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66話 巨人族の村⑦
しおりを挟む2人の姿を見て
グロウ母は(ハァ~どうだったか想像がつくわ。私と同じ。なんでやる事が似ているのかしら。)ジロッと夫を見る。
花雪の両親は、花雪どうした。なにかあったのか?娘の心配をしていた。
グロウはもうお構いなしに、花雪を横抱きにしながら座った。
花雪は、少しボーッとしながら、グロウから抜け出そうとモゾモゾ動いていたが、力の差がありどんどん力を強くされたので、諦めた。
お互いの両親も諦めながら、気を取り直して、グロウと花雪に話をした。
グロウ父「花雪さんの気持ちの整理がつき、心配事がなくなるまで、婚約期間をもうけることにした。
花雪さんは、それで良いかな?」
花雪「はい。ありがとうございます。」
グロウはさっきまでは、早く結婚に賛成だったオヤジが変わってしまって、不服そうに「いつまでですか?」
グロウ父「わからない。グロウ、お前が花雪さんと寄り添い、解決すれば直ぐになるぞ。お前次第だ。(あれをお前にも教えてやる。母さんには内緒だ。)」
グロウ「わかりました。早くなるように頑張ります。(もしかして、兄さん達の時にも使ったあれか。)」
花雪は「ありがとうと、グロウ」と体を預けてくれた。
母達は、のほほ~んとしていた。
(これからも、いろいろありそうね~。)
そのあとは、グロウ母の手料理をご馳走になり、少し村を案内してもらい、お開きになった。
グロウが町まで送り帰った。
花雪達が帰った後
兄達が来て、どうだったと聞いた。
父「しっかりとした、嫁だったぞ。」
母「カワイイし、グロウにぴったしだったわよ。」
兄達「「それは良かったな。」」
月野家
深雪「お疲れ様。どうだった?」
「「「強烈だった」」」
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