~まるまる 町ごと ほのぼの 異世界生活~

クラゲ散歩

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138話

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巨人族の収穫祭から、なぜか杏果は巨人族の村に、通っていた。

グロウさんから、畑や果物について学ばないかと誘われた。

興味があったので、教わることにした。樹も興味があるので、グロウさんに樹も誘っていいかと聞いたら「ごめん。今回は、杏果だけで」と言われた。

なぜなんだろう??

それになぜか、ザーラドさんがつきっきりで教えてくれる。

悪い人ではないし、丁寧にわかりやすく教えてくれる。

ただ、私を見るあの目が少し怖い。

行きはグロウさん。帰りはザーラドさんが、町の入口まで送ってくれる。

それが、一週間続いた。

そろそろ 学ぶのも良いかなと思いグロウさんとザーラドさんに「明日で終わりにします。一週間ありがとうございました。」とお礼を言った。

グロウさんは「わかった。また、学びたくなったら言ってくれ。いつでも歓迎するぞ。」

ザーラドさんには「明日、時間をくれ」と言われた。

いつも通り町の入口まで送ってもらい、家に帰る途中、偶然 はなさんに会った。

はなさんに話を聞いてもらおうと「今、少し良いですか?」と聞いたら、私も話がしたかったと言われた。
スノウのカフェに行った。

私は、はなさんには、巨人族の村に学びに行くのを明日で終わりにすること。ザーラドさんの事。今までの事を話した。

そしたら、やはり~という顔をされた。

「実はね。ザーラドさん杏果が気になるみたいなのよ。」

「え~私に。なんとなくそんな気はしましたが、まさか~本当に。」

「話を聞く限り、焦って明日、告白しそうね。」

「そんな~困ります。」

花雪は杏果に

◇告白されても、好きではなかったら断ること。
◇曖昧なことは、言わないこと。
◇相手が傷つくと思っても、自分の気持ちを偽らないこと。
◇アクセサリーを渡そうとしても、受け取らないこと。

言われた。
杏果が好きならいいけどね。
重い愛だからと笑っていた。

はなさんと別れて家に帰り、自分の部屋で、今までの事を考えた。

ザーラドさんは、良い人だと思う。
しかし、恋愛感情はない。

頭の中に浮かぶのは、樹だ。
そうなんだ。やっとわかった。
私はいつも隣で笑っている樹が好きなんだ。
誰かが、樹の隣で笑っていたら嫌だよ。
よし。この気持ちに気がついたし、告白をしよう。
言わないほうが後悔するしね。

そう思っていると

「杏果。樹が来ているわよ。」と声がした。
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