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271話 リリスとなつめ①
しおりを挟むいろいろあって(家出/連れ去り)久しぶりに2人はデートをしていた。
楽しいひと時を過ごしたあと、ベンチに座った。
なつめが「25日に、町で祭りをするんだ。その日、リリスの両親に町に来てほしいんだ。
そして、結婚をいつにするか決めたいと思う。どうかな?」
なつめがリリスを見ると、暗い顔をしていた。
「リリスどうした?会わなかった日が続いたから、もしかして俺の事が嫌になった?」と
なつめが聞くと。
リリスは慌てて「そんな事あるわけないわ。結婚は嬉しいわ。なんだけどね。私、なつめさんに言わなきゃいけない事があるの。今まで幸せ過ぎて忘れていたんだけどね。」
なつめが「話してごらん。」
「あのね。私達エルフは、長寿なの。私となつめさんは、生きる時が違うの。」
「そうか~そうすると、俺の方が先に亡くなるのか~。そうだな。あまり気にしていなかったが、そういう問題があるんだな。」
「そうなのよ。族によっては違うんだけど。エルフは長寿だから。」
「リリスはどうしたい?俺と別れたい?」
「それは、嫌よ。なつめさんと別れるなんてしたくない。」
「俺もだよ。」
リリスは少し考えてから~
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