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21話 四季学園 8月10日
しおりを挟むあれから足取りも、何もわからずのまま(監視カメラの映像を確認しても、あおいの両親で間違いなかった。次の日は、外出しないで家にいたと報告があった。)とうとう8月10日(約束の日)になってしまった。
「どういうことなんだ。お前たちの情報網でも無理なんて、今までになかったぞ。それに、桔梗たちにもわからないとは。」
「力不足ですみません。」森影は見つけられない悔しさで、手のひらの色が変わるぐらい強く握りしめていた。
夏季が「こんなに見つけられないのは、異世界に行っているか、魔法を使って外からの力を遮断しているかでしょうね。」そんなことないでしょうけどね。
四季が「それかも知れない。」
夏季は「え~そんなことできる人、確かに、この学園にはいるけど。」
「可能性はゼロではない。あおいの周辺をもう一度、細かく調べろ。家族や親族もだ。」
わかりました。
森影は、今度こそと決意を新たにして戻って行った。
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5万文字ちょっとの短めのお話で、テンポも早めです。
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