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143話 ダードンの告白

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来てくれるようになってから、一週間以上たった。

「オヤジ、そろそろ告白しようと思うんだ。」

「そうか。ザーラドは駄目だったが、ダードンお前は頑張れよ。他の者に取られる前に、告白したほうが良い。」

ザーラドは、告白する前に失恋した。でも、まだ諦めていないみたいだが。

オヤジがアクセサリーはと言うので、ネックレスを見せた。
そしたら、まじないを掛けてくれた。
告白の場所は、ムーンフラワーでしろと。
あ、グロウが花雪さんに、告白したところか。

明日、決行しよう。
早めに眠った。

次の日になり、村に行かずに、そのままムーンフラワーに、彩葉さんを連れて行った。

彩葉さんは、なぜここに来たのか、不思議そうにしていた。
それでも、キレイな花を見て喜んでいた。

そして~ダードンは
「彩葉さん。初めて会った時から、好きでした。俺と結婚して下さい」

「付き合ってないのに、結婚は無理です。」と彩葉はハッキリ伝えた。

ダードンは慌てて
「結婚を前提に付き合って下さい」と言い直した。

彩葉は考えて「結婚を前提は難しいかな。まず、付き合うのはいいけど。」

ダードンは嬉しそうな顔をした。
そして、持ってきたアクセサリーを出そうとした時

「それと、私、アクセサリー嫌いなのよね。」

「え。」

「花雪や村の女性。あなたのお母さんを見ていたけど~ジャラジャラつけていたでしょう。私は無理。
私にみんなのようにしろと言うのであれば、まだ恋愛感情のない時点だし断るわ。」

「しかし。アクセサリーの数は、愛情の重さで~。」

「それじゃ~無かったことにして。それを受け入れてくれる人と、付き合って。じゃ~さようなら。」と
帰ろうとすると。

ダードンは慌てて「わかった。アクセサリーはしなくていいから、
付き合って下さい。」必死に彩葉に言った。

「もし、私に強制をしたら~別れるからね。」

ダードンは「わかったよ。」と渡すはずだったネックレスをしまった。

彩葉は、可哀想だけど、あのジャラジャラは無理。それに、花雪から嫌なことはハッキリ言った方が良いとアドバイスもらったしね。
ありがとう。花雪。

それから少し会話をした。
今日は帰ると言って、町まで送ってもらった。

ダードンは家族に付き合うことと、アクセサリーの事を説明した。

父は「そうかぁ~」と

母は「彩葉さん凄いわ。」と絶賛していた。
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