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390話 ダンジョン④
しおりを挟む50階に到着したとたん。
今までの、ダンジョン内の空気と雰囲気が変わった。
岩かげから、巨大な黒ヘビのしっぽの先が見えた。そして。
よーく見ると。遠い場所から、舌を出しながらこちらを見ているヘビの頭があった。
普通の冒険者なら、腰を抜かして動けなくなりそうだが~普通でないこの4人は。
霧生がじーっと見ながら「ここからでも~あの大きさ。相当な大きさなヘビなんでしょうね。口を開けたら、私達を一口で食べられそうですね。」
(霧生さん。なぜあんなに冷静なんだ。確かに俺達も、今までもっと危険なのと戦ってきたから驚きはしないが。)
「そうだな。あの長い体で巻かれたら、抜け出すのも大変だろうな♪」(なぜ楽しそうに話す。遠野。それもなぜこちらを見る。花月。)
「骨も何本か折れそうだな。そうだ。花月。試しに巻かれてみるか?お前なら1本か2本ぐらいですむかもよ♪それに折れたって、直ぐに治せるしな。
(遠野をチラッと見た。)」
「ハァ~なに言っているんですか?なぜわざわざ危険をおかして、骨を折りにいくんですか。行きませんよ。やりたかったら、自分で体験してきて下さいよ。なぁ~いぶき。そうだよな。」
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