奇想天外！？集う人々の学園生活

一年四月、入学

二日目#7、建築構想やってみた。

　指定された場所は何も無い空き地だった。その広さはなんと！ちょっとした平屋ひらやが建つような広さじゃないか！
「ッざっけんな！笑えねぇ冗談だよ！やべぇなこの学校！？入学した生徒に二日目で家を建たせるってバカなのかよ！？」
　近隣住民なんぞには目もくれず馬鹿大きい声で一通り自分の学校を馬鹿にした真司は一旦落ち着いた。
「こんな企画考えたの本当に誰だよ…でも、やれって言われたら従うしかないか。はァ…」
　家の造りかたなんぞ知らない真司は想像を始めた。家の組み立て・・・・方を。

━━━ワンルームになるが作るか。柱は9本で足りるな？風呂なしになるが…まぁ近くの銭湯行くこと前提で作るしかねぇな…良し。構造は練った。あとは作るだけだ。想像としてはこんな感じだ。黒い点が柱、赤い線が壁、青い線が扉だ。

あとは構想通りに作るだけ…はァ…。
　気づけば辺りは日が落ち、暗くなっていた。
　真司は気を緩めてEarthを付けると制作期間が表示されていた。
「残り10日…明後日には造り終わると思うし余裕だな。明日に備えてもう帰るか…」
　ため息をつきつつ真司は、絶望と希望を抱きつつ更に構想を練りつつ帰路を辿った。