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313話 さくらとレオン
しおりを挟むレオンは機嫌が良かった。
隣に、自分とお揃いの色の浴衣風を着たかわいいさくらが、ニコニコしながら手を繫いでいたからだ。(宰相は別行動)
招待状がきた時は~さくらを外に出したくなかったので、断ろうとした。
しかし、さくらが「私。レオンとお揃いの浴衣風を着て、祭りデートをしたいわ。」と言われてついつい参加を決めてしまった。
細雪からは、あらかじめ浴衣風が城に送られてきた。着付けはどうするかと思っていたが~
さくらが「私できるわよ。」と言ってさくらが着せてくれた。
「レオンカッコイイわ。惚れ直しちゃう。ふふ。」と言われた。あ~今すぐ○○したい。
ダメだ。我慢しないと。それに
さくらの新たな一面が見えて、幸せを感じた。
2人で食べ歩き(生きている中で初めて)なんて経験した事がなかったが、愛する者とするのは楽しい。
さくらが「私。レオンとこんな風にデートできて嬉しい♪
これからも、たくさんデートしたいわ。」と言われた。
王としてなかなか自由にはいかないが、たまには良いかもな。
今度はどこに、連れて行ってやるか。考えるだけでも楽しい。
機嫌が良いレオン見てさくらは~あ~良かった。祭りに来られて。あの時、手紙に気がついて良かったわ。
ふふ。レオンとこうやってデートできるのは嬉しいわね。
浴衣風姿、やっぱりカッコイイわね。着付けも学校で習って良かったわ。こんな時に、役にたつなんて。
あ~なんだか、ギュッとしたくなったわ。
急にさくらがレオンにギュッと抱きつくと「さくら~」とギュッと返した。
「へへ。レオン~。」それを見て「さくら。人のいない場所に今すぐ行こう。」ともう我慢できないレオンが言うと。
さくらがキョロキョロと誰かを探していた。
「さくら。どうした?」
「ニーナとつばき達は、どこにいるのかなぁ~と。なかなか会えなかったから。久しぶりに会いたいのよ。あ。月と星にいるわ。レオン行こうよ。」
レオンがムラムラしている風だったので、レオンを少し下に屈んでもらい耳元で「城に帰ってからね。ふふ」と甘い声で言ってから、レオンの手を引きながら急いだ。
「さくら~そんなにこの私を煽る悪い子は~クク。城に帰ったら覚悟しておくんだそ。」
さくらは真っ赤になっていた。
「(わかって煽ったのか。)
あ、そんなに急ぐと危なぞ。」
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