白猫？に導かれて～私は けして 運命から 逃れられない～

40話

9月１０日さくらがレオンのところに行ったと夏季から報告された。

無事に終わったかぁ～とイスの背にもたれ掛かっていると。
「四季様、月の間に桔梗様から連絡が来ています。」
「わかった。今行く。」ため息をつきながら立ち上がった。

「あおいに関してはあれから、あまり進んでないぞ。」

「四季、みぞれから～レオンが無事に運命の番を手に入れたと聞いたんだが本当か？」

「あ～そうだ。今日、夢の中の花畑から連れて行ったぞ。」四季が言うと。

「その～夢の中の花畑なんだが、私には使えないか？」

「そうだな、やってみないとわからないが～私の力を使えば使えると思うが～。」

「本当か。それなら頼む。」桔梗は必死だった。

「しかし、私の力をはじくものがあると無理だ。何度かあおいがいると思われる、このは研究所に向けて力を送ってみたが、一瞬入ったと思ったらすぐに弾かれた。中に入ることができない。力を中に送れれば、中の様子がわかるんだが、それほど大きな力（結界）で守られている。それをどうにかしないと無理だ。」

「なんとかならないか？」

「そうだな、今、力を合わせて中に入れる方法を解明しようとやっているんだが、まだ、時間がかかりそうだ。」

「こっちも、協力するからさぁ～早くあおいに会いたいんだよ。」

「そうだな、結界の中に入ることができれば、あとは問題ないんだが。」

「私は、配下に[このは研究所]を監視させておく。」そう言ってプチーンと通信を切った。



※夢の中の花畑＝運命の番や片方が望んだ時に、この花畑（特別な場所）で出会えるようになっている。
　　　　　　　　望まれた方は、夢の中