴を言っていた。
「最終戦争は楽しかったなぁ、終わった後も別の戦争しようとしたら、捕まっちゃったし。・・・そういえば」
少年がそういうと、近くにあった水晶に声をかけた。すると水晶が光り出した。
「ねぇ、【アルキー】聞こえる」
「なんだ、聞こえている」
「【アルキー】もさ、こんなとこに閉じ込められて暇でしょ」
「我を汝と一緒にするな【オンター】。私は好きでここにいるのだ。行こうと思えばいつでも向こうの惑星に行ける」
「そんな、つれないこと言わないでさぁ、ぼくね、すっごく暇なんだ。だからさ、何かいい案ないかなって思って話しかけたんだけど」
「お得意の【神の子】でも作って戦争させればいいだろう」
「それがさぁ、最近監視が厳しくてなかなか作れないんだ。なにかいいアイテムないかな?」
「はぁ、監視をどうこうすることは無理だが、昔【フォー】がいた世界の人間でも呼んでみるか、500年くらい前に作ってみたのがあったはずだ」
「ホントに!、それ面白いかも、貸して」
「今送る」
「ありがとう、この恩は必ず返すね」
「いらん、汝は仇で返すからな」
「そんな、つれないこといわないで。って、もう切ってるし」
少年がそう言うと水晶は光を失っていたが、その前には、魔法陣の書かれた一枚の紙が置かれていた。
「よし、これで少しは楽しくなるのかな」
少年がそう言うと、闇の中に消えていった。
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