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250話

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サーラは、フクロウのストラップを出して、みんなに渡した。

「これはなんですか?」 

「ふふ。そのストラップに願えば、いつでもここに来れるわよ。避難場所にでも使って。
遊びに来てもらっても良いわよ。一つ一つに名前を刻んであるから、他の人には発動しないようにしてあるから、安心してね。つばきは、しずくに渡して。
さくらには、手紙と一緒に送っておくわ。」

「「ありがとう。」」

「じゃ~残りの一週間。
 楽しく過ごしましょうね♪」

「「賛成♪♪」」


手紙を受け取った人々

エルフの森

「あと一週間で、カメリアが帰ってくる。約束通り儀式を準備して、帰った日に名前を戻そう。」

「良かった。早く会いたいです。」


巨人族の村

「やっと帰ってくる。思うことがあるが、まずは~帰って来てくれれば~。」

「花雪が帰ってくる。俺の所に。」
 
ダードンとザーラドは無言。


つきがさ町

「「花雪に会える。」」

「お姉ちゃん…」


ある宮殿では、宰相が王に
サーラからの手紙を渡した。

そして「やっと、手かがりを掴んだぞ。今は、油断しているはずだ。」

近くにいた女性に指示をした。
そして、消えた。

他の者にも指示を出した。

黒い笑みを浮かべながら。
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