~まるまる 町ごと ほのぼの 異世界生活~

クラゲ散歩

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32話 グロウ デート そして...グロウ帰宅⑤-1

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=グロウ村に帰宅=

「オヤジ、帰ってきたぞ。」

父「どうだった、と聞かなくてもわかるな。お前のその顔をみたら。」
グロウ「うまくいった。」あの時の事を思い出し、顔が緩む。
父「良かったな。」自分のことの様に喜んだ。息子が6人いて、一番下のグロウは、性格が似ていて、昔の自分を思い出させる。

「ブレスレットも、受け取って貰えた。」
「お前が、出会った日から毎日少しずつ作って完成して、わしが、まじないを掛けたブレスレットか。」
「オヤジが、告白の時に手作りの身につける物をプレゼントすると教えてくれからな。まじないをつけて。それに、ムーンフラワーで告白することも。」

「わしら巨人族は、代々手作りをして、それに、代々村長だけが受け継ぐ、まじない(身に着けた者がどこにいるかわかる)をかけた物を告白の時に渡す風習がある。わしもお前の母に告白する時に、手作りの首飾り(当時の村長の父にまじないを頼んで)を渡したぞ。」
「結婚した時、指輪を渡して外れないようにしてある。お前も結婚したら、指輪も渡しておけよ。それには違うまじないを掛けてやるからな。」
グロウは「今から、直ぐに準備するよ。アドバイスありがとう。いろいろ教えてくれよ。」
父「なんでも、聞け」

☆この村の巨人族の男は、独占欲が強く、嫁に来る者には、どこにいるかわかるような、まじないを掛けた身に着ける物を贈る風習があり、飾りの数が多いほど愛情が深いといわれる。ま、逃げられないようにするためである。逃げても直ぐに見つかる。逃げたあとの仕置きが怖く、一度逃げた者は2度と逃げない。
まじないは代々村長のみに受け継がれている。自分たちの都合が良いまじないをいくつか受け継ぐ。

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