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367話
しおりを挟む「学。この子がしずくだ。明日から、図書館の仕事を手伝ってくれるぞ。嬉しいだろう。」
「え。本当ですか?やっとですね。あ。嬉しすぎて自己紹介を忘れてたよ。
僕の名前は、月野 学。図書館の司書をして働いているよ。
前々から誰か人を雇ってほしいと頼んでいたのに。町長が雇ってくれなくてね~。だから、しずくが来てくれて嬉しいよ。
これからよろしく頼むよ。」
手を出した。
「はい。よろしくお願いします。頑張ります。」と握手をした。
「学。明日から頼むぞ。しずくは~今から商店街に行って、生活に必要な物を用意しておいで。霧生は、しずくの買い物については行ってくれ。」
「わかりました。」
「え。そんな忙しいのに、付いてきてもらうなんて。悪いですよ。1人でも大丈夫です。」
「しずくさん。私が一緒は嫌なんですか?」霧生が悲しそうな顔をした。
するとしずくは焦って
「そ、そんな事はないですよ。一緒で嬉しいです。よろしくお願いします。」
「それは良かったです。」
ニコッとイケメンスマイルにクラっとしたしずく。
「霧生。買った物の請求は俺のところに回してくれ。あと荷物は持ってやれよ。」
「わかりました。」
二人のやり取りを聞いて。あ、そうか…私お金を持ってないから。だから細雪町長は、霧生さんを。ありがとうございます。
「学さん明日からよろしくお願いします。細雪町長、遠野さん、花月さんお世話になります。霧生さんよろしくお願いします。」と頭を下げた。
「さぁ~行きましょうか。たくさん買っても良いですよ。どうせ細雪様が払うんですから。」
「はい。たくさん買います♪」
「霧生~。」
細雪の事は気にせず、二人は買い物に出かけた。
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