龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜

リリア

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どれくらい経ったのだろうか？

私は、涙を流していた。

マノが「大丈夫か？そなたの運命は、いろんな人の手によって翻弄されていりる。そなたの番は、ハルトの父であるザナ王だったのだ。それをハルトと認識させたのだ。すまない。その効力も本当の番同士が出会って、切れたのだ。なので。ハルトは番の女王陛下のもとに。これは、仕方がないことなんだよ。それとな。番同士でしか子供ができないのだか～ある禁句魔法(うそ)でな。」

下を向いているリリアに、マノは「それと。実の両親と姉についても…あんな事になるとは、思わなかったんだよ。私達は、止めたんだが～。どうしてもこの計画をと、クロエが言い出してな。クロエの復讐のために(涙)」

「そんな。あんな事を母様と
ハルトが…(涙)私はどうしたら。母様が、私の家族のかたきなの？復讐のためには、私を利用して…。ハルトも知っていて。」

(マノは、リリアを見ながら。
混乱しているわね。あの水晶には、都合が良いように改ざんしているのよ。あと。もうひといきね。)

「リリア。まずは落ち着いて。
そうだわ。このお茶を飲むと、落ちついて冷静になるわ。」

リリアは、一口飲んだ。

「美味しい。ありがとうございます。」頭の中に、モヤがかかる。

「それは、良かったわ。」と
マノの笑顔を見て。
この人の言う事は[全て正しい]とその時は思った。