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444話
しおりを挟む「どうだった。すばる?」
「あやめに聞いたらな。最近、完成したそうだ。前々から研究をしていたみたいだ。(あおいのためか。)なんでも。強制的に番にされて苦しんでいる女性からの依頼があって。ついでに円満解消にも使えるから、何本か作ってあったらしい。だから。直ぐに必要なら、送ってくれると言っていたぞ。」
「それは、凄いな。送ってもらうか?」
「お願いします。」
「その薬は、片方が飲めばいいんですか?」
「2人が飲むそうだ。相手が嫌がる場合は、無理やりかな。
あやめが言うには、この薬を使うには慎重に考えなければいけない。円満ならいいけど。片方が自分勝手の理由で、解除するのはどうかと。それほど番の繋がりは、重大だと。依頼人は、相当ひどい目にあっているらしくてさ。その話を聞いて(体中痣だらけ。痩せすぎ。)生死に関わるから受けたそうだ。解除したらあやめの町風で保護するみたいだ。」
「どうして~そんな目に。」
「花雪。それを聞いてもかわらないか?」
「はい。セツさんには申し訳ないけど。もし。私が番として結婚したら~まだ決定ではないけど、相手の方と赤ちゃんに悪いわ。私が、セツさんを好きなら違うかもしれないけど。嫌なので(ハッキリ)」
「そうか。花月様。よろしくお願いします。花雪。届いたらいつにするか決めよう。」
「はい。ありがとうございます。」
「俺はあやめに連絡しておく」
「「「私達は帰ります。」」」
「俺は今から、ハッキリさせてくるぞ。憂鬱だ。」
「ファストさん。俺が村まで送りますよ。」
「助かります。」
「それでは~みんな。」
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