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237話 海の民④ ルアンとテレーネ
しおりを挟む父が帰ったのを、確認をした
ルアンは「テレーネ。やっとここまできたよ。あ~会いたかったし、こんな風に触れたかった。」
ルアンは、抵抗をしない(できない)テレーネを抱きしめた。
そして~夢にまでみた口づけをした。
思い通りに、体が動かせない天音の心の中では(やめて。嫌。
私はテレーネじゃない。でも~私は誰?誰なの?頭がぼーっとしてわからない。)
「テレーネ。テレーネ。
あ~なんて甘いんだ。」執拗に口づけをしてくる。
唇から首筋に。そしてとうとう胸まで到達した。
テレーネも(嫌。やめて。見ないで~)
紐をほどき服を少し開いた。
そして左胸を見てニャッとした。なんてキレイな胸なんだ。そこに印がついている。俺のだ。興奮したルアンは、印の周りに口づけをして、赤い花びらをたくさんつけた。
満足したルアンは、再度、唇に深い深い口づけをした。
もうろうとしているテレーネを横抱きして、違う部屋に連れて行った。
ベッドに寝かせながら
「ここが、テレーネが婚礼の日まで過ごす部屋だよ。毎日、俺も通うから寂しくないだろう。婚礼の日までに、この赤い花びらがどのくらい増えるかなぁ~テレーネに仕える使用人がいるから、不便ではないよ。離れるのは嫌だけど、一日でも早く一緒になれるように、日取りの話をしてくるよ。(チュ)良い子にしているんだよ。」
ルアンは帰って行った。
天音は
(愛し合ってなんかいない。
気持ち悪い。怖い。嫌。
お願い誰か助けて~。)
意識がなくなり、眠りについた
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