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200話 さくら②
しおりを挟む2人がそれぞれ戻った。
王に報告をして、レオンがさくらに話をした。
報告は2人とも同じで、最初は寝込んで会えない。私の愛しい妻の寝ている姿を他人に見せられない。など言っていたそうだ。確かに。2人の溺愛は有名なので、そうかと思ったらしいが、いつもと違う慌てぶりに疑問を持ったらしい。そして、王妃が心配で心を痛めていると伝えると、観念したのか家を出ていったと言ったそうだ。
私は演技をして
「そ、そんなぁ~2人が信じられない~」と言ってレオンの方に倒れた(わざと)
レオンは慌てて
「さくら、さくら大丈夫か。医者を呼べ。今すぐだ。」
それからは、慌ただしかった。
レオンは、さくらを抱えベッドへ。直ぐに医者が来て、さくらを診察。体に異常はなく、
いなくなったショックとストレスと言っていた。
(ストレスは本当だしなぁ~)
弱々しく「レオン、私は大丈夫です。しかし、1人になる時間が欲しいです。部屋の中にいる時は、1人にさせて下さい。」
泣きながら訴えた(嘘なき)
医者もなにか察したのか
「そのほうが、良いと思います。」と後押しをしてくれた。
「わかった。部屋の時のみ1人でいても良い。
それと、カームとバドにも早く2人を見つけるように伝えよう。こちらも探すのに、協力をしよう。」
(え~協力はしなくてもいいよ。でも、それを言うと怪しまれるしなぁ~。)
「ありがとう。レオン。」
(みんな、ごめんね。少しでも長く自由を楽しんでね。)
やった~1人の時間ができた。これで連絡しやすいよ。
~小さくガッツポーズをした。
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