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巨大な黒竜と、あの男との再開
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「結局俺は…………弱い、ままなのか……!」
どこか震えた声音でアイゼンが呟いた。
ギリギリと歯を軋ませ、その瞳には激しい怒り。
その目は俺に向けられているようで、でも俺を見ていない。
「アイゼン、あなたを人に戻す。あの時のマザー・ゴブリンも人に戻った」
「…………」
「アイゼン」
押し黙るアイゼンに俺は声をかける。
「アイゼンは橋を渡って向こうに戻って。ヘルやこちら側に来てしまった冒険者達は俺がどうにかする」
「ダメだ。帰れない」
「アイゼン」
「行かなきゃいけない。助けなきゃいけない奴らがいるんだ」
アイゼンは次いで顔をひきつらせた。
心底嫌そうに。
それでも必死に絞り出すように言う。
「頼む。俺も、連れていってくれ……さい」
取って付けた“ください”の“さい”。
表情も態度も言い方も。
俺に頼むのがそんなに嫌か、と思う反面。
それでもアイゼンが助けたいという人達とはどういう存在なんだろう。
「分かった」
俺は冒険者や兵士と騎士を残して2人で先に進むと決めた。
闇の壁を解除する。
俺はアイゼンを連れて先へと向かった。
俺達の間に会話はない。
何度か声をかけたけどアイゼンは答えなかった。
周囲は黒い岩肌に代わり、岩の裂け目から青い炎が噴き出していた。
同時に時折遺跡のような人工物とその残骸が散見されるようになる。
遠くに目を向けると、地底にも関わらず尖った岩山が並んでいた。
その陰から────巨大な竜の首。
「!?」
驚愕する俺とアイゼン。
あそこまで巨大な魔物は見たことがなかった。
フェンリルやさっき見た黒蛇竜も巨大な部類だけど、あれはその非じゃない。
黒蛇竜に似た風貌だけど額には大きな角があり、その肌を覆う鱗の1枚1枚が家のような大きさでこの距離からでも分かる。
あまりの巨体。
もしやあれがフェンリル、ヘルに並ぶ魔物──ヨルムンガンドなのか。
謎の黒竜は俺達にはまだ気付いていないようだった。
そしてその顔に火球や水球がぶつかる。
交戦中か。
でも竜が巨大過ぎて、まるで小さな飛沫を浴びているようにしか見えない。
まるで効いてる様子がなかった。
巨大な黒龍は水晶のような無機質な瞳で見下ろしていた。
その顔面目掛けて立ち上ったのは光の柱。
これだけの距離にも関わらず曇り一つなく輝いて見えるのは間違いなく上位属性である光の奔流だ。
俺はその攻撃に見覚えがあった。
あそこにいるのか。
「リーンハルト……!」
俺はその名前を口にして怒りに震えた。
クレイモアの柄を強く握りしめる。
俺とアイゼンは先を急いだ。
すると道中には黒蛇竜。
それも1体や2体じゃない。
そして巨大な黒龍に近づくほどに黒蛇竜の数が増えていく。
俺は闇を纏わせたクレイモアでそれらを薙ぎ払いながら先へ。
そして俺はついにその男と再開を果たす。
巨大な黒龍と対峙し、黒蛇竜にも囲まれた集団の中心にその男はいた。
周囲には闇払いを行う騎士達。
その中心に立つ男を中心に光。
光の柱。
無数の光矢。
大きな光刃。
光が形を変えて黒蛇竜達を退けるが、徐々に押されてきている。
そして黒蛇竜の1体が光の攻撃を掻い潜った。
操る光がそれを迎撃しようとするけど、黒蛇竜の伴った闇によって乱れが生じて。
放たれた光の刃は軌道を逸れ、黒蛇竜を掠めただけ。
