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31話 グロウ デート そして...花雪帰宅④
しおりを挟む=花雪=
花雪「ただいま~♪」
深雪「おかえり、デートどうだった?」
花雪「報告は、着替えて、夕食の時にね♪」とふふふ~鼻歌を歌いながら自分の部屋に行った。
深雪は「お姉ちゃん、あんなにご機嫌なんだし、さては~なにかいい事あったな♪聞くのが楽しみ♪お母さん~今日のご飯何?早く食べた~い♪」とキッチンにいる母に話しかけた。
7時になり、4人で食卓に座り「「いただきます。」」と食べ始めた。
深雪が「お姉ちゃん、どうだったの?」早く聞きたくてしかたがない。
母も「お母さんも、どうだったか聞きたいわ♪」
父は、無言で モグモグ食べていた。
花雪は、今日の楽しかった話。お弁当の話。意外なグロウさんの一面が見えた話。花がとても素晴らしくて感動した話をした。
母と深雪は、「そうなんだ~。へぇ~。」とニコニコしながら聞いていた。楽しそうに語る花雪を見て、今日のデートがとても良かったんだと喜んだ。
父は、耳を傾けながら、無言でモグモグ食べていた。
それで~恥ずかしそうに「グロウさんに告白されて、結婚を前提に付き合うことになりました。」えへ。
それを聞いて、今日初デートで告白&プロポーズみたいなことしたの?グ、グロウさん早くないか?と深雪は思ったけど、今までの2人のやり取りを見ていたし、グロウさんの遊びではなく真剣に考えていることに、好感をもてるし、浮気しなそうだしね。母も同じようなことを考えていたみたい。父は違うこと考えていたみたい。
「「それは、おめでとう。」」
母が「今度、グロウさんこちらの家に連れてきなさい。いつも八百屋でしか会ってないしね。」
花雪が「そうだね。家に来た事ないしね。今度、聞いてみるね。でも、結婚はまだしないと思うよ。だって、今日が正式に付き合った日だし、まさか~さすがにグロウさんも、すぐとは考えてないよ。2~3年後ぐらいじゃないかな?」お互いに浮かれているけど、落ち着けばそれくらいになるんじゃないかな。
浮かれながらの意外に冷静な花雪である。
母と深雪は「そうだよね~すぐとは言わないよね~。」母は「さあ、食べましょう。」と笑っていたけど~
私は、内心。こちらの結婚状況がわからないのと、グロウさんすぐに行動を起こしそうなんだよね。お姉ちゃんもし
かして、凄い人に捕まったかも....。
父は「… …」複雑な顔をしていた。
娘の喜んでいる姿みて、良かったと思っている。前々からお互い好意を持っていたのも見ていて分かった。特にバレないようにしていたみたいだが、グロウの花雪にたいしての執着を感じていた。
グロウは、よく働くし、性格もいいし好感の持てる青年だ。2人で八百屋を継いでくれれば良いとは思う。ただ、問題がある。異世界人はいいとして、問題は、彼が巨人族だということだ。そもそも育った環境の違いは、世界が違うから仕方がない。巨人族の人たちに花雪が受け入れられるかもわからない。
一番は身長だ。今、彼は2メートル。(花雪は160㎝)まだ、成長中らしい。これからどんどん大きくなり、いろいろ問題が発生するだろう。子供の問題など。
まだ先かも知れないが、結婚する前に、今後のどうするのかをグロウと真剣に話をしなくては。そして巨人族の村を見にいき両親に会いに行かなくては。
父は、決意した。娘の幸せのために。
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