33 / 525
31話 グロウ デート そして...花雪帰宅④
しおりを挟む=花雪=
花雪「ただいま~♪」
深雪「おかえり、デートどうだった?」
花雪「報告は、着替えて、夕食の時にね♪」とふふふ~鼻歌を歌いながら自分の部屋に行った。
深雪は「お姉ちゃん、あんなにご機嫌なんだし、さては~なにかいい事あったな♪聞くのが楽しみ♪お母さん~今日のご飯何?早く食べた~い♪」とキッチンにいる母に話しかけた。
7時になり、4人で食卓に座り「「いただきます。」」と食べ始めた。
深雪が「お姉ちゃん、どうだったの?」早く聞きたくてしかたがない。
母も「お母さんも、どうだったか聞きたいわ♪」
父は、無言で モグモグ食べていた。
花雪は、今日の楽しかった話。お弁当の話。意外なグロウさんの一面が見えた話。花がとても素晴らしくて感動した話をした。
母と深雪は、「そうなんだ~。へぇ~。」とニコニコしながら聞いていた。楽しそうに語る花雪を見て、今日のデートがとても良かったんだと喜んだ。
父は、耳を傾けながら、無言でモグモグ食べていた。
それで~恥ずかしそうに「グロウさんに告白されて、結婚を前提に付き合うことになりました。」えへ。
それを聞いて、今日初デートで告白&プロポーズみたいなことしたの?グ、グロウさん早くないか?と深雪は思ったけど、今までの2人のやり取りを見ていたし、グロウさんの遊びではなく真剣に考えていることに、好感をもてるし、浮気しなそうだしね。母も同じようなことを考えていたみたい。父は違うこと考えていたみたい。
「「それは、おめでとう。」」
母が「今度、グロウさんこちらの家に連れてきなさい。いつも八百屋でしか会ってないしね。」
花雪が「そうだね。家に来た事ないしね。今度、聞いてみるね。でも、結婚はまだしないと思うよ。だって、今日が正式に付き合った日だし、まさか~さすがにグロウさんも、すぐとは考えてないよ。2~3年後ぐらいじゃないかな?」お互いに浮かれているけど、落ち着けばそれくらいになるんじゃないかな。
浮かれながらの意外に冷静な花雪である。
母と深雪は「そうだよね~すぐとは言わないよね~。」母は「さあ、食べましょう。」と笑っていたけど~
私は、内心。こちらの結婚状況がわからないのと、グロウさんすぐに行動を起こしそうなんだよね。お姉ちゃんもし
かして、凄い人に捕まったかも....。
父は「… …」複雑な顔をしていた。
娘の喜んでいる姿みて、良かったと思っている。前々からお互い好意を持っていたのも見ていて分かった。特にバレないようにしていたみたいだが、グロウの花雪にたいしての執着を感じていた。
グロウは、よく働くし、性格もいいし好感の持てる青年だ。2人で八百屋を継いでくれれば良いとは思う。ただ、問題がある。異世界人はいいとして、問題は、彼が巨人族だということだ。そもそも育った環境の違いは、世界が違うから仕方がない。巨人族の人たちに花雪が受け入れられるかもわからない。
一番は身長だ。今、彼は2メートル。(花雪は160㎝)まだ、成長中らしい。これからどんどん大きくなり、いろいろ問題が発生するだろう。子供の問題など。
まだ先かも知れないが、結婚する前に、今後のどうするのかをグロウと真剣に話をしなくては。そして巨人族の村を見にいき両親に会いに行かなくては。
父は、決意した。娘の幸せのために。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる