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ハルト

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そうだ。思い出した。

私の妻は、番であるリリア。
そして~母はクロエ。

目の前にいるのは、リリアと私の子供。双子のセイとルナ。

私達は、幸せな家族だった。

龍国での事が終わり。母の故郷であるリーア国に住み。
私は女王陛下の専属護衛騎士として、仕事をしていた。

確か~ある日。

女王陛下に呼ばれ、執務室に行くと。魔女マノもいた。

「この薬を毎日飲むように。」と言われたのだ。

女王陛下の近くに仕える者は、[必飲む]と決められているそうだ。

最初は疑っていたが。他の専属護衛騎士も、同じ薬を飲んでいるのを確認できたので。飲む事に疑問を持たなくなった。

よくよく考えれば、おかしかったのだ。

専属護衛騎士の女王陛下にたいする…異常なほどの忠誠心。

いつも一緒(夜も部屋の中)にいる…異常な行動を。

誰もが…それが当たり前のように

あれは…男娼に近い。

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