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398 〜オーガストとイエナ〜罠③
しおりを挟む「なにをしている。止めなさい。会ったばかりの見知らぬ私のために。関係ない君が、抱かれる必要はないだろう?確かに。抱いて発散するのが1番だが。」
「これもなにかの縁です。それに(ぽっ)私はあなたを救えるのなら、私の初めてをあなたに捧げも悔いはありません。罪悪感をもたなくていいです。私も…なにも求めません。治療を受けると思って、私を抱いて下さい。」ウルウルと上目遣いしながら、オーガストの手を握った。
「ハァハァ。本当にいいんだな?後悔はしないか?優しく抱いてやれないぞ。」
「(嬉しそうに)はい。あなたになら、どんな風に抱かれても。私は~。」
「はい。そこまで。」
バサ 入口が開いたと同時に。
ビューと音がして、イエナの体に縄がグルグル巻いていた。
ザバーンと[香りの木]も水浸しになっていた。
「ちょっと。なにをするのよぉ~(怒)」
床にイモムシみたいに転がっているイエナが文句を言っていた。
「(ニヤニヤ)オーガスト。お疲れ様。」
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