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328話

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たつきが時間を見て

「智風。俺そろそろ仕事に戻らないといけない。一度仕事を始めると、なかなか町に帰って来れない。両親と天音の事をよろしく頼む。」

「わかっている。妻と義理の両親だ。大事にする。心配するな。」

「ありがとう。」

「それより。異世界に来ているのに、町に帰って来れるだけでもすごいよな。」

((確かにそうだな。本当なら二度と会えないはず。))

「あいつから守ってくれ。」

「あ~ぁ。手出しはさせない。俺が必ず守る。」

「お兄ちゃん。私も負けないよ。智風にぃと一緒に戦うよ」

「そうだな。(天音の頭を撫でる)父さん母さん、天音。おじさん達もいってきます。」

「「いってらっしゃい。」」

みんなに見送られ、たつきは四季のもとに戻った。

「このままみんなで、カフェでお茶して帰りましょう♪」

「そうだな。みんないるしな。せっかくだから、今後の話をしよう。」

ぞろぞろとカフェに向かった。

結局、会話が弾んでお昼の時間になり、昼食を食べてから解散をした。

帰り歩いていると町の人からは「おめでとう」の声

友達からも「天音。おめでとう。幸せになってね。」と声をかけてくれた。

「智風が嫌になったら、俺のところに~」と言いかけた智風の友人に「ハァ~なんか言ったか?」と睨んだら「冗談だよ。ハハ(泣)なんでもないよ。」と怯えて逃げていった。

そんな感じで町を歩いていると、2人がいつか住む家に着いた。(他の家族は、自分たちの家に帰った。)

家の中に入り、まだ家具もないリビングで「ふふ。智風にぃ。私幸せだよ。」

「天音。もうにぃじゃないだろう。」

「あ、そうだね。智風さん。」

「違うよ。智風。」

恥ずかしそうに「智風。」

「よく言えたね。」と言われ
おでこにチュとされた。
顔を赤くしていたら

「俺も幸せだ。愛している。」と再度おでこにチュとしてきた。そして~直ぐに唇にキスをした。智風との始めての唇でのキスに天音はパニックいると、智風がニヤリして「かわいいね。天音。」と今度は深いキスをされた。

フラフラになった天音を抱きしめながら「ごめん。天音。我慢できなかったよ。」

「も~智風ったら~知らないんだから…(小声)愛しています。智風。ずっと一緒にいてね。」


2人は家の中を見ながら、どんな家具を置こうかとか、ここでの生活を想像しながらいた。

「またな。天音。」

「うん。またね。旦那様チュ」
走って行ってしまった。

智風は「え~」と顔を真赤にしながら座ってしまった。




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