~まるまる 町ごと ほのぼの 異世界生活～

400話 ドワーフの村④

「今日のお守りは、離さず持っているんだぞ。使う日が～来ない日を願うがの～。」

「そろそろ時間じゃ。楽しい時間は、あっという間じゃの～」

「とても楽しかったです。
また。来てもいいですか？」

「ほほほ～。大歓迎じゃ。今度はゆっくりと教えるぞ。町でもいいが。ここのほうが、いろいろと揃っているしな。」

「「ありがとうございます」」

「さぁ～バス風に、行こう。」

その時。

「ファイ師匠。お待ち下さい」と一人のドワーフが呼び止めた。

「ニトルどうしたのじゃ？あ、この者は。わしらが町にいるときにな。工房をまとめている、ニトルだ。」

「あ。はじめまして。ニトルと申します。みなさんが体験の時は、急な用事があり留守にしていました。いつも師匠達がお世話になっています。」みんなに頭を下げた。

「「こちらこそ。いつもありがとうございます。」」

「ニトル。なにか用事があったのでは？」ファイが聞くと。

ニトルは思い出したかのように
「師匠ちょっとすみません。」と耳元でゴニョゴニョ言っていた。

少しファイの顔つきが、変わった。

「すみません。用事が出来たので、わしはこのまま村にいます。すまんがコールト。みなさんとバス風に乗って町に帰ってくれ。できればだか。遠野様か花月様にお願いして、村に帰って来てほしい。頼んだぞ。」

「兄さんわかった。それではみなさん。バス風に乗って下さい。」

ファイの様子が気になったが「行こう。」とみんな乗り、あっという間に町に着いた。

出迎えてくれた細雪達に、挨拶をして解散した。

コールトは遠野に、瞬間移動で村に送ってもらった。