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44話
しおりを挟む今、私はアロエさんと家のキッチンで、教わりながら果物を使ったケーキを作っている。
いつも通り、アロエさんが果物を持ってきてくれた時に、感謝の気持ちを込めて何かプレゼントをしたいと相談したら、アロエさんが「今、美味しい果物があるから、ケーキはどうかしら?」作りかを教えてくれるというので、お願いした。
作りながら「喜んでくれるかなぁ~。(いぶきさん)」
「あおいちゃんの感謝の気持ちがこもっているケーキ、きっと喜んでくれますよ。自信もって。」
「うん。アロエさんありがとう。」
2人で作ったケーキは美味しかった。近くにいたアルさんにも味を見てもらったら、美味しいと言ってもらった。
「そうだ、あおいちゃんの部屋を見せてもらっていいかしら?女の子の部屋見てみたいのよ。うち、3人息子だったから。なぜか孫も男の子しかいなかったのよ。」
「いいですよ。こちらです。」
「ありがとうね~。」アロエは、あおいの後ろをついていった。
アロエは部屋を見て、やっぱり女の子の部屋はいいわね~としみじみ言って「よかったら、これもらってくれる?ここに置いてもらえると嬉しい。」と小さな猫の置物をくれた。
「かわいい~ありがとうございます。大事にします。」ベッドの横に置いてある小さいテーブルに置いた。
「ケーキを作る日の果物は、ケーキに合う果物を持ってくるから、いつ作るか連絡を下さいね。」
「ありがとうございます。連絡しますね。気をつけてかえってくださいね。」あおいは手を振っていた。
アロエは帰って行った。聞こえない声で(あおいちゃん ごめんね)
アロエは家に帰り、今日の事を夫のコリウスに話した。
コリウスも今日で、頼まれたものは、全部終わったと話した。
=2人は申し訳ないと心の中で謝った=
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