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64話 巨人族の村⑤
しおりを挟む「その事だがな、花雪、身長の事は問題ない。」と薬の瓶を出した。
花雪がそれは?
「これは細雪町長に相談をして、身長を止める薬。身長を自由に決められる薬などを作ってもらったんだ。これを飲めば、1つ解決できるぞ。」グロウはどれを飲もうか考えている。
グロウ父は「それがそうか~よくやった」と喜んでいる。
花雪父は複雑な顔。
グロウは、これだと身長を止める薬を飲もうとした。
その時
花雪が怒った顔で「私に何も相談せずに、勝手に決めないでよ。」と外に飛び出した。
グロウは今まで見たことのない花雪に、オロオロ。
両親は、いつも穏やかな花雪のあんな怒った顔を初めて見たと、お互いの顔を見ていた。
そんな状況の中
グロウ母が「なにオロオロしているの。早く、花雪さんを追いかけてきなさい。そして、謝りなさい。」
グロウは慌てて、花雪を追いかけに外に出た。
ニーナ「あなたも、いい加減にしなさい。花雪さんや両親の気持ちも考えて。清春さん、紗雪さんごめんなさいね。ここの男達はこんな感じなのよ。」申し訳なさそうにしていた。
バドも溺愛している妻から怒られ、さっきまでの勢いもなく「すまなかった。あまりの嬉しさで焦りすぎた。すまんが、今後の事についての話し合いをしてもらえるか。」
清春「そうですね。」
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