俺は暗黒に染まったクレイモアを振りかぶって跳んだ。
騎士達の前へと躍り出る。
背後からは突然のことで騎士達が悲鳴を上げた。
闇をたなびかせる俺の姿は魔物のようだろう。
どこか懐かしいリアクションだなと自嘲気味に笑いつつ、俺はクレイモアで十字を描く。
「『黒き十字を抱きて眠れ』」
放たれた交差する斬撃が迫り来る黒蛇竜を斬り裂いた。
その威力は衰えることなく、その後続をまとめて薙ぎ払って岩山に深い爪痕を刻む。
「お、お前は……!?」
驚愕を露にするその男に俺は肩越しに振り返った。
男は普段撫で付けているブロンドの髪がぼさぼさになり、青い瞳には疲れが滲んでいて。
だけどその忌々しい顔はあの日のままだ。
「久しぶりだな、リーンハルト」
俺の胸の奥には炎のような激しい怒り。
だけど声には氷のような冷たさがあった。
俺は周囲の闇を操作。
リーンハルトを中心に闇を晴らす。
「こ、これは……!!」
リーンハルトから溢れ出す光がその輝きを増した。
俺が現れた事への驚きより、闇による干渉が消えて自身の力が強まった事に意識が移る。
「素晴らしい。これほどまで光が安定したことはない!」
リーンハルトは高揚した様子で叫んだ。
光を操り、周囲の黒蛇竜を一掃する。
さすがは光の属性。
俺のアシストがなければこうはならなかったけど、対闇において光はやはり強い。
「…………これはもしや、お前が?」
リーンハルトはようやく俺の助力に気づいた。
自分を避けるように操られた闇が俺によるものだと気付く。
「まさかこんな使い方が」
リーンハルトの瞳がギラリと光った。
欲にまみれた濁った瞳で俺を見て。
「提案がある」
リーンハルトは未だ健在な巨大な黒龍を警戒しつつ俺に言う。
「お前の力を認めよう。誉れある聖騎士団の末席に再び──いや、私の右腕にしてやろう! これほどの栄誉があるか!」
「断る」
俺はすかさず言い放つ。
どこか震えた声音でアイゼンが呟いた。
ギリギリと歯を軋ませ、その瞳には激しい怒り。
その目は俺に向けられているようで、でも俺を見ていない。
「アイゼン、あなたを人に戻す。あの時のマザー・ゴブリンも人に戻った」
「…………」
「アイゼン」
押し黙るアイゼンに俺は声をかける。
「アイゼンは橋を渡って向こうに戻って。ヘルやこちら側に来てしまった冒険者達は俺がどうにかする」
「ダメだ。帰れない」
「アイゼン」
「行かなきゃいけない。助けなきゃいけない奴らがいるんだ」
アイゼンは次いで顔をひきつらせた。
心底嫌そうに。
それでも必死に絞り出すように言う。
「頼む。俺も、連れていってくれ……さい」
取って付けた“ください”の“さい”。
表情も態度も言い方も。
俺に頼むのがそんなに嫌か、と思う反面。
それでもアイゼンが助けたいという人達とはどういう存在なんだろう。
「分かった」
俺は冒険者や兵士と騎士を残して2人で先に進むと決めた。
闇の壁を解除する。
俺はアイゼンを連れて先へと向かった。
俺達の間に会話はない。
何度か声をかけたけどアイゼンは答えなかった。
周囲は黒い岩肌に代わり、岩の裂け目から青い炎が噴き出していた。
同時に時折遺跡のような人工物とその残骸が散見されるようになる。
遠くに目を向けると、地底にも関わらず尖った岩山が並んでいた。
その陰から────巨大な竜の首。
「!?」
驚愕する俺とアイゼン。
あそこまで巨大な魔物は見たことがなかった。
フェンリルやさっき見た黒蛇竜も巨大な部類だけど、あれはその非じゃない。
黒蛇竜に似た風貌だけど額には大きな角があり、その肌を覆う鱗の1枚1枚が家のような大きさでこの距離からでも分かる。
