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374話
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レインの宣言通り、森の泉の前で婚礼の儀式をおこなった。
花嫁衣裳姿のしずくにレインは
「しずく。きれいだよ。」
「ありがとう。レインもカッコイイよ。」としずくは真っ赤になりながら言った。
その仕草が可愛くて抱き締めたいと思ったが、父カームが目で(後でたくさんすればいい。まずは終わらせろ。)と訴えていた。
そうだな。早く終わらせようと、儀式に集中した。
それを見ていたつばきは~
(しずく。この後が大変よ。頑張って。)とエールを送った。
そのまま、エルフになる儀式に移り無事終了した。
しずくは、見た目は変わらなかった。
どこか変わったのかと探していると。
左手の甲に、エルフに伝わる魔法陣が印としてあらわれていた。
カームがそれを見て
「ほう。これは珍しいな。しずくも、魔法が使えるようになったぞ。レインに教わってもいいし、遠野様たちにお願いしてもいいかもな。」
「わぁ~本当ですか♪
やった~誰に教わろうかな♪」
「しずくは俺が教える。他の者は駄目だ。」と後ろから抱きしめていた。
「え~。」
つばきはそれを見て「なんで。私は髪の色なのよ~。私も魔法を使いたい。」
「ふ。なぜだろうな。」カームが意味深な感じに笑っていた。
そして目が笑ってなく「つばきに、魔法は使えるようにはしないよ。わかるよな。」と抱き締められ「わからないわよ~。」と暴れていた。
レインは二人の部屋として、新しく与えられた部屋に3日間籠もって出てこなかった。
つばきが、怒ってやっと出てきた。
元気なレイン。
ぐったりなしずく。
その二人を見て「カームと一緒だわ。」と嘆いていた。
ひょこっと出て来たカームが
「私達は、一週間籠もったよな。」クク。
レインはそれを聞いて、不満そうに「え~父上本当ですか~それならしずく、今から続きを」
しずくは素早くつばきの後ろに隠れて「お義母さんは、これを一週間も。」ブルブル
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