龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

クラゲ散歩

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ハルト

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父のスッキリした顔を見て。

「あら。セイ見て。父さん正気に戻ったみたいよ。」

「そんな感じだね。」

マノが2人の会話を聞いて。
「どういう事だ?正気に戻るはずがない。あの薬を飲み続けて、戻った者はいない。用無しになった者は今も…そのままの状態か狂ってあの場所いるのだ。使い魔が報告しているから、間違いがない。なのに。なぜだ?」

その様子を見て、ルナは笑いながら。

「ふふ。私が作ったある薬をね。あなたが長年に渡って、父に飲ませていた薬と入れ替えたのよ。誰とは言えないけど。この城にはね。あなた達を憎んでいる人もいるのよ。その人達の協力もあって、上手くいったのよ。あ。その人達は、今日決行すると話。朝早くこの城から出ているわよ。それぞれ故郷に帰って、報告するみたい。涙を流しながら感謝されたわよ。これで…復讐ができると。あなた達。何をしたのかしらね~?ふふ。あの薬の副作用で、効くまで長い時間がかかったけどね。」

魔女マノは、悔しそうにルナを睨んでいた。

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