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443話
しおりを挟むそれから~少しの間。文句の嵐だった。
「だから。女性なれしていたのね。」
「ベタベタしてくるし、甘い言葉を囁くし。」
「初対面で、あれはないわよね。」
「もしかして~他にもいるんじゃない?」
「「ありえる~。」」とグチグチ言っていた。ところところに
「「「運命の番。どうせならファスト様だったら良かったのに~。」」」
ファストは「え?俺?」と少し恥ずかしそうにしていた。弟の悪口を言われているが、仕方がないと納得していた。
終わらなそうなので細雪が。
「本題に入るが、もし番を解除できたらするか?」
即答で「はい。したいです。できるんですか?」
「まだ。わからないが。今。花月に、そういう薬を開発できないか聞いてもらっている。」
「本当ですか。もし駄目でも、結婚はしません。ファスト様ごめんなさい。弟なのに。」
「いや。弟がまねいた事だ。俺達が甘かったんだよ。今回の事で、両親も怒っていたからな。反省してくれれば~いいんだか。駄目なら俺が鍛え直す。」
「ほどほどで。(同情はしないけど。ファスト様が本気だしたら、凄そうだしね。)」
花月が応接室に戻ってきた。
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