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242話 作戦会議②
しおりを挟む細雪が「そうだ。なにかあっても王が許すと許可が出たので、安心して計画がたてられるぞ。多少の無茶もいけるだろう。」
「「それは良かったです。」」
「まずは結界ですよね。14日には外から入れないのであれば、その前に島に入らないといけませんよね。全員では流石に難しいと思うんですが。」
「島の中から、結界に穴をあけることはできませんか?」
「そうだな。どのくらい強い結界かわからないが、俺の開発したこのマットを使おう。このマットの範囲内は、結界が張れないようになっている。オリオンの力が強すぎたら駄目かも知れないが、試してみる価値はあると思う。成功したらそこから潜入できる。もし駄目な場合は、先に島にいる者たちに頼むことになるけどな。」
「そうだな。やってみよう。
たつきは島に残っている。
先に、誰が行くかだな。そうだなぁ~時雨、レイン、遠野頼めるか?もし島に入れなかった場合。お前たちなら、大丈夫だろう?」
「そうだな。なんとかなるとは思うけどな。当日、俺とすばるで宴に参加して注意をそらすか。もし駄目なら、1人で宴に参加するよ。」
「その方が、他の者が動きやすいかもな。レインにはスリープで周りを眠らせてもらえるしな。」
「私は、しずくから何日も離れたくはないが。しずくから天音を救出するのに協力するように言われている。それに~ご褒美を用意していると言われたら、やるしかないしな。」
「「しずく流石だ。
レインを上手く操ってるぞ」」
「島に入ったら、たつきと合流してくれ。第二夫人のイリスを誘導して、天音の居場所に案内させてもいい。たつきがそういう魔法を使える。」
「そういえば。たつきって、天音の兄のたつきですか?」
「そうだ。今、天音の為に戻っている。」
「たつき、懐かしいなぁ~ずいぶん会っていない。まさか、こういう時に会えるかもしれないとはなぁ~。」
「それでは3人は先に島へ。
残りの者は当日に島へ。
全員入れなら、たつきと合流。遠野と花月は宴。他は天音を探す。見つけしだい町に帰ってこい。みんな頼んだぞ。」
「「はい。」」
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