あまりの巨体。
もしやあれがフェンリル、ヘルに並ぶ魔物──ヨルムンガンドなのか。
謎の黒竜は俺達にはまだ気付いていないようだった。
そしてその顔に火球や水球がぶつかる。
交戦中か。
でも竜が巨大過ぎて、まるで小さな飛沫を浴びているようにしか見えない。
まるで効いてる様子がなかった。
巨大な黒龍は水晶のような無機質な瞳で見下ろしていた。
その顔面目掛けて立ち上ったのは光の柱。
これだけの距離にも関わらず曇り一つなく輝いて見えるのは間違いなく上位属性である光の奔流だ。
俺はその攻撃に見覚えがあった。
あそこにいるのか。
「リーンハルト……!」
俺はその名前を口にして怒りに震えた。
クレイモアの柄を強く握りしめる。
俺とアイゼンは先を急いだ。
すると道中には黒蛇竜。
それも1体や2体じゃない。
そして巨大な黒龍に近づくほどに黒蛇竜の数が増えていく。
俺は闇を纏わせたクレイモアでそれらを薙ぎ払いながら先へ。
そして俺はついにその男と再開を果たす。
巨大な黒龍と対峙し、黒蛇竜にも囲まれた集団の中心にその男はいた。
周囲には闇払いを行う騎士達。
その中心に立つ男を中心に光。
光の柱。
無数の光矢。
大きな光刃。
光が形を変えて黒蛇竜達を退けるが、徐々に押されてきている。
そして黒蛇竜の1体が光の攻撃を掻い潜った。
操る光がそれを迎撃しようとするけど、黒蛇竜の伴った闇によって乱れが生じて。
放たれた光の刃は軌道を逸れ、黒蛇竜を掠めただけ。
俺は暗黒に染まったクレイモアを振りかぶって跳んだ。
騎士達の前へと躍り出る。
背後からは突然のことで騎士達が悲鳴を上げた。
闇をたなびかせる俺の姿は魔物のようだろう。
どこか懐かしいリアクションだなと自嘲気味に笑いつつ、俺はクレイモアで十字を描く。
「『黒き十字を抱きて眠れ』」
放たれた交差する斬撃が迫り来る黒蛇竜を斬り裂いた。
その威力は衰えることなく、その後続をまとめて薙ぎ払って岩山に深い爪痕を刻む。
「お、お前は……!?」
驚愕を露にするその男に俺は肩越しに振り返った。
男は普段撫で付けているブロンドの髪がぼさぼさになり、青い瞳には疲れが滲んでいて。
だけどその忌々しい顔はあの日のままだ。
「久しぶりだな、リーンハルト」
俺の胸の奥には炎のような激しい怒り。
だけど声には氷のような冷たさがあった。
俺は周囲の闇を操作。
リーンハルトを中心に闇を晴らす。
「こ、これは……!!」
リーンハルトから溢れ出す光がその輝きを増した。
俺が現れた事への驚きより、闇による干渉が消えて自身の力が強まった事に意識が移る。
「素晴らしい。これほどまで光が安定したことはない!」
リーンハルトは高揚した様子で叫んだ。
光を操り、周囲の黒蛇竜を一掃する。
さすがは光の属性。
俺のアシストがなければこうはならなかったけど、対闇において光はやはり強い。
「…………これはもしや、お前が?」
リーンハルトはようやく俺の助力に気づいた。
自分を避けるように操られた闇が俺によるものだと気付く。
「まさかこんな使い方が」
リーンハルトの瞳がギラリと光った。
欲にまみれた濁った瞳で俺を見て。
「提案がある」
リーンハルトは未だ健在な巨大な黒龍を警戒しつつ俺に言う。
「お前の力を認めよう。誉れある聖騎士団の末席に再び──いや、私の右腕にしてやろう! これほどの栄誉があるか!」
「断る」
俺はすかさず言い放つ。
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