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199話 さくら①
しおりを挟むさくらは1人(周りにはいるけど)
庭園でお茶を飲んでいた。
本当なら、お茶会の日だったが、ニーナもつばきも彼女らの夫から、体調不良で欠席と連絡を受けた。
今頃、なにをしているかなぁ~
ハァ~私も行けば良かった。
悲しげな顔をしていると
周りにいる護衛や侍女達は、
「さくら様、友人の2人が体調不良で欠席なので、心配なさっているのね。なんてお優しいんでしょう。」
「そうだな。ニーナ様、カメリア様とお茶会の日を楽しみにしていたからな。」
勝手に解釈していた。
さくらは、今度は行こうかな。どんな感じか連絡してみよ。
バレないようにしないと、いけないわね。
どうにかして
[2人は家を出ていった]
というのを
[私が知ってしまう]
状況にしないと駄目ね。
どうやろうかなぁ~。
さくらは少し考えて~そうだ。
少したってから、再度手紙を送ろう。そして、まだ体調不良と言われたら、心配だから城の者に様子を見に行ってもらおう。
フフ。そうなれば~隠せないしね。そうしよう♪
部屋に来たので早速、レオンにお願いしたら「さくらは優しいな。」と言われた。
(そんな事を言われると、少し罪悪感があるよ。)
さくらは再度、ニーナとカメリア宛に手紙を送った。
返事は(ま、当たり前だけど)2人の夫からだった。
まだ、体調不良で回復していない。
回復した時に、手紙を書きますなど書かれていた。
レオンに手紙を見せた。そしてエルフの森、巨人の村に1人ずつ様子を見に行ってもらとた。
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